ラブライブ SS 海未「穂乃果をいじめてみます」

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――お昼休み――

 

穂乃果「ことりちゃんがいないとなんだか寂しいね」

 

海未「そうですね。ただの風邪みたいですし、二日も経てば治るでしょう」

 

穂乃果「今日は辛いと思うし、お見舞いは明日にしよっか」

 

穂乃果「さあてと、いただきまーす」パク

 

穂乃果「うーん、今日もパンがうまい!」

 

海未「……………………」

 

海未「穂乃果、良かったら食べますか?」パカッ

 

穂乃果「わぁ、サンドイッチだ!」

 

穂乃果「海未ちゃんが作ったの?」

 

海未「ええ、今朝に作ったのですがつい作り過ぎてしまって」

 

穂乃果「ありがとう!それじゃあいただきまーす!」パク

 

穂乃果「…………んっ!」

 

穂乃果「えほっ、ごほっ!」

 

穂乃果「海未ちゃん……これ苦いよぉ……」ウルウル

 

海未「ハムとチーズ、ピーマンをはさんでいますから」ニコッ

 

穂乃果「ぴ、ピーマン……!」

 

海未「ええ、茹でて半分に切ったピーマンをそのままはさんでみました」ニコッ

 

穂乃果「……う、海未ちゃん、ごめん。穂乃果ピーマンだけは――」

 

海未「」ガン!

 

穂乃果「!」ビクッ

 

海未「すいません、膝が机に当たってしまいました」

 

海未「それで、どうですか?」ニコッ

 

穂乃果「……そ、その、穂乃果、ピーマンは――」

 

海未「」ガン!

 

穂乃果「ひっ!?」ビクッ

 

海未「なんだかこの机小さいですね、ちゃんと足が入りません」

 

海未「おっと、話しの途中に申し訳ありません。それで、味の方は?」ニコッ

 

穂乃果「…………おっ」

 

穂乃果「おいしい、すっごくおいしい!さすがは海未ちゃんだよ!」

 

穂乃果「苦くてパンの味がして、なんだかクセになる味だよ……!」ジワッ

 

海未「そうですか、良かったです」

 

海未「まだまだたくさんあるので遠慮せず食べてください」

 

穂乃果「う、うん……ありがとう…………」グスッ

 

海未「」ニコッ

 

――部室――

 

絵里「穂乃果、大丈夫?」

 

穂乃果「うん……」グッタリ

 

絵里「食べ過ぎてお腹でも壊したの?」

 

穂乃果「ううん、お昼に苦手なものを食べてから気分が悪くて……」

 

絵里「好き嫌いの克服は感心だけど、無理しすぎると逆効果よ?」

 

穂乃果「あはは……これからは気を付けるね」

 

ガチャ

 

海未「失礼します」

 

穂乃果「あっ……海未ちゃん」

 

海未「穂乃果、午後の体育を欠席していましたけどなにかあったんですか?」

 

穂乃果「ちょっと気分が悪くて保健室へ……もう大丈夫だよ、ほら!」

 

海未「ふむ、ならよいのですが……」

 

――ミーティング中――

 

にこ「次のライブはもっとこう――」

 

穂乃果(……………………)

 

穂乃果(…………痛い)

 

穂乃果(さっきから足が痛い……だれかが穂乃果の足を踏んでる……)

 

穂乃果(誰が…………?)チラッ

 

穂乃果(……海未ちゃんの足…………)

 

海未「穂乃果」

 

穂乃果「はいっ!?」ビクッ

 

海未「にこが次のライブの説明をしているのですから、真剣に聞きなさい」

 

穂乃果「ご、ごめん」

 

にこ「まったく、絵里から聞いたわよ。気分が悪いなら今日は早退しなさい」

 

穂乃果「ううん、大丈夫だよ。続けて」

 

にこ「そう?……で、PVのイメージは――」

 

穂乃果「………………」チラッ

 

海未「………………」 ギュッ

 

穂乃果「いつっ…………」

 

穂乃果(海未ちゃん、気付いてないのかな……痛いよ…………)グスッ

 

海未「」

 

――帰り道――

 

海未「」スタスタ

 

穂乃果「」ズルズル

 

海未「さっきから歩き方が変ですね、どうしたんですか?」

 

穂乃果「う、ううん!別に普通だよ!」

 

海未「ふむ……勘違いでしたか」

 

穂乃果(痛い……帰ったら湿布貼ろう……)

 

海未「………………はぁ」

 

穂乃果「海未ちゃん、どうしたの?さっきから元気ないね?」

 

海未「いえ、なんでもありませんよ」ハァ

 

穂乃果「穂乃果で良かったら相談に乗るよ?」

 

海未「……最近、特に思うんです」

 

海未「あの時穂乃果がμ’sをやめるなどと言い出さなければ、いまごろ私たちはもっと楽にラブライブに出場できていたんだなぁ、と」

 

穂乃果「えっ…………」

 

海未「穂乃果さえ足を引っ張らなければ……不人気の穂乃果さえいなければと思うと……はぁ」

 

穂乃果「そ、そんな…………」ジワッ

 

穂乃果「海未ちゃん、なんで……穂乃果のこと、嫌いなの……?」

 

海未「…………そうですねぇ……」

 

穂乃果「うそ…………穂乃果たち、小さい頃からずっと友達だったのに……」ポロポロ

 

海未「もちろん、これからも友達ですよ?これとそれとは話が別です」

 

穂乃果「そんなの嫌だよ……」

 

穂乃果「海未ちゃんごめんなさい……謝るからお願い、穂乃果のこと嫌いにならないで……」ポロポロ

 

海未「うーん、明日からの穂乃果の態度次第ですね」

 

海未「おっと、私はこっちですから。それでは失礼します」スタスタ

 

穂乃果「あっ…………」

 

穂乃果「ひっぐ……ぐすっ…………」ポロポロ

 

――園田家――

 

海未「はぁ……はぁ……!」

 

海未「今日の穂乃果、さいっこうでした!!//」

 

海未「別れの際のあの顔、反則です!//」

 

海未「穂乃果の泣き顔はいつ見ても可愛いですねまったく」ハナヂ フキフキ

 

海未「ふふ、明日が楽しみです」

 

――待ち合わせ場所――

 

穂乃果「海未ちゃん、おはよう……」

 

海未「……………………」

 

穂乃果「ご、ごめんね、遅くなっちゃって」オドオド

 

海未「」ダンッ!

 

穂乃果「っ!?」ビクッ

 

海未「おはようございます、遅刻する前に早く行きましょう」

 

穂乃果「う、うん…………」グスッ

 

――お昼休み――

 

穂乃果「……ね、ねぇ海未ちゃん!」

 

海未「なんですか?」

 

穂乃果「今日の放課後、二人でことりちゃんの家にお見舞いに行こうよ」

 

海未「ふむ……そうですね。では私一人で行ってきます」

 

穂乃果「えっ……ほ、穂乃果も一緒に――」

 

海未「穂乃果は学校に残って明日提出期限の課題を終わらせておいてください」

 

海未「いつも最後は私とことりが面倒を見なくてはならないんですから」

 

穂乃果「……うん……わかった。ごめんね……」シュン

 

海未「わかってくれればいいのです」

 

――放課後――

 

穂乃果「海未ちゃん、待って!」タタタ

 

海未「?」クルッ

 

穂乃果「休み時間に宿題終わらせたから、穂乃果も付いて行っていい?」

 

海未「」ダンッ!

 

穂乃果「っ!」ビクッ

 

海未「ふむ、分かりました……行きましょう」スタスタ

 

穂乃果「う、うん…………」ビクビク

 

――南家――

 

ことり「ハノケチャン、ンミチャン、わざわざごめんね」

 

海未「いえ、気にしないでください」

 

穂乃果「ことりちゃん、大丈夫?」

 

ことり「うん♪熱も下がったし、明日からは学校行けるよ」

 

穂乃果「よかったぁ……」

 

海未「やはり1人でも欠けると寂しいですね、3人が落ちつきます」

 

ことり「ふふ、小さい頃からずっと3人だったもんね♪」

 

穂乃果(……海未ちゃん)

 

穂乃果「…………穂乃果も、ことりちゃんや海未ちゃんと一緒にいていいの?」

 

ことり「えっ…………?」キョトン

 

海未「なにを言っているんです、当たり前じゃないですか」

 

海未「穂乃果が欠けてもことりが欠けてもダメです、私たちは3人でないと」ニコッ

 

ことり「そうだよ。だってことり、二人のことが大好きだもん」ニコッ

 

穂乃果「………………!」

 

穂乃果「海未ちゃんことりちゃん!」ギュッ

 

ことり「きゃっ……」

 

海未「穂乃果、痛いです……ふふ」

 

穂乃果「穂乃果も、二人のこと大好きだよ!」

 

海未(穂乃果いじめも、ここまでですね……)

 

海未(ふむ……それにしても…………)

 

海未(相変わらず穂乃果はいい匂いがします……//)

 

ことり(ハノケチャンの匂い、最高……//)

 

 

以上、ほのうみでした。

感想

  1. にこに~大好き より:

    面白いです!SS作るの上手ですね。

  2. やばい より:

    げすすぎやろwwww狂気を感じた

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