――西木野家――
りんぱな「おじゃましまーす」
花陽「真姫ちゃんのお部屋に来るの、久しぶりだね」
凛「この部屋に来たらまずはベッドダイブにゃ!」ボスッ
花陽「り、凛ちゃん、だめだよぉ」
真姫「いいのよ花陽、毎度のことだから」
真姫「お菓子とジュースでも持ってくるわ」
花陽「あっ、じゃあわたしも――」
真姫「そんなに気を遣わなくてもいいのよ、花陽はお客さまなんだから」
花陽「でも……」
真姫「適当にくつろいでて、今日はこの真姫ちゃんに任せなさい」
花陽「真姫ちゃん…………うん、じゃあお願いするね」
真姫「♪~♪♪」
花陽(真姫ちゃん嬉しそう……おもてなししたかったのかな)
――――――――――――――――――――――
真姫(お菓子お菓子……このチーザってやつでいいわ)
真姫「後は飲み物ね」
真姫(冷蔵庫は……見事にお茶とトマトジュースだけね)
真姫「何か無いかしら……んっ?」
カン
真姫(こんなに缶ジュースが……ママが買っておいてくれたのかしら)
真姫「とにかく助かったわ、これで準備万端ね」
――――――――――――――――――――――
真姫「お待たせ」ガチャッ
凛「おお、この匂いはチーザだね」
花陽「真姫ちゃんいいの?もしかしたらご両親のかも」
真姫「あと10パックくらいあったしこれくらい平気よ」
花陽(さすがは真姫ちゃん家……)
凛「いただきまーす」パクッ
花陽「うん、おいしい」モグモグ
真姫「わたしはジュースでも飲むわ」カポッ
真姫「はいこれ、味はバラバラだけどいいでしょ」
凛「おお、ラムネだね」
花陽「これは桃かな――――あれ?」
花陽(このラベル、どこかで見たことあるような……)
真姫「」ゴクゴク
真姫(なんだか変わった味だけど、おいしいわね)
真姫「」ゴクゴク
凛「えへへぇ~真昼間から炭酸とチーザなんて幸せにゃ」カポッ
凛「」ゴクッ
凛「……ん?」
凛「真姫ちゃん、このラムネ炭酸抜けてるよ?」
真姫「ええっ、そんなこと無いでしょ」
凛「ほんとだよ、ほら」
真姫「……?」ゴクゴク
真姫「……あらぁ、ほんとね…………」
凛「缶ジュースなのにおかしいにゃ」
花陽「……………………」
凛「あれ、真姫ちゃん?なんだか顔が赤いよ?」
真姫「……そぉ?」
凛「あっ、もしかして凛との間接キスに照れちゃった?」
真姫「……そんなことないわよ、ほら」
スッ チュッ
真姫「んっ……」
凛「!?//」
真姫「ふふ♪」
凛「なな……ま、真姫ちゃん、いきなり何するの!?//」
真姫「なにって……キスよ?凛が照れてるって言うから」
凛「そんな……凛、ファーストキスだったのに……//」
真姫「……わたしとじゃ、嫌だった?」シュン
凛「!う、ううん、嫌とかじゃないよ、むしろ初めては真姫ちゃんかかよちんとがいいと思ってて――」
真姫「それじゃあ……もっとしてもいいわよね……」スッ
凛「ええっ!//」
真姫「凛……好きよ」
凛「真姫ちゃんどうしちゃったの!いつもの真姫ちゃんらしくないにゃ!//」
真姫「私はいつも通りよ……ああ凛、可愛いわね」
凛「か、かよちん、助けて~!」
花陽「……凛ちゃん、このジュースって……」
凛「えっ?」
アルコール
凛「」
花陽「真姫ちゃんさっき一気飲みしてたし、顔赤いし、これって……」
凛「まさか、チューハイ……!?」
真姫「凛、花陽……大好きよ」
りんぱな(あの真姫ちゃんが酔っ払って素直に!?)
凛「……つまり、これって//」
花陽「真姫ちゃんの本心、てことかな……//」
りんぱな「//」カァァ
真姫「花陽……」フラァ~
花陽「ま、真姫ちゃん、落ち着いて、お水飲みに行こう、ねっ?//」
真姫「その前に……花陽のファーストキスをもらうわ」スッ
花陽「ぴゃあ~!//」
凛「かよちんごめん、ちょっとの間持ち応えて!」
花陽「そんな!凛ちゃん~!」
真姫「花陽、いい匂いね……」
花陽「だ、ダレカタスケテ~!//」
――――――――――――――――――――――――――
凛「お待たせ!」バタン
真姫「」Zzz
花陽「」グッタリ
凛「あれ……真姫ちゃん寝ちゃったんだ」
凛「かよちん、大丈夫?しっかりして」ユサユサ
花陽「うぅ……なんだか大切なものをたくさん失った気がするよ」
凛「ごめんね、それにしてもとんだ騒動だったにゃ」
花陽「あのラベル、どこかで見たことあると思ったんだ。そういえばお父さんが時々飲んでたの」
凛「まさかお酒だったなんて……一気飲みしないで良かったよ」
花陽「…………………………」
花陽「ねぇ、凛ちゃん?」
花陽「……酔っちゃうと、自分に素直になれるのかな?」
凛「どうだろう、気分が高揚するからたぶん……」
花陽「………………」
花陽「……凛ちゃん?」
花陽「……わたしたちも、ちょっとだけ飲んでみる?」
凛「えっ!そ、それって……//」
花陽「…………//」モジモジ
凛「…………//」ウツムキ
花陽「り、凛ちゃんが嫌ならいいよ!//」
凛「う、ううん、全然嫌じゃないよ!むしろ、その……//」
凛「……凛も、かよちんの本音が聞きたい……//」
花陽「凛ちゃん……//」
花陽「……うん、それじゃあ……せーので、飲もう//」
りんぱな「……せーの――――」
―――――――――――――――――――――
真姫「………………ん」パチッ
真姫「あれ……わたし、確か凛と花陽と遊んでて……」
真姫「……あ」
真姫「~~~~~~っ!//」
真姫(そうだったわ……わたし、凛と花陽にとんでもないことを!)
真姫(どうしよう……覚えてないことにして自然に装うしかないわ……)
真姫(そうよ!全ては酔っていて無意識の内にしたこと、別にわたしの本心なんかじゃあ――――)ムクッ
花陽「んっ……凛ちゃん//」チュッ
凛「かよちん……もっと……//」
真姫「」
真姫「な……なな……!//」
真姫「あなたたち、何してるのよ!//」
花陽「あっ……真姫ちゃん、やっと起きたんだ」
凛「おはよう……真姫ちゃんも一緒に、しよ?」
真姫「えっ!?//」
真姫(どうして花陽と凛がキスを…………んっ?)
カラノカン
真姫「……これって」
真姫「!あなたたちまさか、酔っ払って……!」
花陽「ふふ…………♪」
凛「まーきちゃん、今度は凛からお返しだよ♪」
真姫「ちょ、ちょっと待って……二人とも、落ち着いて……!//」
真姫「――ひゃああぁぁ!//」
まきりんぱな――おしまい♪
感想
なんかありがとござます。
お酒呑むと素直になるのかぁ
今度飲もうかな♩(厨二だからもっと酷くなりそう)
リクエストありがとうございました。
か、かわいい…お酒は自分が未成年だけどあと数年後に飲めるから飲んでみたい。癒されたです。
ありがとうございます♪
お酒はほどほどが良いですよ。
今回も面白かったです
いつもご愛読ありがとうございます♪
面白かったです
ありがとうございます♪
リンちゃんそこ変わってくれ
面白かったです
次は、にこっちが素直になるのを読んでみたいでず。
メチャメチャ可愛いですっ!
次はにこにーかえりち辺りが素直になれば良いな。