ラブライブ SS 穂乃果「新章・理不尽ことうみ」お正月カルタ編

 

――西木野家 別荘――

 

穂乃果「ふぅ~食べた食べたぁ」

 

凛「年明けから満足にゃ」

 

花陽「にこちゃんってなんでも作れるんだね、憧れるなぁ」ポワーン

 

にこ「普通お正月といえばおせち料理じゃないの?なのにこんな揚げ物やサラダばかりって……」

 

希「μ’sらしくていいんやない?みんなの要望やし」クスッ

 

絵里「ハラショー……にこの作ったペリメニ、私のよりおいしかったわ」

 

真姫(デザートのリンゴがうさぎになってる……カワイイ)

 

穂乃果「さてと、ご飯も済んだし、そろそろみんなで遊ぼっ♪」

 

凛「お正月といえばカルタ、凛、この前希ちゃんと一緒に作ってきたんだ」

 

凛「その名も、μ’sカルタだよ」エッヘン

 

穂乃果「おおー楽しそうだね!」

 

絵里「ちょっと待った!」

 

μ’s「!」

 

絵里「わたしとにこと希は辞退させてもらうわ」ドヤァ

 

にこ「はぁ!なんでよ?」

 

絵里「ふふん」ドサドサッ

 

にこ「これ……ジェンガに将棋、チェスにオセロ……」

 

希「あっ、この前にこっちの家に三人で泊まった時に遊んだやつやん」

 

にこ「絵里が思い切りひとり負けしたやつね」

 

絵里「その通りよ。この1週間、わたしは寝る間も惜しんで修練に励んだわ」

 

絵里「ボロ負けしたあの日の屈辱を晴らすためにね」ドヤァ

 

にこ「」

 

絵里「さぁにこ、希!一対一で正々堂々と勝負よ!」ドヤドヤァ

 

にこ「……希、どうすればいい?」

 

希「うーん、えりちは一度言い出すと絶対に引かないし……」

 

希「ごめんね穂乃果ちゃん、ウチも不参加でいいかな?」

 

穂乃果「なら、希ちゃんはゲームの進行役をお願い」

 

凛「ゲームのルールとかを説明してほしいにゃ」

 

希「それくらいならできそうやん。なら、真姫ちゃんと花陽ちゃん、穂乃果ちゃんと凛ちゃん、海未ちゃんとことりちゃんがカルタチームやね」

 

穂乃果「あれ、そういえば海未ちゃんとことりちゃんは?」

 

凛「さっきから見てないよ」キョロキョロ

 

海未「すいません、遅くなってしまって」ガチャッ

 

ことり「お待たせ~」

 

穂乃果「海未ちゃんことりちゃん、どこ行ってたの?」

 

海未「すいません、いい天気ですので日向ぼっこでもしようかと」

 

真姫「日向ぼっこ?」

 

ことり「温かい太陽と空気が気持ちよかったよ」

 

花陽(今は冬でしかも夜中なのに……)

 

凛「あはは、二人とも天然だにゃ」

 

穂乃果「今からみんなでカルタするんだ、二人も一緒にやろっ」

 

海未「ええ、構いませんよ」

 

ことり「カルタなんて久しぶりだね」

 

穂乃果「よーし、μ’sカルタ大会開催だよ!」

 

凛「いえーい!」パチパチ

 

ことうみ「」

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

希「それではルールを説明します」

 

希「距離の関係などから取りにくいカルタがあるため、今回はチーム戦で競ってもらいます」

 

希「カルタの裏に☆マークがあった場合はチャンスカード。番号を宣言し、こちらの番号パネルにあったボーナスが加算されます」

 

希「ミニゲームの場合は、それをクリアすればボーナスポイント加算、以上です」

 

希「それでは最後にチームの紹介を」

 

希「穂乃果ちゃん、凛ちゃんチーム!」

 

穂乃果「いえーい!」

 

凛「優勝はもらったにゃ!」

 

希「花陽ちゃん、真姫ちゃんチーム!」

 

花陽「真姫ちゃん、頑張ろうね」

 

真姫「しょうがないわねぇ~」

 

希「ことりちゃん、海未ちゃんチーム!」

 

海未「勝ち負けよりもゲームですので、みんなで楽しみましょう」

 

ことり「カルタなんて久しぶりだなぁ」

 

 

希「それではいきます……」

 

 

希「ファイトだよ、μ’sのリーダー穂乃果ちゃん」

 

凛「……はい!」バン

 

ことうみ「」

 

穂乃果「凛ちゃんナイスだよ!」

 

凛「えへへ、カルタは得意にゃ」

 

真姫「まぁ、最初は譲ってあげるわ」

 

花陽「わたしたちも負けてられないね」

 

ことうみ「……………………」

 

海未「穂乃果と凛がチームなのですか、初耳ですね」

 

ことり「ことり、凛ちゃんは同じチームだとばかり思ってたよ」

 

ほのりんまきぱな「えっ?」

 

海未「なるほど、だからことりは手を出さなかったんですね」

 

ことり「うん、ほんとは分かってたんだけど凛ちゃんに譲ろうと思って」

 

ほのりんまきぱな「……………………」

 

穂乃果「……でも、最初にちゃんと希ちゃんがチーム紹介をして…」

 

凛「うん、穂乃果ちゃんと凛がチームだって……」

 

海未「ふむ、そういえばあなたは凛という名前でしたね」

 

凛「えっ………」

 

ことり「キラキラネームの苗字だからすっかり忘れてたよ」

 

凛「……………………」

 

真姫「そんなわけ……ことりも海未もずっと凛って呼んでたじゃない」

 

花陽「うん、初めて出会った頃から星空なんて一度も……」

 

海未「まぁいいでしょう、後輩ですし今回は譲ってあげますよ」

 

ことり「うん、凛ちゃんだししょうがないね」

 

凛「……ごめんなさい」シュン

 

穂乃果「凛ちゃん………」

 

真姫「気にすることないわ、凛が取ったんだもの」アセアセ

 

花陽「気を取り直して次行こう、ねっ?」アセアセ

 

ことうみ「」

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

希「お米大好き、白米天使花陽ちゃん」

 

真姫「……はい!」

 

穂乃果「ああ~そっちだったかぁ」

 

凛「凛のほうからじゃ届かないにゃ」

 

花陽「真姫ちゃんすごいね」ニコッ

 

真姫「ふふん♪」

 

真姫(花陽のカルタだけは誰にも譲らないわ)

 

ことうみ「……………………」

 

海未「真姫、あなた少しフライングしませんでしたか?」

 

ことり「読み終わる前から取りに行ってたよね」

 

ほのりんまきぱな「えっ……」

 

海未「お米大好きの辺りからもう既にカルタに手を伸ばしてましたよ」

 

真姫「で、でも、カルタって確かそういうルールじゃなかったかしら」

 

花陽「うん、頭文字を言った時点から取っても良かったような気がするけど……」

 

海未「それはカルタのルールです、これは凛と希が作ったオリジナルカルタですから」

 

海未「国がそれぞれ法律が違うように、カルタもルールが違うと思いまして」

 

ことり「ことりも、読みおえた後にスタートだと思ってたよ」

 

ほのりん「……………………」

 

海未「真姫と花陽は後輩ですし、わがままが通ることは多々ありますが今後は気を付けてくださいね」

 

ことり「うんうん、年も変わって新年にもなったことだし」

 

まきぱな「……………………」ウツムキ

 

ことり「さて、気を取り直して次にいこっか」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

希「いきます…………」

 

希「KKE、カシコイカワイイエリーチカ」

 

穂乃果「……はい!」バン

 

凛「やったぁ!」

 

花陽「ごめんね真姫ちゃん、せっかくのチャンスだったのに」

 

真姫「大丈夫よ、まだ同点だから」

 

ことうみ「……………………」

 

海未「穂乃果、あなたは取りに来るのが早すぎます」

 

穂乃果「えっ」

 

海未「わたしもそこにあるのは分かっていましたよ、でも普通は少し遊ぶじゃないですか」

 

ことり「そうだよねぇ」

 

凛「遊ぶ……?」

 

海未「阿吽の合図みたいなのがあるんです、阿吽の遊ぼうという合図をちゃんとあなたに送ったじゃないですか」

 

海未「なのになんですかそのスピードは」

 

穂乃果「ご、ごめん……でも、遊ぶ合図っていうのが分からなくて」

 

真姫「そもそも遊ぶっていう意味が良く分からないし……」

 

花陽「そうだね、カルタって早さ勝負だから……」

 

海未「あなたたちは最低です!」ダン

 

ほのりんまきぱな「!」ビクッ

 

海未「ことりの気持ちを考えなさい!」

 

海未「そんなオレンジ色の髪の人間がバッてきたら誰だってウワッとなるでしょう!花陽やことりのような大人しい子だっているんです!」

 

海未「真姫、どう思います?今のをにこの妹であるココロちゃんやココアちゃんが見たら」

 

ことり「くっ…………」(笑)

 

真姫「……………………」

 

海未「……気を付けなさい」

 

穂乃果「うん……ごめんね」

 

凛「穂乃果ちゃん…………」

 

ほのりんまきぱな「……………………」

 

ことうみ「」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

希「変顔連発、アニメでキャラ崩壊海未ちゃん」

 

花陽「……あっ、はい!」バン

 

海未「」ギロッ!

 

花陽「ひっ……!」ビクッ

 

ことり「」シュバッ

 

花陽「あ…………」

 

ことり「わーい、取れたよ」

 

海未「さすがはことりです」

 

穂乃果「あれ、いま花陽ちゃんが取ってなかったっけ?」

 

海未「いえ、間一髪でことりのほうが早かったです」

 

ことり「危なかったよ~」

 

凛「……いま、目で海未ちゃんが威圧して…」

 

海未「はっ?」

 

凛「!」ビクッ

 

海未「……凛、もう一度言ってみなさい」

 

凛「…………」ビクビク

 

真姫「……わ、わたしも見たわ!その隙にことりがカルタを――」

 

ことり「チュン!」マクラナゲ

 

真姫「ヴェ!」ボフッ

 

ことり「真姫ちゃん、先輩に対してそんなこと言っちゃだめだよ?」ニコニコ

 

真姫「……!」

 

ことり「あとで、怖いことになっちゃうかも……」ニコニコ

 

真姫「」ブルブル

 

穂乃果「……………………」

 

海未「花陽、なにか言いたいことはありますか?」

 

花陽「!う、ううん……ごめんね凛ちゃん真姫ちゃん、わたし、少し取り遅れたみたい」

 

真姫「花陽…………」

 

凛「かよちん………ごめんね……」

 

海未「しかも☆マークがありますね」

 

希「おっ、チャンスカードやね」

 

希「ことりちゃん海未ちゃん、さぁ何番?」

 

ことり「うーん、それじゃあ8番」

 

希「8番は――箱の中身はなんでしょうゲームです!」

 

希「こちらの箱の中身を横から手を突っ込んで当ててください、見事当てることができれば50ポイント獲得です」

 

希「二人のどっちがやるかは自由に決めてもらっていいよ」

 

希「ほかのみんなは、箱の反対側をオープンするからこっち側から見ててね」

 

穂乃果「わぁ面白そうだね、当てれるかな」

 

凛「凛は試しにやったけど難しかったよ」

 

花陽「声には出しちゃダメなんだよね」

 

真姫「逆にわざと煽るのも手かもしれないわ」

 

希「海未ちゃんことりちゃん、どっちがやるか決まった?」

 

ことり「うん、じゃあことりがやるね」

 

海未「わかりました、わたしがこちら側で見ていますので」

 

ほのりんまきぱな「え…………」

 

海未「どうしました?」

 

花陽「えっと……海未ちゃんは見たらダメなんじゃないかな?」

 

凛「うん、同じチームだし……」

 

海未「なぜ同じチームだと見てはいけないのです?」

 

穂乃果「その……ズルできちゃうかも知れないから」

 

海未「」

 

海未「あなたたち……わたしがそんな汚い真似をすると思っているんですね」

 

穂乃果「ううん、全然思ってないけど、疑いの目がかからないように――」

 

海未「はぁ……わたしとしたことが幼馴染や後輩に卑怯者だと思われていたとは……悲しいですね」

 

まきりんぱな「……………………」ウツムキ

 

海未「穂乃果にいたっては、小さい頃からずっと一緒だったというのに………はぁ」

 

穂乃果「………ごめんなさい」

 

海未「ならここでも良いですね」ニコッ

 

ほのりんまきぱな「……………………」

 

希「箱の中身は――こちらです!」バッ

 

『熊手』

 

穂乃果「うわぁ、難しいね」

 

凛「これは難問にゃ!」

 

花陽「さすがのことりちゃんも無理じゃないかな」

 

真姫「さすがは希、いいチョイスね」

 

海未「ふむ…………」

 

希「さぁことりちゃん、触って当ててみよっか」

 

ことり「……………………」・8・

 

ことり「うっ…………」ガクッ

 

海未「ことり!大丈夫ですか!?」

 

ことり「いたたたた…………」

 

穂乃果「ことりちゃんどうしたの!?」

 

凛「大丈夫!?」

 

海未「どこが痛いんですか?」

 

ことり「えっとね、心臓以外が全部痛いの……」

 

海未「くくっ…………」(笑)

 

花陽「心臓以外が…………」

 

真姫「なにその病気、イミワカンナイ……」

 

海未「とりあえず外の空気でも吸いましょう」

 

ことり「うん、ちょっと休めばよくなるかも……」

 

海未「少し待っててください」

 

ガチャッ バタン

 

ほのりんまきぱな「……………………」

 

 

――5分後――

 

海未「お待たせしました」

 

ことり「もう大丈夫だよ」ニコッ

 

穂乃果「そっか、よかった……」

 

凛「……………………」

 

海未「それではことり、ボックスの中身を当ててください」

 

ことり「うん、えっとね……」サワサワ

 

ことり「このカタチ……うーん……」サワサワ

 

ことり「あっ、わかった、熊手じゃないかな」

 

ほのりんまきぱな「」

 

ピンポーン

 

海未「さすがはことりです!」

 

ことり「えへへ、自分でもびっくりだよ」

 

ほのりんまきぱな「……………………」

 

海未「んっ、どうしたんですか?」

 

真姫「……どこから突っ込めばいいのかしら」

 

花陽「さっき……外に行ったときに、海未ちゃんがことりちゃんに答えを教えたとかじゃない…よね?」

 

ことり「もうかよちゃんたら、ことりも海未ちゃんもそんな卑怯なことしないよ」

 

海未「ええ、100パーセントしてません」

 

穂乃果「……………………」

 

海未「わたしが教えて分かったのだったらどうしてわたしたちはこんなに喜んでいるんですか」

 

海未「本当に当たったからこんなに喜んでいるんです」

 

海未「ことりはあの理事長の娘ですよ、そんなことするはずないでしょう」

 

ことり「ぷっ…………」(笑)

 

凛「…………………」

 

海未「とさかも付いていますし」

 

ことり「くくっ…………」(笑)

 

真姫「………………」

 

海未「それは言わないでください、それを言われてしまったらわたしたちはただの卑怯者になってしまいます」

 

海未「わたしはともかく、理事長の娘であることりにはいわれの無い疑いがかかるのは耐えられませんから」

 

ことり「海未ちゃん、うん、もう大丈夫だから………」(笑)

 

花陽「……………………」

 

希「……ことうみチーム、50ポイント獲得です」

 

海未「よし、いい調子ですね」

 

ことり「このままいけば優勝だね」

 

ほのりんまきぱな「……………………」

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

希「いきます……」

 

希「にっこにっこにー、宇宙一アイドル矢澤にこ」

 

真姫「……はい!」

 

海未「っ」バシン!

 

真姫「いたっ!」

 

花陽「真姫ちゃん大丈夫?」

 

真姫「ええ、なんとか取れたわ」ヒリヒリ

 

海未「すいません、手が重なってしまいました」

 

凛「真姫ちゃん、それ裏に☆マークが付いてるよ」

 

穂乃果「チャンスカードだね」

 

真姫「えっと……それじゃあ7番」

 

希「7番は……他チームから30ポイントずつ奪取やね」

 

真姫「ことうみチームから30ポイント」

 

ことうみ「」

 

真姫「そしてほのりんチームからも30ポイントもらうわ」

 

凛「どうしよう、凛たちのチームなんだかんだで20ポイントしかないにゃ……」

 

穂乃果「取れるとしても20ポイントだけになっちゃうね」

 

真姫「景気が悪いわね、しょうがないから20ポイントでいいわ」

 

海未「では穂乃果、凛、脱ぎなさい」

 

ほのりん「えっ……」

 

ことり「ポイントが払えないんだもん、脱がないとダメだよ」

 

凛「で、でも、賭博じゃないんだし、そんなルール――」

 

海未「先輩が言ってるんです!早く脱ぎなさい!」

 

凛「ひゃう……!」ビクッ

 

海未「最初からあなたたちオレンジ髪チームにはイライラしてるんです!」

 

ことり「穂乃果ちゃん凛ちゃん、とりあえず下着姿になろう、ねっ?」

 

ほのりん「………………」グスッ

 

シュルシュル……パサッ

 

穂乃果「こ、これでいいかな?//」

 

凛「うぅ、寒いにゃ……」ブルブル

 

まきぱな「………………//」ゴクリ

 

海未「ふむ、まぁよしとしましょう」ハナヂポタポタ

 

ことり「」カシャカシャ

 

 

―――――――――――――――――――――

 

希「最後の2枚です……」

 

ことり「……はい!」バシン

 

海未「はい!」バシン

 

ほのりんまきぱな「えっ……」

 

希「脳トロボイス、とさかが特徴南ことり」

 

ことり「最後の一枚取れたよ!」

 

海未「おっと、わたしとしたことがお手つきをしてしまいましたか」

 

穂乃果「二人とも、いま読み終わる前に……」

 

凛「二人で両方取ったらどっちかは当たるよ……」

 

海未「いいえ、希が読み始めた刹那に取りに行きました」

 

ことり「さっきの真姫ちゃんパターンだね」

 

真姫「……………………」

 

花陽「ダレカタスケテェ……」

 

希「はーい、終了でーす」カンカンカン

 

 

希「結果発表です、優勝は――――」

 

希「ことうみチームです!」

 

海未「いや、まさか勝てるとは思いませんでした」

 

ことり「全然勝てる気しなかったもんね」

 

ほのりんまきぱな「……………………」

 

にこ「ところで見てなかったけど……どうして穂乃果と凛は下着姿なわけ?」

 

絵里「にこ!もう一度よ!あともう一度だけ勝負よ!」ズルズル

 

にこ「ええい!離しなさいPKE!」グイグイ

 

希「えりち、そろそろ諦めよ……」

 

穂乃果「……カルタは、やっぱりみんなでやろう…」

 

凛「うん……その方が楽しいにゃ……」

 

花陽「このおにぎり、食べてもいいかな……」

 

真姫「わたしは、パスタもらうわ……」

 

希「穂乃果ちゃんたち、意気消沈やん……」

 

ことうみ「」

 

――おしまい♪

感想

  1. はなまるびぃ より:

    このシリーズ久々ですが滅茶滅茶爆笑しました。散々きつく当たってるのに脱ぐと鼻血w
    もう遅いですが、今年もよろしくお願い致します。

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      はい、こちらこそどうぞよろしくお願いいたします♪
      いつもご愛読ありがとうございます。

      理不尽ことうみシリーズのシュールな笑いをご理解頂き、嬉しい限りです。
      本シリーズは当サイトの中でも賛否両論が特に激しい作品ですので。

  2. しょな より:

    このシリーズのわがままで女王様なことりと、ことりのために良識を無視して病的に尽くす海未は二人だけの世界を生きてる感じがして、その共依存的関係がゾクゾクして堪りません…(;_;)
    もしμ’sメンバーがこの二人に愛想を尽かしたら?、二人の間に亀裂が生じたら?、とか想像しちゃいます♪

    あと海未のいちゃもんの付け方がなんかズレててシュールw(そこが可愛い)

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      本シリーズは「シュールな笑いと不条理な笑い」をテーマに執筆したのが始まりでした。
      それぞれ世界観の繋がっていない単発SSですので、現状ではこれ以上の展開は予定しておりません。
      ギャグSSに分類される本作ですが、もちろん個々それぞれ自由な解釈でお楽しみください♪

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