ラブライブ SS 希「のぞにこの日常」

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『落書き』

 

希「♪~♪♪」ガチャ

 

にこ「」Zzz

 

希「あれ……にこっち?」

 

にこ「」Zzz

 

希(……完全に熟睡してるね)

 

希(昨日も妹の世話で寝不足やったんかな……お疲れ様)ウワギ パサッ

 

にこ「」Zzz

 

希(いつもツンツンしてるけど、こうして見ると可愛いなぁ)

 

希「…………」クスッ

 

希(少しだけいたずらしちゃお)キュポ

 

希「」カキカキ

 

希「……ぷっ!」

 

にこ「」Zzz

 

 

――――――――――――――――

 

希「にこっちごめんて、機嫌直してよ」

 

にこ「……まぁ、百歩譲って落書きするのはいいけどね」

 

にこ「油性か水性かくらい確かめなさいよ!」

 

希「だからごめんて、パフェ奢るから許してよ」

 

にこ「そんなものに釣られると思ってんの?」

 

希「じゃあ食べへん?」

 

にこ「食べるけど」

 

にこ「……ファミレス行くわよ」

 

希「その顔で!?」

 

 

『ごり押し』

 

希「にこっち」

 

にこ「……なによ?」

 

希「脱いで」

 

にこ「えっ…………」

 

希「服を脱いで」

 

にこ「な、なに言ってんのよあんた、変なこと――」

 

バン!

 

にこ「ひっ!」ビクッ

 

希「聞こえなかったん?脱いで」

 

にこ「えっ……ちょっと、希…………?」ビクビク

 

希「にこっち……脱いで?」ニコッ

 

にこ「は、はぃ…………」グスッ

 

希「にこっちあかんよ!そんなに押しに弱かったら!」

 

 

『ツインテール』

 

にこ「」セッセ

 

希「にこっちってさぁ……ツインテール以外の髪型せんの?」

 

にこ「はぁ?なによいきなり」

 

希「ううん、少し気になって」

 

にこ「……考えたことないわね」

 

希「そうや、せっかくやしウチと同じ髪型にしてみる?」

 

にこ「なんでそうなるのよ!」

 

希「いいからちょっとだけヘアゴム貸して」

 

にこ「……しょうがないわね」

 

 

――――――――――――――――――――

 

希「……………………」

 

にこ「……………………」

 

希「……思ってたより普通やね」

 

にこ「ええ……普通ね」

 

希「……………………」

 

にこ「……………………」

 

希「やっぱりにこっちはツインテが一番似合うよ」

 

にこ「あんたがしたんでしょうが!」

 

 

『根本的な違い』

 

――部室――

 

のぞにこえり「……………………」

 

希「にこっちってさ、なんか3年生っぽくないよね」

 

にこ「はぁ?」

 

絵里「確かに……真姫とにこが学年入れ替わってもおかしくないわ」

 

にこ「あんた達それ遠まわしにわたしのことディスってるでしょ」

 

希「そんなことないよ、若さっていいなぁと思って」

 

絵里「そうね、にこみたいな頃に戻りたいわ」

 

にこ「みんな同い年でしょ!」

 

絵里「ふふ♪」

 

希「まぁにこっちは(身長が)小さいだけやし、性格だけ見れば充分大人っぽいしね」

 

にこ「ふん………………」

 

にこ(……小さい…………)

 

にこ「」チラッ

 

のぞえり「」ボーン

 

にこ「小さくて悪かったわねっ!」バン!

 

希「どうしたん!?」

 

 

『違和感』

 

にこ「ねぇ、前から気になってたんだけど」

 

希「どしたん?」

 

にこ「希のその話し方って治らないわけ?」

 

希「この関西弁?」

 

にこ「そう……大体それ関西弁なの?」

 

希「んっ~わかった、にこっちがそう言うならやめるよ」

 

 

―――――――――――――――――――――

 

希「ねぇにこっち、このライブの衣装だけど――」

 

希「そう言えば今日のお昼、えりちがチョコエクレアを落として泣いたんだ」

 

にこ「……………………」

 

希「わたしは東條希、わたしの占いは百発百中だよ」

 

にこ「わたしが悪かったからもうやめてぇ!」ガバッ

 

希「なっ、キャラって大事やろ?」

 

 

『近い』

 

希「……………………」カキカキ

 

にこ「……………………」

 

希「……………………」カキカキ

 

にこ「……………………」

 

希「……にこっち?」

 

にこ「なによ?」

 

希「距離が近いんやけど」

 

にこ「……別にいいじゃない」プイッ

 

希「いいけど……なかなか終わらんよ?」

 

にこ「」ヒョイ

 

希「……ふふ♪」

 

にこ「な、なによ?」

 

希「これが終わったらいっぱい構ってあげるからね」

 

にこ「ペット扱いするなぁ!//」

 

 

『電話』

 

Prrrrrrrrrrrr――――

 

希「もしもしにこっち?」

 

にこ「なによ朝っぱらから」

 

希「一緒に学校いこっ」

 

にこ「……絵里はどうしたのよ?」

 

希「もちろんおるよ」

 

にこ「じゃあ二人で行けばいいじゃない」

 

希「どうせなら三人で行きたいやん」

 

にこ「わたしの家遠いから別にいいわよ」

 

希「大丈夫、もう家の前におるから」

 

にこ「はぁ!?」

 

にこ「……………………」

 

ガチャッ

 

希「おはようさん♪」

 

絵里「早く行きましょ」

 

にこ「わざわざ電話してくるなぁ!」

 

 

『オチ』

 

――部室――

 

絵里「ふぅ、今日もいい汗かいたわ」

 

希「にこっち、帰ろっ」

 

にこ「しょうがないわねぇ」

 

 

――――――――――――――――

 

絵里「金曜日が終わるとホッとするわね」

 

希「せっかくやし今夜お泊り会でもする?三人で」

 

絵里「ハラショー……お泊り会……!」キラキラ

 

希「にこっちは?」

 

にこ「今日はママが帰って来ないの。妹たちを置いていくわけにもいかないし……ダメね」

 

絵里「それじゃあにこのお家に決定ね」

 

希「さすがはえりちや」

 

にこ「なっ!?どうしてそうなるのよ!」

 

希「ダメなん?」

 

絵里「………………」ウルウル

 

にこ「うっ……べ、別にダメとは言ってないけど……」

 

希「けど?」

 

にこ「……ああもう!いいわよ!ちゃんと着替え持ってきなさいよ!」

 

絵里「ハラショー♪」ピョンピョン

 

希「ちゃんとお菓子も持っていくからね」

 

にこ「ふん…………」プイッ

 

にこ「……………………♪」

 

にこ「……希、絵里?」

 

のぞえり「?」

 

にこ「その……ありがと」ボソッ

 

絵里「お礼なんてにこらしくないわね」クスッ

 

にこ「うるさい!//」

 

希「μ’s3年生は永遠に不滅や♪」

 

――おしまい

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