ラブライブ SS ことり「穂乃果ちゃんを怯えさせます」

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――放課後 教室――

 

ことり「もう一度言うからよく聞いてね、ここは――――」

 

穂乃果「分からないよぉ」

 

ことり「ゆっくり考えたらきっとわかるよ、だからがんばろう?」

 

穂乃果「穂乃果には無理だよ~。こんなことより練習――」

 

ことり「」ダン!

 

穂乃果「っ!?」ビクッ

 

穂乃果「こ、ことりちゃん……?」

 

ことり「宿題忘れたらまた怒られちゃうよ?だから早く終わらせよ、ねっ?」

 

穂乃果「う、うん…………」

 

穂乃果「……………………」

 

穂乃果「……あの、ことりちゃん?」

 

ことり「んっ、どうしたの?」

 

穂乃果「――さっきの、その……」

 

ことり「」ダン!

 

穂乃果「ひっ!」ビクッ

 

ことり「おしゃべりは後にしよっか♪」

 

穂乃果「う、うん、そうだね!」

 

穂乃果「………………」ビクビク

 

穂乃果「……ご、ごめんことりちゃん。ここの解き方、もう一回教えてくれる……?」

 

ことり「」ガン!

 

穂乃果「!」ビクッ

 

ことり「うん、もう一度説明するね」

 

穂乃果「い、いま……机を蹴って――」

 

ことり「穂乃果ちゃん、今度はちゃんと聞いておかないと……ね?」

 

穂乃果「!う、うん!」

 

穂乃果「……………………」ビクビク

 

ことり「//」ゾクゾク

 

穂乃果「…………」チラッ

 

ことり「」ニコッ

 

 

――帰り道――

 

ことり「今日の練習も疲れたね~」

 

穂乃果「うん…………」

 

ことり「宿題、間に合って良かったね」

 

穂乃果「あっ、うん!ことりちゃんのおかげだよ!」

 

ことり「穂乃果ちゃんが最後まで頑張ったからだよ」

 

穂乃果「あはは………………」

 

ことり「♪~♪♪」

 

穂乃果「……………………」

 

ことり「」ドン!

 

穂乃果「ひぃ!」ビクッ

 

ことり「穂乃果ちゃん、なんだか元気ないね?大丈夫?」

 

穂乃果「だ、大丈夫だよ!疲れただけ、こんなに元気だよほら!」ブンブン

 

ことり「そっか」ニコッ

 

穂乃果「……………………」

 

 

――高坂家――

 

穂乃果(ことりちゃん、なんだかいつもと違うような気がする……)

 

穂乃果(……気のせいかな……ことりちゃんはいつも優しいし…………)

 

穂乃果(明日になったら、大丈夫だよね…………)

 

 

――待ち合わせ場所――

 

海未「穂乃果、今日も遅いですね」

 

ことり「そうだね~」

 

穂乃果「ごめん、遅くなっちゃって!」タタタ

 

海未「まったく、時間にルーズなのはダメですよ」

 

穂乃果「えへへ、はーい」

 

ことり「………………」ハァ

 

穂乃果「!…………ごめんなさい」

 

海未「?どうしたのですか穂乃果、私たちそんなに怒っていませんよ」

 

穂乃果「うん…………」

 

穂乃果「……………………」チラッ

 

ことり「穂乃果ちゃん、いこっ♪」

 

穂乃果「……………………」ビクビク

 

ことり「//」ゾクゾク

 

 

――部室――

 

海未『弓道部の方に用がありますので、先に部室に行っておいてください』

 

穂乃果「……………………」

 

ことり「海未ちゃんは掛け持ちだから大変だね」

 

穂乃果「そ、そうだね」

 

穂乃果「……………………」

 

穂乃果「……あ、あのね……ことりちゃん?」

 

ことり「んっ、どうしたの?」

 

穂乃果「な、なにか……その……穂乃果に怒ってる?」

 

ことり「」ドン!

 

穂乃果「っ!」ビクッ

 

ことり「そんなことないよぉ、どうして?」

 

穂乃果「……い、今、さっきの――」

 

ことり「」ドカン!

 

ことり「この机なんだか小さいなぁ」

 

穂乃果「……………………」ビクビク

 

ことり「穂乃果ちゃん、何か言った?」ニコッ

 

穂乃果「……なんでもないです…………」

 

ことり「//」ゾクゾク

 

 

――帰り道――

 

海未「みんなで帰るのも久しぶりですね」

 

ことり「そうだねぇ」

 

穂乃果「……………………」

 

海未「……?穂乃果、どうかしたのですか?」

 

穂乃果「」ビクッ

 

穂乃果「ううん……ごめんなさい……」

 

海未「?」

 

ことり「」ニコッ

 

穂乃果「うぅ…………」ジワッ

 

 

――高坂家――

 

穂乃果「……………………」ビクビク

 

雪穂「お姉ちゃん、そんなところにいたら掃除の邪魔だよ」

 

穂乃果「」ビクッ

 

穂乃果「……ごめん、部屋に戻ってるね」タタタ

 

雪穂「えっ……あっ、お姉ちゃん」

 

雪穂「………………?」

 

雪穂(なんだか怯えてたような…………)

 

 

――待ち合わせ場所――

 

穂乃果「お待たせ……」トコトコ

 

海未「穂乃果!?今日は早いですね」

 

穂乃果「うん…………」

 

穂乃果「……?ことりちゃんは?」

 

海未「もうすぐ来ると思いますが……その前に穂乃果」

 

海未「あなた最近、様子がおかしくないですか?」

 

穂乃果「っ!そ、そんなことないよ!」

 

海未「なんだか普段より元気が無いように思います」

 

穂乃果「……………………」

 

海未「……ことりと、喧嘩でもしたんですか?」

 

ことり「海未ちゃんおはよう――……っ!?」

 

海未「ことり、ちょうどいところに」

 

海未「ことりの口から教えてください、穂乃果と喧嘩でもしているのですか?」

 

ことり「そ、それは…………」

 

ことり(まずいよ……いじわるしてたことがばれちゃう……)

 

穂乃果「――ううん、喧嘩なんてしてないよ」

 

ことり「!?」

 

海未「穂乃果……しかし――」

 

穂乃果「穂乃果とことりちゃんが喧嘩なんてするはずないでしょ、海未ちゃんの勘違いだよ」

 

ことり「穂乃果ちゃん…………」

 

海未「ふむ……それもそうですね。穂乃果はまだしも、ことりが喧嘩などするはずありません」

 

海未「ことり、あらぬ疑いをかけてしまいすいません」

 

ことり「う、ううん………………」

 

穂乃果「さぁ、早くいこっ」ニコッ

 

ことり(穂乃果ちゃん……どうして……)

 

 

――部室――

 

穂乃果「……………………」

 

ことり「穂乃果ちゃん」

 

穂乃果「……………………」ビクビク

 

ことり「もう意地悪しないから、教えて?」

 

ことり「どうしてことりのことかばったの?」

 

穂乃果「…………ううん、かばったんじゃないよ」

 

穂乃果「ことりちゃんに冷たくされたのは……きっと穂乃果が悪いんだよ」

 

ことり「!」

 

穂乃果「ことりちゃんに甘えて、なんでもことりちゃんに頼って……」

 

穂乃果「留学騒動の時に反省したはずなのに……ダメだね……穂乃果何にも成長してない……」

 

穂乃果「ことりちゃんをここまで怒らせて……だから穂乃果が悪いの……」ジワッ

 

穂乃果「ことりちゃん、ごめんね…………」ポロポロ

 

ことり「………………!」

 

ことり「穂乃果ちゃんっ!」ダキッ

 

穂乃果「!ことりちゃん……?」

 

ことり「ごめんね、ごめんねっ!」ピェー

 

穂乃果「どうしてことりちゃんが謝るの……ぐすっ……穂乃果こそ、ごめんね」ギュッ

 

ことり(ああ……私の天使…………)

 

ガチャ

 

海未「お待たせしまし――――」

 

ほのこと「……あっ………………」

 

海未「……………………」

 

海未「」

 

海未「……し、失礼しました!」

 

ガチャ タッタッタ

 

ことほの「………………」

 

ことほの「」

 

感想

  1. ^ ^ より:

    このシリーズ好きです
    リクエストですが
    μ’s8対1でほのかをいじめて引きこもってしまう小説を書いて欲しいです
    最後はハッピーエンドでお願いします

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      リクエストありがとうございます♪
      しかし他の方が、『穂乃果「お願いします…嫌いにならないで…」』という^^様のリクエストにぴったりのSSを描いておられますよ♪
      まずはそちらからご覧になってみてはいかがでしょう?

  2. ^ ^ より:

    それはもうみました

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      そうですか……わかりました
      ネタかぶりはあまり好ましくないのでご期待に添えられるかはわかりませんが、リクエストの内容を元にお話を構成させていただきます♪

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