ラブライブ SS 真姫「凛が余計なことする度に拳で注意するわ」

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――待ち合わせ場所――

 

真姫「……………………」

 

凛「真姫ちゃんおはよー!」タタタ

 

真姫「凛、おはよう。今日は早いのね」

 

凛「えへへ、目覚まし時計を新しくしたおかげだよ」

 

真姫「それって関係あるのかしら……もうすぐ花陽も来ると思うわ」

 

凛「かよちん遅いね~大丈夫かな」

 

真姫「待ち合わせ時間5分前よ、別に花陽が遅いわけじゃないわ」

 

凛「……そうだ!ねぇ真姫ちゃん、かよちん家の前まで迎えに行こうよ」

 

真姫「それですれ違いになったら花陽に迷惑でしょ。ここで待ちましょ」

 

凛「えっ~大丈夫だよ。ねっ、かよちん迎えにいこっ」

 

真姫「ダメよ」

 

凛「真姫ちゃーん」グイグイ

 

真姫「」イラッ

 

バシン!

 

凛「!?」

 

凛「……ま、真姫ちゃん…………?」ヒリヒリ

 

真姫「聞こえないの?ダメだって言ってるでしょ」

 

凛「……ご、ごめんなさい…………」ウルウル

 

真姫「わかればいいのよ」クスッ

 

凛「………………」グスッ

 

花陽「お待たせー」タッタッタ

 

花陽「真姫ちゃんおはよう。ごめんね、遅くなっちゃって」

 

真姫「気にしないで、時間通りよ」

 

花陽「凛ちゃんもおはよう」

 

凛「……………………」ジワッ

 

花陽「凛ちゃん……?」

 

真姫「」ダン!

 

凛「!」ビクッ

 

凛「か、かよちん、おはよう」エヘヘ

 

花陽「凛ちゃん大丈夫?もしかして泣いてる?」

 

凛「!う、ううん、ちょっとあくびしてだけにゃ!ほら」ファーア

 

花陽「そう……?ならいいけど……」

 

凛「……………………」ウツムキ

 

凛「」チラッ

 

真姫「」ニコッ

 

凛「……………………」

 

花陽「?」

 

 

――教室――

 

凛(真姫ちゃん、機嫌でも悪いのかな…………)

 

凛(……よし)

 

凛「……ま、まーきちゃん」ダキッ

 

真姫「凛……今作曲中だから後にして」

 

凛「!」

 

凛(良かった……いつもの真姫ちゃんにゃ!)

 

凛「えへへ~、そんなの後にして凛と遊ぼうよ」

 

真姫「ダメよ、ただでさえ遅れてるんだから」

 

凛「えっーいいでしょー、真姫ちゃん、ねぇってばー」

 

バシン!

 

凛「いつっ!……えっ…………」ヒリヒリ

 

真姫「今は忙しいって言ってるの、聞こえないのかしら?」

 

凛「ご、ごめんなさい…………」ブルブル

 

真姫「凛はもう少し人の話しを聞かないとダメよ」クスッ

 

凛「………………」グスッ

 

ガラッ

 

花陽(あれ……なにかあったのかな)

 

凛「……………………」グシグシ

 

花陽(凛ちゃん……また泣いてる……)

 

 

凛「ま、真姫ちゃん……あのね……」オドオド

 

真姫「どうしたの?」

 

凛「……数学の宿題、忘れちゃったから……見せてほしいなって」

 

バシン!

 

凛「あ゙うっ!」

 

真姫「しょうがないわね、はい」

 

凛「い、今……どうして…………」ヒリヒリ

 

ドカン!

 

凛「!?」

 

真姫「凛……早くしないと、ね?」

 

凛「うん…………」ガクガク

 

 

――お昼休み――

 

凛「……………………」シュン

 

凛(真姫ちゃんに本気で叩かれたのって初めてかも……)

 

凛(……凛が、しつこくわがまま言ったからかな…………)

 

凛(……真姫ちゃん、凛のこと嫌いになっちゃったのかな)

 

凛「………………」ジワッ

 

花陽「ねぇ、凛ちゃん?」

 

凛「!?」

 

凛「か、かよちん…………」ホッ

 

花陽「……あのね、これは私の推測だから、間違ってたらごめんね」

 

花陽「……真姫ちゃんと、喧嘩でもしたの?」

 

凛「!……ええっと…………」アセアセ

 

花陽「やっぱり喧嘩しちゃったんだね」

 

凛「……喧嘩というより、なんだか……その――」

 

ドカン!

 

凛「!?」

 

真姫「お待たせ」

 

花陽「真姫ちゃんお帰りなさい。どうだった?」

 

真姫「海未の方は完成したみたい、後は私だけね」

 

花陽「作曲、大変だね」

 

凛「……………………」ブルブル

 

真姫「さてと、そろそろお昼食べましょうか」

 

花陽「うん」

 

凛「……………………」

 

コタエナクテ イインダ ワカルカラ

 

凛「…………?」カチッ

 

花陽>凛

凛ちゃん、さっきの話しは後でね

 

凛「」チラッ

 

花陽「」ニコッ

 

凛(かよちん…………)グスッ

 

コタエナクテ イインダ ワカルカラ

 

凛「……?」

 

真姫>凛

あとでお仕置きね

 

凛「!」バッ

 

真姫「…………」ニヤリ

 

凛「」ガクガク

 

 

――校庭 裏――

 

凛「……………………」トボトボ

 

凛「あ、あのね…………真姫ちゃん……?」

 

真姫「さて……と、この辺でいいかしら」

 

凛「……?」

 

真姫「……凛」ギロッ

 

凛「ひっ!」

 

真姫「さっきのはどういうことかしら」

 

凛「ち、違うの!真姫ちゃんの様子が変だったから、凛はただ――」

 

ドカン!

 

凛「ひゃう…………」ビクッ

 

真姫「言い訳なんて聞きたくないわ」

 

凛「……ごめんなさい…………」グスッ

 

真姫「花陽にあること無いこと話そうとしてたんでしょ?」

 

凛「ち、違う!違うよ!」

 

真姫「言い訳は聞きたくないって言ってるでしょ」

 

凛「真姫ちゃん信じて!凛は真姫ちゃんのことが心配で――」

 

真姫「」イラッ

 

バシン!

 

凛「あぅ!」

 

真姫「おかしいわね……わたしの知ってる凛は嘘をつくような子じゃないわ……」

 

真姫「あなた、偽物ね?」

 

凛「ま、真姫ちゃん、なに言ってるの……お願い、目を覚まして――」

 

真姫「」ガシッ

 

凛「に゙ゃっ!」

 

ホッペ ギューッ

 

凛「痛い!真姫ちゃん痛いよぉ!」

 

真姫「どうせ今にボロを出すに決まってるわ……こうしていれば化けの皮が剥がれるかしら……!」

 

凛「ぁぇ…………だ、だれかぁ……!」

 

凛「か、かよちん!たすけてぇ!」

 

??「………………っ!」

 

真姫「ふふっ、そんなこと言っても無駄よ」

 

花陽「ま、真姫ちゃん!」

 

まきりん「!」

 

凛「か、かよちん…………!」

 

真姫「花陽…………」

 

花陽「真姫ちゃん……なにしてるの!」

 

真姫「なにって……凛の偽物にお仕置きしてるのよ」

 

真姫「ちょうどいいわ、今往復ビンタか頬をつねり上げるか迷ってたのよ。花陽の意見を聞かせてもらえるかしら」

 

花陽「っ…………そんなの」

 

凛「かよちん…………」ポロポロ

 

 

花陽「往復ビンタに決まってるよ!」

 

 

凛「えっ…………」

 

真姫「やっぱりそう思う?さすがは花陽ね」

 

花陽「きついお灸をすえないとね」

 

凛「えっ……かよちん……どうして……えっ……」

 

真姫「ふふっ……だから無駄だって言ったでしょ」

 

花陽「ごめんね……わたし、偽物の凛ちゃんのことは庇ってあげられないかな」

 

凛「そんな……かよちんまで……!」

 

花陽「ふふ……偽物のくせに可愛いね……」

 

凛「かよちんも真姫ちゃんもおかしいよ……いや……」ガクガク

 

真姫「じゃあ行くわよ……目を瞑りなさい」

 

花陽「動いたら危ないよ」

 

凛「ひっ…………ダ、ダレカタスケテェ!」

 

 

――――――――――――――――――――

 

凛「――ってところで目が覚めたにゃ」

 

真姫「凛……その目ざまし時計呪われてるわよ?」

 

花陽「あはは……」

 

――おしまい。

感想

  1. 匿名 より:

    凛ちゃん虐めssすこ

  2. 匿名 より:

    まさかの夢オチ(笑)

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