ラブライブ SS 凛「まきりんぱなの日常」

mNmpItY

 

凛「かよちん真姫ちゃん、おはよー!」タッタッタ

 

花陽「凛ちゃんおはよう」

 

真姫「おはよう、3分遅刻よ」

 

真姫「昨日は2分遅刻だし一昨日は4分遅刻だし、もう少し早起きしなさい」

 

凛「凛は過去のことは振り返らない主義にゃ」

 

真姫「り~ん~!真面目に聞かないとお仕置きするわよ?」

 

凛「かよちん助けてー、朝から真姫ちゃんがいじめるにゃ」

 

花陽「まぁ真姫ちゃん、まだ充分間に合うよ。ゆっくり行こ?」

 

真姫「それはまぁ、そうだけど…………」

 

凛「さすがはかよちんにゃ!」

 

花陽「でも凛ちゃん、ちゃんと時間は守らないとダメだよ?」

 

凛「うぅ、かよちんまで…………はぁい」

 

花陽「うん、それじゃあいこっか」

 

 

――――――――――

 

凛「おおっ、今日は席替えだって」

 

真姫「朝からめんどくさいわね」

 

花陽「みんな近くになれるといいね」

 

―――席替え中―――

 

真姫「で、なんでこうなるわけ……」

 

凛「とかなんとか言って、真姫ちゃんうれしいくせに~」

 

真姫「イミワカナンナイ!」

 

真姫「凛が前の席なんて勉強にならないわよ!」

 

凛「真姫ちゃん……凛の近くがそんなに嫌なの?」ウルウル

 

真姫「なっ!べ、別に嫌とかそう言うんじゃなくて!」

 

真姫「嬉しいんだけど……だから困るって言うか……」

 

凛「!!真姫ちゃーん!」ダキッ

 

真姫「ヴエェェ!?//」

 

チョットハナレテヨ! イヤニャー

 

花陽「はぅぅ、二人ともいいなぁ」

 

花陽「私だけちょっと離れちゃった」

 

 

―――授業中―――

 

真姫「………………」カキカキ

 

凛「」チラッ

 

真姫「………………っ」カキカキ

 

凛「」チラッ

 

真姫「」イラッ

 

真姫「」ブスッ

 

凛「ぎゃっ!」

 

凛「ま、真姫ちゃん…………さすがに痛いにゃ……」グスッ

 

真姫「チラチラ後ろ向かないでよ」

 

凛「うぅ……わかったにゃ……」

 

凛「」グスッ

 

真姫(ふぅ、やっとこれで集中できるわ)

 

 

真姫「……………………」カキカキ

 

真姫(…………暇ね)チラッ

 

真姫(……凛のうなじ綺麗…………)

 

真姫(どこをどう見たら男の子に見えるのかしら……不思議だわ)

 

先生「――きの」

 

真姫(ロングヘアも似合いそうね……今度ウィッグでもかぶせてみようかしら)

 

先生「西木野!おい!」

 

真姫「あっ、はい!」

 

先生「今の続きを読んでくれ」

 

真姫「はい、ええと……」アセアセ

 

凛「真姫ちゃん、34ページの5行目にゃ」

 

真姫「34の5……ここね」

 

真姫(凛、助かったわ)

 

真姫「I am so happy……あれ?」

 

真姫(今日は確か疑問文の勉強だったはずじゃあ……)

 

先生「西木野……45ページの3行目だ」

 

真姫「」

 

凛「あっ、ごめん真姫ちゃん。凛も間違えてたにゃ」

 

クスクス ククッ

 

先生「……ごほん。星空、西木野、ちゃんと授業に集中するように」

 

凛「はーい」

 

真姫「…………はい」ストン

 

真姫「………………っ//」

 

 

―――昼休み―――

 

凛「真姫ちゃんごめんね、機嫌直して~」

 

真姫「別に怒ってないし」ムスッ

 

花陽「でも真姫ちゃんがボーっとしてたなんて珍しいね」

 

真姫「そ、それは…………」

 

花陽「もしかして、凛ちゃんに気を取られてた?」

 

真姫「なっ……花陽!//」

 

花陽「あはは、ごめん」

 

凛「真姫ちゃんほんとにごめんね、お詫びに凛のプチトマトあげるから」

 

真姫「そんなものに釣られると思ってるの?」

 

凛「じゃあ食べないの?」

 

真姫「食べるけど」

 

 

花陽「いただきまーす」ニコニコ

 

まきりん「……………………」

 

真姫(花陽のお弁当が2段から3段重ねにバージョンアップしてるわ……)

 

凛(注意したいけど……かよちんの幸せそうな顔を見てると……)

 

花陽「白いご飯美味しい」モグモグ

 

まきりん(とても言い出せない…………)

 

花陽「♪」モグモグ

 

 

―――体育―――

 

真姫「昼食の後に100メートル走は辛いわ…………」ゼェゼェ

 

花陽「真姫ちゃんどうだった?」

 

真姫「中学の頃より少しだけ早くなってたわ」

 

花陽「えへへ、わたしも」

 

真姫「やっぱりμ’sの練習のおかげかしら」

 

花陽「海未ちゃんのメニューハードだもんね」

 

凛「凛も終わったよ!」

 

花陽「凛ちゃんはどうだった?」

 

凛「じゃじゃーん!新記録にゃ!」

 

真姫「すごいわ……!」

 

花陽「きっと学年トップだね」

 

凛「えっへん」フンス

 

真姫「入る部活間違えたんじゃないかしら」

 

凛「ええっ!」

 

花陽「陸上部だったら今頃凛ちゃんエースになってたかもね」

 

凛「ええっ!で、でも、凛はμ’sがいいにゃー!」

 

真姫「ふふ、冗談よ」ナデナデ

 

花陽「凛ちゃんはμ’sが一番だよ」ナデナデ

 

凛「もぉ……二人してからかってひどいにゃ……」プクッ

 

まきぱな(可愛い♪)

 

 

―――部室―――

 

凛「希ちゃんがお休み?」

 

絵里「ええ、ただの風邪みたいだけど」

 

ことり「ことりたちも気を付けないとね」

 

海未「仕方ありません、今日は基礎練習に変更しましょう」

 

穂乃果「海未ちゃんの基礎練習厳しいからやだよ~」

 

海未「それでは特別に穂乃果だけ私が付きっきりで指導しましょう」ニコッ

 

穂乃果「うわぁーごめんなさい嘘です!」

 

にこ「練習終わりにみんなでお見舞いに行きましょうか」

 

絵里「でもあまり多いとかえって迷惑になるし、私と海未で行ってくるわ」

 

にこ「そう?悪いわね」

 

凛「ちょっと待って!」

 

にこえり「?」

 

凛「凛も、凛も行きたいにゃ!」

 

花陽「わ、私も……」

 

真姫「私も……でもさすがに5人は多いわね」

 

海未「では私は、今回は遠慮しておきます」

 

海未「絵里、真姫、凛、花陽で行ってきてください」

 

絵里「海未……ごめんなさいね」

 

海未「いえ、希と三人のことよろしくお願いします」

 

凛「絵里ちゃん、行きしなにコンビニ寄ってお茶買っていこっ」

 

凛「風邪の時はお茶を飲むと良いってこないだテレビでやってたにゃ」

 

絵里「そうね、手ぶらで行くのも寂しいしね」

 

絵里「さすがは凛ね」ナデナデ

 

凛「にゃにゃ~」

 

 

にこ「はぁ、あんた達まるで保護者ね」

 

海未「ええ、可愛いμ’sの妹たちですから」

 

 

―――希マンション―――

 

凛「とりあえずピンポン――」

 

絵里「待って、合鍵なら預かってるわ」スッ

 

真姫「ずいぶん不用心ね」

 

絵里「いざという時のために、この前もらったの」

 

花陽「希ちゃん一人暮らしだし、なにかあったら大変だもんね」

 

真姫「まるでμ’sの保護者ね」

 

 

絵里「希、大丈夫?」ガチャ

 

希「えりち……凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃんまで」

 

凛「希ちゃんが倒れてるって聞いてお見舞いに来たにゃ」

 

花陽「大丈夫?ちゃんとご飯食べた?」

 

真姫「朝にラインしてくれれば薬くらい持ってきたのに」

 

希「みんな……ありがとうね」

 

絵里「ふふ、今日はμ’sの妹がみんな来てくれたの」

 

希「まさか真姫ちゃんまで来てくれるなんて」

 

真姫「仲間なんだから当然でしょ……それに心配だったし……」カミノケクルクル

 

凛「真姫ちゃんが珍しく素直にゃ!まさか真姫ちゃんも風邪!?」

 

真姫「」イラッ

 

ベシッ

 

凛「いたっ!」

 

凛「真姫ちゃん今本気でチョップした!ひどいにゃ!」

 

花陽「二人とも、暴れちゃだめだよぉ」

 

 

絵里「ふふ……早く直さないとね、希?」

 

希「うん……そうやね……」ホロリ

 

絵里「……………………」

 

 

―――まきりんぱなのライン―――

 

凛『希ちゃん、明日は学校来られるかな?』

 

花陽『さすがに無理じゃないかな、良くなっても一日くらい安静にしてないと……』

 

真姫『そうね、エリーに薬だけ預けておくわ』

 

凛『ええー、明日もみんなでお見舞いに行けばいいにゃ』

 

花陽『明日は絵里ちゃんと一緒に海未ちゃんとことりちゃんと穂乃果ちゃんが行くから、私たちはお留守番だよ』

 

凛『むむぅ、しょうがないにゃ』

 

真姫『にこちゃんはどうするのかしら?』

 

花陽『妹たちがいるし、行きたくても行けないんじゃないかな』

 

凛『よーし、明日はにこちゃんのお家へお手伝いにいくにゃ!』

 

花陽『ええっ!」

 

真姫『しょうがないわね~』

 

花陽『真姫ちゃんまで…………』

 

花陽『にこちゃん家にご迷惑じゃないかな』

 

凛『今からにこちゃんに電話で聞いてみるにゃ』

 

 

凛「♪~♪♪」ポチポチ

 

Prrrrrrrrr

 

凛「もしもしにこちゃん、あのね――」

 

タイトルとURLをコピーしました