ごちうさSS 幼いココア、リゼを看病

 

 

――リゼの部屋――

 

リゼ「けほっ……こほっ……!」

 

ここあ「ゆうしゃさん、どう……?」

 

黒服「37.7度……風邪ですね、こりゃ」

 

ここあ「かぜ?りぜちゃん、びょうきになっちゃったの?」

 

黒服「ええ、まぁ。たぶん二日もすれば良くなると思いますが」

 

リゼ「ずずっ……別に心配いらない、今日はココアと一緒に水族館に行くんだ」スッ

 

黒服「お嬢ダメですよ!少なくとも今日一日は安静にしてないと」アセアセ

 

リゼ「大丈夫だこれくらい――っ!?けほっ!げほっ!」

 

ここあ「りぜちゃん!」

 

黒服「言わんこっちゃない……こんなに熱があるのに辛くないはずないでしょう」

 

リゼ「辛くないと言ったら辛くない!自分のことは自分が一番良く分かってる」

 

黒服「分かっているのに無茶をするでしょうお嬢は。とにかく今日は外出は控えてください」

 

リゼ「解熱剤を飲めば大丈夫だ、熱くらいでココアとの約束を無下にできるわけ――」

 

ここあ「だめっ!!」

 

黒服「!?」

 

リゼ「ココア……?」

 

ここあ「きょうはりぜちゃん、ぜったいおそとにでちゃだめ!」ブンブン

 

ここあ「りぜちゃんのびょうきがなおってからじゃないと『すいぞくかん』なんていかない!」

 

リゼ「っ……でもお前、ずっと前から楽しみにして――」

 

ここあ「…りぜちゃんがげんきじゃないといやだもん……」グスッ

 

ここあ「りぜちゃんといっしょにふたりで、たのしく『おさかな』みたいよ……」グスグス

 

リゼ「……!」

 

黒服「お嬢………まだ強情はりますか……?」

 

リゼ「…………っ」グッ

 

ここあ「りぜちゃんおねがい、ゆうしゃさんのいうこときいて……?」

 

ここあ「りぜちゃんのびょうきがひどくなったりしたら……」ジワッ

 

黒服「……お嬢」

 

リゼ「……わかった、今日はおとなしく安静にする」

 

ここあ「……!」

 

リゼ「ココア……ごめんな」

 

ここあ「ううん……いっしょにかぜ、はやくなおそうね」ニコッ

 

リゼ「ああ」ギュッ

 

ここあ「いうこときいてくれてありがとう、りぜちゃんだいすき」ギュッ

 

リゼ「……っ」グスッ

 

黒服「…………」フッ

 

黒服「後で薬をお持ちします、それでは……」

 

リゼ「ま、待ってくれ、風邪がうつるといけないからココアも一緒に連れて行ってほしい」

 

黒服「……確かにそうですね」

 

ここあ「ここにいちゃだめ……?」

 

黒服「風邪がうつるといけないので、今日はあっちの大広間にいましょう」

 

リゼ「すまないなココア、今日一日だけ我慢してくれないか?」ナデナデ

 

ここあ「うん……わかった」

 

ここあ「リゼちゃん……はやくげんきになってね?」

 

リゼ「ああ、任せろ」

 

黒服「では……」

 

ここあ「……」チラッ

 

リゼ「ぁ……」

 

ガチャッ バタン

 

リゼ「………………」

 

リゼ「……ここあ」

 

 

―――――――――――――

 

――お昼 大広間――

 

ここあ「………………」

 

ここあ「わいるどぎーす?りぜちゃんだいじょうぶかな……」ギュッ

 

黒服「失礼しやす」ガチャッ

 

ここあ「ゆうしゃさん、りぜちゃんどうだった?」

 

黒服「まだなんとも……一応薬を飲んだのでマシになってきているとは思いますが、やはり辛そうですね」

 

ここあ「…………」シュン

 

黒服「あ……心配いりませんよ、すぐに良くなりますから」アセアセ

 

ここあ「りぜちゃん、しんじゃったりしない……?」

 

黒服「大丈夫です、お嬢はそんなに弱い人じゃありません」

 

黒服「必ず元気になりますから、だから信じてお待ちください」グッ

 

ここあ「うん……」

 

黒服「さっ、そろそろお昼ですから。何が食べたいですか?」

 

ここあ「ううん、きょうはおなかすいてないからいらない」

 

黒服「でも朝ごはんも食べて無かったようですし、お昼くらいは少しでも食べられた方が――」

 

ここあ「そうだ!」

 

黒服「?」

 

ここあ「ゆうしゃさん、りぜちゃんのおひるごはんは?」

 

黒服「お嬢ですかい?要らないとおっしゃっていましたが、おかゆでも作って持っていこうかと」

 

ここあ「わたしもいっしょにつくる!」

 

黒服「!」

 

ここあ「おいしいおかゆをつくって、りぜちゃんにげんきになってもらうの!」

 

黒服「なるほど……いいアイデアですね」

 

ここあ「おてつだいしてもいい?」

 

黒服「ええ、もちろん」

 

黒服「お嬢のために、作ってあげましょう」

 

ここあ「……!」パアァ

 

ここあ「うん!わたしにまかせなさーい♪」

 

黒服(やっと笑顔になってくれた)

 

 

――

――――

――――――

 

――――――――――――――――――

 

 

――リゼの部屋――

 

リゼ「ふぅ…………」

 

リゼ(気だるいが、暇だな……)

 

リゼ「………………」

 

リゼ(ココアのやつ、大丈夫かな……寂しくて泣いたりしてないかな)

 

リゼ「なぁ、ワイルドギース――は、ココアが連れて行ったのか……」

 

リゼ「………………」

 

リゼ「ははっ……ほんとうは寂しいのはわたしのほうか」

 

リゼ「……ココア」

 

――トントン

 

リゼ「?」

 

ここあ「りーぜちゃん♪」ガチャッ

 

リゼ「ココア!」

 

ここあ「おひるごはんもってきたよ~」ガラガラ

 

リゼ「お前……ぷっ、なんだそのマスクは?」クスッ

 

ここあ「ゆうしゃさんがくれたの、りぜちゃんのそばにいられるようにって」

 

ここあ「これをつけてたら、りぜちゃんのおへやにずっといてもいいっていってた」ニコッ

 

リゼ(あいつ……)

 

ここあ「りぜちゃん、おひるごはんつくってきたからたべて?」

 

リゼ「ココアが作ってくれたのか?」

 

ここあ「うん!ゆうしゃさんといっしょにがんばったよ」

 

リゼ「そうか、ありがとうな」ナデナデ

 

ここあ「んっ……♪」

 

ここあ「りぜちゃんにもんだい!これ、なんだとおもう?」

 

リゼ(この匂い、たぶんおかゆだろうな)

 

リゼ「うーん、分からないなぁ」

 

ここあ「えへへ、じゃーん!おかゆだよ」エッヘン

 

リゼ(ドヤ顔ココアかわいい……)

 

ここあ「こっちのがりぜちゃんので、こっちのがわたしのぶん」

 

リゼ「ココアのぶん?お昼ごはんまだ食べてないのか?」

 

ここあ「うん、りぜちゃんとおなじものたべたかったから」

 

ここあ「――えいっ♪」ポフッ

 

リゼ「おっと……」

 

ここあ「やけどしないように、わたしが『ふー』してたべさせてあげるね」

 

リゼ「優しいな、ココアは」クスッ

 

ここあ「ふー、ふー……」

 

リゼ(ココアの吐息が……)ドキドキ

 

ここあ「はいりぜちゃん、あーん」

 

リゼ「あーん」パクッ

 

リゼ「……」モグモグ

 

ここあ「おいしい?」

 

リゼ「ん……ああ、おいしいよ」

 

ここあ「ほんと?やったぁ!」

 

リゼ「塩加減もちょうどいい」

 

ここあ「ゆうしゃさんにおしえてもらったの。すこしだけおだしをいれるとおいしくなるんだって」

 

リゼ「ココアは料理もできるんだな」ヒョイ

 

ここあ「りぜちゃん、げんきでた?」

 

リゼ「ああ、ココアの料理を食べたら風邪なんてイチコロだ」ギュッ

 

ここあ「わーい♪」キャッキャッ

 

リゼ「お腹すいただろう?もう大丈夫だから一緒に食べよう」

 

ここあ「うん!いただきまーす」

 

ここあ「ふぅ…ふぅ……はふっ……ん……」モグモグ

 

リゼ「ははっ、やけどしないようにな」ナデナデ

 

 

―――――――――――――――――――

 

――PM4時――

 

リゼ「げほっ!ずずっ……ごほっ!ごほっ!」

 

ここあ「りぜちゃん……!」

 

リゼ「大丈夫だ、すまない――!?え゛ほっ!ごほっ!」

 

ここあ「おいしゃさん、よんでくる?」

 

リゼ「ごほん……心配ない、ただ風邪が咳にきているだけだ」

 

ここあ「のどあめもってこよっか?それとも『せなか』なでなでする?」

 

リゼ「何もいらないよ、ココアがいてくれるだけでいいんだ」

 

ここあ「でも……」

 

リゼ「……そうだな、ならひとつだけお願いしていいか?」

 

ここあ「りぜちゃんのおねがい?なんでもきくよ」

 

リゼ「ここに座ってくれ」

 

ここあ「?」ポスッ

 

リゼ「よっと」

 

ここあ「わわっ……」

 

――ポスッ

 

ここあ「りぜちゃん……?」

 

リゼ「一緒に添い寝してもらってもいいか?ココアを抱きしめていたら、ゆっくり寝られる気がする」

 

ここあ「……!」

 

リゼ「……いいか?」

 

ここあ「うん」ギュッ

 

ここあ「えへへ……りぜちゃん//

 

リゼ「かわいいな、ココアは」スリスリ

 

ここあ「りぜちゃんもふもふ♪」

 

 

―――――――――――――――――――

 

――PM6時――

 

黒服「お嬢、具合はいかがです?」ガチャッ

 

リゼ「ああ、だいぶ良くなってきたよ」

 

黒服「……あの子は?」キョロキョロ

 

リゼ「んっ?ここだ」パサッ

 

ここあ「すぅ…………」Zzz

 

黒服「熟睡してますね」

 

リゼ「風邪、うつらないといいけど」

 

黒服「心配なら客室のベッドに連れていきましょうか?」

 

リゼ「いや、起きたら可哀そうだしこのまま寝かせてあげよう」

 

黒服「わかりやした。ところでお嬢、お風呂の準備が出来ましたがどうされますか?」

 

リゼ「シャワーだけでも浴びるよ。問題はココアだ」

 

黒服「いつもはお嬢と一緒に入ってますもんね」

 

リゼ「メイドたちも今日は忙しそうだし……いつも通りわたしが洗ってやるか」

 

黒服「いえ、でしたらあっしや他の奴が……」

 

リゼ「お前たちはダメだっ!」

 

黒服「ひっ!?す、すいやせん」

 

黒服「ですが、あまり浴室に長くいると……」

 

リゼ「……そうだな」

 

リゼ「しょうがない、千夜に頼るとするか」ポチッ

 

黒服「ご友人ですかい?それなら安心ですね」

 

リゼ「もしもし千夜か?悪いな、仕事終わりに。実は――」

 

 

――――――――――――――――――――

 

――PM 7時――

 

ここあ「ただいま!」ガチャッ

 

リゼ「おかえりココア、さっぱりしたか?」

 

ここあ「うん!かみさらさらだよ~」

 

リゼ「ふふっ、ココアはいつもサラサラだぞ」ナデナデ

 

千夜「リゼちゃん家のお風呂ってすごく大きいのね、おかげでゆったりできたわ」ニコニコ

 

リゼ「すまないな千夜、助かったよ」

 

千夜「ううん、わたしもココアちゃんと一緒に入りたかったから」

 

ここあ「こんどは『しゃろちゃん』も『ちのちゃん』もよんで、みんなでいっしょにはいりたいな」

 

千夜「あら素敵ね。リゼちゃん、いいかしら?」

 

リゼ「ああもちろん、いつでもみんなで来てくれ」

 

ここあ「りぜちゃんもいっしょじゃなきゃいやだよ?」

 

千夜「ココアちゃんの言う通りだわ。早く元気になってね、リゼちゃん?」

 

リゼ「任せろ、明日中には治してみせるさ」

 

ここあ「あっ、おおきいおへやに『わいるどぎーす』わすれたまま……」

 

ここあ「とってくるからまってて~」トテトテ

 

リゼ「走ってまた転ばないようにな」

 

千夜「ココアちゃん、気を付けてね」

 

ガチャッ バタン

 

リゼ「…………千夜?」

 

千夜「さて……リゼちゃん?」

 

リゼ「うっ……」

 

千夜「このあいだわたしが言ったこと、覚えてる?」

 

リゼ「……えっと」ダラダラ

 

千夜「リゼちゃん?」ニコッ

 

リゼ「ひっ!」ビクッ

 

リゼ「……体調が悪い時はすぐに言ってくれ。ココアのことは全て引き受けるから……です」

 

千夜「ちゃんと覚えててくれたのね、嬉しいわ」

 

千夜「……なのに、どうしてリゼちゃんは風邪ひいちゃったのかしら」

 

リゼ「…………」

 

千夜「わたしに気を遣ったの?それとも、ココアちゃんのわがまま?」

 

リゼ「それは違うっ!……わたしの、わがままだ」

 

千夜「?」

 

リゼ「ココアと水族館に行きたかったし……ココアと離れ離れになりたくなかったから」

 

千夜「…………」

 

リゼ「のどが痛いくらい、我慢すれば大丈夫だと思って……」

 

千夜「…………」

 

リゼ「……ごめん」

 

千夜「さっき、使用人さんから聞いたわ」

 

リゼ「?」

 

千夜「ココアちゃん、リゼちゃんのこと心配して泣いちゃったんでしょう?」

 

千夜「……ココアちゃんね、ほんとにリゼちゃんのことが好きなのよ」

 

千夜「たぶんリゼちゃんがココアちゃんのことを思っているのと同じくらい」

 

千夜「リゼちゃんだって、ココアちゃんが風邪ひいたりしたら嫌でしょ?」

 

千夜「未然に防げる病気なら、なるべく防いだ方が良いと思うの」

 

リゼ「………………」

 

千夜「わたしたちにはいくら負担をかけてもいいし、リゼちゃんの気持ちだってわかるわ」

 

千夜「けど、ココアちゃんを悲しませたらダメ」

 

リゼ「……っ」

 

千夜「わたしにとって、リゼちゃんもココアちゃんも大切なお友達なの」

 

千夜「何かあったりしたら、すごく悲しいわ」

 

千夜「リゼちゃん……分かってくれる?」

 

リゼ「………………」シュン

 

リゼ「ごめん……軽率だった、反省する……」

 

千夜「ううん、わたしのほうこそ嫌なことばかり言ってごめんなさい」

 

千夜「リゼちゃん、よく頑張ったわね。偉いわ」ギュッ

 

リゼ「おいおい、よしてくれよ……」

 

千夜「寂しがり屋なリゼちゃん可愛いわ、もふもふ♪」

 

リゼ「うぅ…………//

 

千夜「今度はわたしにも看病させてね」

 

リゼ「うめぼしもネギもいらないぞ?」

 

千夜「民間療法はダメ?じゃあ口移しでリゼちゃんの風邪を……」スッ

 

リゼ「お、おい!?//」カアァ

 

ここあ「ただいま~!」ガチャッ

 

リゼ「こ、ココア!おかえり!」

 

千夜「あら、残念」テヘッ

 

ここあ「ちやちゃん、りぜちゃんもふもふしてたの?わたしもする♪」

 

リゼ「ココア、あんまり近付くと風邪が……」

 

千夜「だからほら、わたしに移しましょう?」

 

リゼ「千夜も落ち着けぇ!」

 

ここあ「りぜちゃんもふもふ」スリスリ

 

千夜「すりすり、ぎゅっ~」ギュッ

 

リゼ「~~っ//」プシュ~

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

――PM 9時――

 

リゼ「…………」Zzz

 

ここあ「りぜちゃん、ねちゃったね」

 

黒服「37.4……明日には治るでしょう」

 

ここあ「ほんと?よかった」ニコッ

 

黒服「今日一日、付きっ切りでお嬢のこと看病してくれたおかげですよ。お疲れ様です」ナデナデ

 

ここあ「んっ……♪」

 

黒服「さて、そろそろいきましょうか。お友達がお待ちですので」

 

ここあ「はーい。ちやちゃんのところにおとまり、いってきます」ビシッ

 

黒服「ええ、お気をつけて」クスッ

 

ここあ「りぜちゃんのこと、よろしくおねがいします」

 

黒服「任せてください。では――」

 

ガチャッ バタン

 

ここあ「……りぜちゃん?」

 

リゼ「すぅ……すぅ…………」Zzz

 

ここあ「……あのね、ごめんなさい」

 

ここあ「ちやちゃんとのおはなし、きこえてたの」

 

ここあ「ほんとはきのうから『かぜ』だったんだよね?きづけなくてごめんね……」ギュッ

 

ここあ「びょうきがなおったら、いっしょに『すいぞくかん』いこうね。ゆーびきりげんまん♪」

 

リゼ「ん…………」Zzz

 

ここあ「ふふっ……りぜちゃん、すき」スリスリ

 

リゼ「…………」Zzz

 

ここあ「それじゃあね、いってきます」

 

ここあ「りぜちゃんのかぜ……はやくなおりますように」

 

――チュッ

 

ここあ「くちうつしってこうかな……//

 

ここあ「リゼちゃん、おやすみなさい♪」タタタ

 

――おしまい♪

感想

  1. はなまるびぃ より:

    もっふもふしてまう(謎)
    無理してでもここあちゃんを想うリゼちゃん、そしてそんなリゼちゃんを愛で包み込む千夜ちゃんに愛を感じます(^^)

  2. Beyond the Average より:

    先ほどリゼがココアの看病をするお話を読んだのですが、新しいこちらの方がより作りこまれてて、深みがあって良いですね!看病した側が風邪がうつるというオチをあえて持ってこないのがポイントですね。(きっとうつるオチだろうと思って読んでたので一本やられました(笑)。)
    相変わらずここあは思いやりは最高ですね!特に千夜の話を聞いてた上でリゼを静かに慰めるのには感動しました!!
    千夜に電話したところで「千夜にここあを見てもらう」という選択肢に気づきました。きっとリゼも気づいたんじゃないですかね。でもあの冒頭でリゼの様子がすでに判断力が鈍ってましたので仕方ないですね。自分も計画性がまだまだだと感じました。

    • 砂水クジラ 砂水クジラ より:

      シリーズSSが採用されてからは、ショートではなくても長編で物語を書きおろしてもよいことになりましたので。

      リゼちゃんが冒頭で千夜ちゃんに連絡しなかったのは、千夜ちゃんが甘兎庵で忙しいだろうという気づかいです。
      また、ここあちゃんをお風呂に入れるために千夜ちゃんを呼びましたが、あの時点ではリゼちゃんはまだここあちゃんの面倒を見るつもりでした。
      素直に折れたのは千夜ちゃんのおかげです。

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