ラブライブ ＳＳ 海未「ほのまきりんぱなにマジ切れドッキリを仕掛けてみます」

――部室――

海未「ことり、準備はオッケーですか？」

ことり「うん、バッチリだよ♪今頃屋上でホースの掛け合いをしてる頃だと思う」

海未「それでは例の合図と共に飛び出しますので、後はよろしくお願いしますよ」

ことり「ふふ、どんな反応するのか楽しみだね」

――屋上――

凛「穂乃果ちゃん受けてみるにゃ！」

穂乃果「うひゃあ！」

花陽「り、凛ちゃんダメだよぉ」

真姫「ほっときなさい花陽、二人で好きにやらせとけば――――うぷっ！」

凛「えへへ～真姫ちゃんスキありにゃ」

真姫「……ふふふ……り～ん～！」ｺﾞｺﾞｺﾞ

真姫「これでも食らいなさい！」

凛「わわっ！真姫ちゃんストップ――にゃっﾞ！」

穂乃果「よーし、こうなったら穂乃果も！花陽ちゃん、いっくよ～！」

花陽「ひっ！ダレカタスケテェ！」

凛「かよちん、これで穂乃果ちゃんに反撃にゃ！」

花陽「うん……穂乃果ちゃんごめんね、えいっ！」

穂乃果「ひゃあ！あはは、やったなー！♪」

真姫「ちょっと凛、それ水圧強すぎ！」

凛「当然、フルパワーにゃ」

ｶﾞﾁｬｯ

ことり「あれ～、みんなで水撒き大会？」

穂乃果「あっ、ことりちゃん」

凛「ことりちゃんも受けてみるにゃ！」

花陽「凛ちゃん待って」ｱｾｱｾ

真姫「心配ないわ、みんな下は水着だし大丈夫よ」

ことり「きゃっ……ふふ♪」

ことり「ならことりも……えーい！」ﾊﾞｹﾂ　ﾊﾞｼｬ

ほのまきりんぱな「ひゃっ！」

穂乃果「ことりちゃんやるねっ！でも穂乃果も負けてないよ！」ﾎｰｽ

真姫「ことり覚悟しなさい、倍返しよ」ﾎｰｽ

花陽「ま、真姫ちゃんまで」

凛「みんなで一斉攻撃にゃ！」

ことり（今だ！）

ことり「あっ！危ないよ！そんなことしたら――」

穂乃果「せーの――」

ことり「」ﾆﾔｯ

ことり「」ﾋｮｲ

海未「あなたたち、いったい何をして――きゃっ！」ﾊﾞｼｬｯ

ほのまきりんぱな「あっ…………」

海未「……………………」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

ことうみ（大成功！）

穂乃果「う、海未ちゃん……その……こ、これは」ｱｾｱｾ

凛「ご、ごめんね、楽しくてつい……」ｱｾｱｾ

花陽「今タオル持ってくるから！」ｱｾｱｾ

真姫「ごめんなさい……私もつられてつい……」ｱｾｱｾ

海未「……………………」ｽﾀｽﾀ

穂乃果「う、海未ちゃん……？」

ﾊﾟｼﾝ!

穂乃果「いたっ！…………えっ……」ﾋﾘﾋﾘ

海未「あなた達は最低ですっ！」

海未「こんなことをやりだしたのは誰ですか！？」

凛「ごめんなさい……凛、その――」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

海未「質問に答えなさいっ！」

凛「ひゃう……」ﾋﾞｸｯ

海未「花陽……こともあろうかあなたまで！」ｷﾞﾛｯ

花陽「ご、ごめんなさい……」ｶﾞｸｶﾞｸ

海未「真姫、あなたもですよ！」ﾄﾞｶﾝ!

真姫「ひっ！」ﾋﾞｸｯ

海未「こういう時のためにあなたに清掃をお願いしたんですよ！それがなんですかこの様は！？」

真姫「……ごめんなさい…………」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

海未「あなたたちなんかに清掃を任せた私が馬鹿でした……今日はもう帰りなさい」

穂乃果「ご、ごめん海未ちゃん、穂乃果たち――」

凛「今から真面目にちゃんとするから――」

海未「なんど言えば分かるんですかっ！」

ほのまきりんぱな「…………！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

海未「帰りなさいと言ってるんです！やる気のない人に無理矢理やってもらってはこちらも迷惑です！」

海未「……生徒会の仕事があります。後で私とことりがやっておくのであなたたちは帰りなさい……いいですね？」

ｶﾞﾁｬｯ　ﾊﾞﾀﾝ!

ことり（さすがは海未ちゃん、迫真の演技だね）

ことり「…………」ﾁﾗｯ

穂乃果「ううっ……うえぇぇ！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

凛「うぇええぇ……ごめんなさい……っ！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

花陽「ひっく……ぐすっ…………」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

真姫「ごめんなさい……ごめんなさい…………っ！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり（可愛い……//）ｿﾞｸｿﾞｸ

――生徒会室――

海未「ことり、どうでしたか？」

ことり「さすがは海未ちゃん、みんな号泣してたよ」

海未「久々に本気で怒鳴りましたからね。おかげで喉がカラカラです」

ことり「ことりもドッキリって分かってても怖かったよぉ」

海未「申し訳ありません。それではことり、後はよろしくお願いします」

ことり「うん、任せて♪」

――部室――

ほのまきりんぱな「…………………………」

凛「凛が悪いんだ……最初に穂乃果ちゃんに水なんてかけたから……」ｸﾞｽｯ

凛「みんな……ごめんね……ごめんなさい……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果「ううん、凛ちゃんのせいじゃないよ……」

真姫「私たちも一緒になってやってたし……」

花陽「みんな悪いよ、だから泣き止んで？」ﾌｷﾌｷ

凛「うぅ…………」

ｶﾞﾁｬｯ

ことり「みんな大丈夫？」

穂乃果「あっ、ことりちゃん……」

花陽「海未ちゃんの様子、どうだった……？」

ことり「うん……それがね、やっぱりかなり怒ってるみたい」

ことり「幼馴染と後輩たちに期待を裏切られたのが怒りを通り越して悲しいって」

ほのまきりんぱな「……………………」ｳﾂﾑｷ

『わざと4人を追い詰めることり』

ことり「特に真姫ちゃんとかよちゃんのことは信用していたのにって言ってた」

まきぱな「………………」ｸﾞｽｯ

ことり「……とりあえず、もう一回話してみるね？」

ｶﾞﾁｬｯ　ﾊﾞﾀﾝ

ほのまきりんぱな「……………………」

花陽「…………ぐすっ……」ｼﾞﾜｯ

真姫「………………」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果「ま、真姫ちゃん」ｱｾｱｾ

凛「かよちん、落ち着いて……ねっ？」ｱｾｱｾ

REC●――生徒会室――

海未「ことり、あなたは最高ですっ！//」ﾊｧﾊｧ

ことり「次は凛ちゃんと穂乃果ちゃんを追いこんで、最後はネタバレで終了だね♪」

海未「ことり、最後までしっかりお願いしますよ」

ことり「チュン」ｺｸｯ

――部室――

ｶﾞﾁｬｯ

穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃんは……？」

ことり「なんだか、元々の原因を連れてきて欲しいって」

真姫「元々の原因？」

ことり「うん、どうしてそうなったのか、そもそもの原因を作った二人を連れてきてほしいって言ってた」

穂乃果「……………………」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

凛「……………………」ｶﾞｸｶﾞｸ

『わざとほのりんを追い詰めることり』

真姫「で、でも……」

花陽「うん……みんな悪いから、謝りに行くならみんなで行くよ」

凛「かよちん……真姫ちゃん……」

ことり「……うん、わかった。それじゃあ、みんなで謝りに行こう」

ほのまきりんぱな「……………………」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

――生徒会室前――

ことり「……………………」

ﾄﾝﾄﾝ

ことり「海未ちゃん、みんなを連れてきたよ」

ｼｰﾝ

ことり「みんながね、海未ちゃんに言いたいことがあるって」

海未「……答えなくていいです、もうあなた達の気持ちは分かりますから」

ほのまきりんぱな「……………………」ｸﾞｽｯ

ことり「……開けるね？」

ｶﾞﾁｬｯ

海未「答えなくていいんだ分かるから～胸に描く場所はおーなじ～」ﾏｲｸ

ほのまきりんぱな「……………………」ﾎﾟｶｰﾝ

海未「なんどっでーもあきらめーずにっ探すっことがっ僕らの挑戦♪」

ほのまきりんぱな「……………………？」

ことり「みんな、こっちこっち♪」

ことり「えいっ！」ﾊﾟｶﾝ

『ドッキリ大成功』

ほのまきりんぱな「……………………」

海未「見事に引っかかってくれましたね」

ことり「みんな少しも疑わないんだもん、おもしろかったぁ」

ほのまきりんぱな「……………………」

凛「ど、ドッキリって…………」

穂乃果「穂乃果、本気で叩かれて……えっ…………」

海未「私があの程度のことで怒るはずないでしょう、まったくあなた達は」ｸｽｯ

まきぱな「……………………」

ことり「さてと、それじゃあ改めてみんなで屋上を掃除しよっか♪」

海未「穂乃果と凛はモップを持ってきてください」

ことり「かよちゃんと真姫ちゃんはデッキブラシをお願いね」

海未「それでは先に行っています」

ことり「今度はサボっちゃダメだよ」

ｶﾞﾁｬｯ　ﾊﾞﾀﾝ

ほのまきりんぱな「……………………」

穂乃果「……真面目に、掃除しよっか…………」

花陽「うん……後は、ブラシでこするだけだもんね……」

真姫「今度からは、バケツで水撒きしましょう……」

凛「モップとブラシ……これで足りるかな……」

完