ラブライブ SS 海未「ことり、激辛料理に挑戦!」

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――園田家――

 

穂乃果「ごちそうさま」

 

凛「辛かったけどおいしかったにゃ」

 

海未「お粗末さまでした」

 

穂乃果「海未ちゃんの担担麺食べたの久しぶりだよ」

 

凛「海未ちゃんて見かけによらず和食より中華が得意なんだね」

 

海未「それより穂乃果、凛、今日集まってもらったのは他でもないのですが――」

 

海未「実は今の担担麺が関係あるのです」

 

ほのりん「?」

 

海未「今担担麺に入れた唐辛子の10倍の辛さと言われている香辛料をふんだんに使った料理がありまして」

 

穂乃果「じゅ、十倍!?」

 

凛「そんなの辛くて食べられないよ!」

 

海未「私もそう思います。ですが今日、ことりがその料理に挑戦するそうです」

 

ほのりん「ええっ!」

 

海未「しかも制限時間30秒というリミッターつきです」

 

穂乃果「そんなの絶対無理だよ!」

 

凛「今からでも止めた方がいいにゃ!」

 

海未「わたしも何度も止めようとしました……しかし、ことりの決意は固いようです」

 

海未「こうなれば私も止めるのではなく、ことりのことを全力でサポートしようと思っています」

 

海未「お願いします、穂乃果、凛。μ’sの仲間として、ことりの挑戦をわたしと一緒に見届けてはもらえないでしょうか?」

 

穂乃果「海未ちゃん…………」

 

凛「……うん、わかったよ。こうなれば、凛たちも覚悟を決めるにゃ!」

 

穂乃果「そうだね……ことりちゃんの勇姿を、海未ちゃんと一緒に見届けるよ!」

 

海未「ありがとうございます、あなた達ならそう言ってくれると信じていました」

 

海未「ことりは既に道場で待機しています、それでは行きましょう」

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

――道場――

 

海未「ことり……入りますよ?」

 

ガラッ

 

ことり「……………………」

 

穂乃果「ことりちゃん……?」

 

海未「瞑想していますね…………」

 

凛「やっぱり緊張してるんだ……」

 

『精神統一のため座禅を組むことり』

 

海未「ことり……そろそろいいですか?」

 

ことり「んっ……ふぁ~あ……」プワプワーオ

 

ほのりん「………………」

 

ことり「あっ、穂乃果ちゃん凛ちゃん、おはよう」ニコッ

 

『緊張のあまり寝ぼけている風に見えることり』

 

穂乃果「お、おはよう……?」

 

凛「ことりちゃん、寝てたのかにゃ……?」

 

海未「そんなはずないでしょう。ことり、座禅は済みましたか?」

 

ことり「うん、バッチリだよ。いい夢見られたし」

 

海未「くっ……」(笑)

 

ほのりん「夢……?」

 

『精神統一で成功する夢を見たことり』

 

ことり「それじゃあそろそろ始めよっか♪」

 

海未「ルールを説明します。先ほど食べて頂いた担担麺の10倍の辛さと言われている香辛料をたっぷり使った料理をことりに30秒以内に食べて頂きます」

 

海未「30秒を過ぎればアウト、また、途中でリタイアしてもアウトです」

 

海未「ちなみに香辛料の辛さはこれくらいです、どうぞ」スッ

 

ほのりん「……」ペロッ

 

穂乃果「ひゃっ!?か、からいっー!」ヒリヒリ

 

凛「舌から火が出るにゃ……!」グスッ

 

海未「ご覧のとおりです……ことり、これでも挑戦するんですか?」

 

ことり「うん……!」

 

海未「思い留まる訳にはいきませんか?」

 

ことり「やっぱり、礼に始まり礼に終わるってところがあるから」

 

海未「ぷっ…………」(笑)

 

『自分よりも礼儀を重んじることり』

 

穂乃果「礼……?」

 

凛「挑戦と関係あるのかな…………」

 

海未「こほん!それではことり……準備はいいですか?」

 

ことり「うん……海未ちゃん、お願い!」

 

海未「よーい……始め!」カチッ

 

海未「どうぞ、30秒以内ですよ」スッ

 

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ほのりん「」

 

ことり「いただきます」パクッ

 

ことり「うわぁ……辛いね」

 

海未「ことり、無理しないでください」

 

ことり「大丈夫だよ、こんなところで諦めたらおしまいだもん」モグモグ

 

ことり「あむっ」

 

ことり「」モグモグ

 

海未「ことり、後15秒です!」

 

ことり「あと3分の1……もうちょっとだね」

 

ことり「はむっ」

 

ことり「」モグモグ

 

海未「あと5秒!」

 

海未「4……3……2……1――」

 

ことり「完食だよ!」

 

海未「タイムは……残り0.6秒……」

 

海未「ことり、やりましたね!」

 

ことり「やったぁ!みんなのおかげだよ」

 

ほのりん「……………………」

 

海未「感動的でしたね……」グスッ

 

ことり「口の中がヒリヒリするよ」エヘヘ

 

ほのりん「……………………」

 

海未「んっ、穂乃果、凛、どうかしたのですか?」

 

穂乃果「…………さっきの、巻きずしだったから……」

 

凛「ちゃんと中身を見ないと……その……」

 

海未「はっ?」

 

ほのりん「!?」

 

海未「」ドカン!

 

ほのりん「ひっ!」ビクッ

 

海未「あなたたち……いったい何が言いたいのですか?」

 

海未「まさかことりが食べた巻きずしに香辛料が入っていなかったというのではないでしょうね?」

 

ほのりん「……………………」ウツムキ

 

ことり「そんな……こんなに頑張ったのに……」ガクッ

 

『穂乃果と凛の心無い疑いに落ち込むことり』

 

穂乃果「ことりちゃん…………」

 

海未「見なさい……あれではことりがあまりにも可哀そうです」

 

海未「凛、いったい何が納得できないのですか?」

 

凛「えっとね…………全然辛そうじゃなかったし……汗もかいてないし……」

 

海未「」イラッ

 

海未「あなたは最低です!」バン!

 

凛「!」ビクッ

 

海未「辛い物を食べて汗をかかない人もいるでしょう!」

 

海未「ことりはあなた達に心配かけまいとして、辛いのを我慢してまで平然を装っているんです!」

 

海未「それをなんですかあなたは!」

 

凛「……ごめんなさい」グスッ

 

海未「……はぁ」

 

凛「!」ビクッ

 

海未「後輩が先輩のことを疑うなんて……」

 

凛「うぅ…………」ジワッ

 

海未「凛だけは純粋なままでいてくれると思っていたのに、残念です」ハァ

 

凛「ううっうぇぇ……!」ポロポロ

 

穂乃果「り、凛ちゃん」アセアセ

 

海未「……穂乃果、あなたはどうなんですか?」

 

穂乃果「うっ……ほ、穂乃果は――」

 

ことり「はぁ~」

 

穂乃果「!」ビクッ

 

ことり「穂乃果ちゃんは幼馴染のことを疑うような人になっちゃったんだ……悲しいな」

 

穂乃果「……ぅ…………」

 

海未「穂乃果がこうなったのも雨の中マラソンして倒れた時以来ですね……小さい頃の純粋な穂乃果はどこに行ってしまったんでしょう」ハァ

 

穂乃果「ひっく……ぐすっ…………」ジワッ

 

穂乃果「ごめんなさい……なんでも無いです……」ポロポロ

 

海未「さすがは穂乃果です、そう言ってくれると信じていました」ニコッ

 

ことり「凛ちゃんは?」

 

凛「……………………」

 

海未「」ドカン!

 

凛「!」ビクッ

 

凛「……なんでも……無いです」ビクビク

 

ことり「凛ちゃんならそう言ってくれると思ったよ」ニコッ

 

海未「それではことりの挑戦は成功ですね」

 

ほのりん「……………………」グスッ

 

ことり「そうだ、口直しにみんなでクレープでも食べにいこっか♪」

 

海未「名案ですね、片づけを終えたら四人で行きましょう」

 

海未「穂乃果、凛、手伝ってください」

 

ほのりん「うん…………」

 

ほのりん「……………………」トボトボ

 

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