ネプテューヌSS ブラン「ネプテューヌと買い物」

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このサイトのネプテューヌSSは基本的に超次元です。

イメージとしてはmk2、U、アニメ版、漫画版のはろーにゅーわーるどの世界観が反映されております。

 

――ルウィー――

 

ブラン「…………」カチャカチャ

 

ブラン(ロムとラムはお昼寝中……おかげで仕事がはかどるわ)

 

ブラン(……これが終わったら執筆活動に移りましょう)

 

ネプ「やっほーブラン!遊びに来たよー」ガチャッ!

 

ブラン「」

 

ブラン「……ネプテューヌ」

 

ブラン(厄介なのがきたわね……)

 

ネプ「また執筆活動?ブランも懲りないなぁ」

 

ブラン「……なんの用?見ての通り忙しいんだけど」

 

ネプ「そんな露骨に嫌そうな顔しないでよ~傷つくじゃん」

 

ブラン「あなたに喜怒哀楽なんてあったのね」

 

ネプ「失礼な!あるよ、『怒』も『哀』も1割弱くらいはあるよ!」

 

ブラン(少ないわね)

 

ブラン「とにかく、用が無いなら帰って。ロムもラムとやっと寝付いたところなの」

 

ネプ「それなら好都合だよ!あのね、今日はブランに頼みがあってきたんだ」

 

ブラン「お断りよ」

 

ネプ「はやっ!?まだ何も言って無いじゃん」

 

ブラン「どうせゲームかクエストを手伝ってくれとかでしょ、あいにくそんな暇は無いわ」

 

ネプ「違うよ~もっと重要なことだよ、最重要機密案件だよ」

 

ブラン「……なに?」

 

ブラン(嫌な予感しかしないわ)

 

ネプ「それじゃあ発表します、ジャララララララ――――」

 

ブラン「ドラムロールはいいから早く」

 

ネプ「服を買うのについていって欲しいの!一緒にいこっ!」

 

ブラン「……言ったでしょ、暇じゃないのよ」

 

ネプ「ええっ!最重要機密案件なのに!」

 

ブラン「ノワールかベールに連れて行ってもらえばいいわ」

 

ネプ「それも考えたよ、でもノワールは自分の趣味のせいか変な服ばっかりわたしに着せたがるし、ベールにいたって新作のオンラインゲームばっかりやってるし」

 

ブラン(想像に難くないわね……)

 

ネプ「もう頼れるのはブランだけなんだよ~ねっ、お願い?」

 

ブラン「……執筆活動が終わったらね」

 

ネプ「ほんと!あと何時間くらい?」

 

ブラン「……5時間かしら」

 

ネプ「PM5:00!?もう~しょうがないなぁ」ゴロン

 

ブラン「なに、まさかここで待つつもり?」

 

ネプ「ブランのゲーム機貸してもらうよ、あっ、お菓子みっけ!」

 

ブラン「……………………」

 

ブラン(放っておきましょう)

 

ブラン「気が散るから静かにしてて……」

 

ネプ「スマ○ラにしよっかな、やっぱCPU戦はトーナメントだよね」

 

ブラン「……………………」

 

ネプ「くらえ!必殺デデデの投げ連!」

 

ブラン「………………」ギリッ

 

ネプ「ふふん、ファルコのリフレクターを甘く見たな!」

 

ブラン「…………」ブルブル

 

ネプ「あっ、お菓子なくなっちゃった。ねぇブラン、お菓子ちょうだい?」

 

ブラン「……」

 

ネプ「ねぇねぇブランってば」クイッ

 

ブラン「」プチン

 

ブラン「うるっせえぇぇえ!!」バン!

 

ネプ「ねぷっ!?」

 

ブラン「静かにしろって言ってんだろっ!!」

 

ネプ「だって~お菓子無くなったもん」

 

ブラン「知るかっ!グダグダ言ってるとしまいにゃ追い出すぞ!!」

 

ガチャッ

 

ミナ「ブラン様!お二人が起きてしまいます、静かにしてください」

 

ブラン「!……わ、悪い」

 

ネプ「あーあ、怒られちゃった」

 

ブラン「お前のせいだろうが!!」

 

ミナ「……ブラン様?」

 

ブラン「ミ、ミナ、いまのはネプテューヌが……」

 

ネプ「あはは…………」ダラダラ

 

ミナ「……お二人とも、少し頭を冷やしましょうか」ニコッ

 

 

――ショッピングモール――

 

ネプ「追い出されちゃったね」

 

ブラン「……誰のせいよ」

 

ネプ「まぁまぁ、おかげで買い物に行けるし良かったじゃん」

 

ブラン「良かったのはあなただけよ…………はぁ」

 

ネプ「それにしても、さすがにルウィーは服がたくさん売ってあるね」キョロキョロ

 

ブラン「一年中寒いからかしら、一応夏服も売ってるけど」

 

ネプ「おっ、このパーカーいいかも!」

 

ブラン「……意外ね、ネプテューヌが服選びなんて」

 

ネプ「むぅ~失礼な、わたしだって服くらい買うよ」

 

ブラン(パーカーワンピとジャージワンピしか見たこと無いけど……)

 

ネプ「ブランは普段服とか見ないの?」

 

ブラン「興味ないわ……女神が変な服を着るわけにも行かないし」

 

ネプ「よし、それじゃあわたしが選んであげる!」

 

ブラン「ネプテューヌが?嫌な予感しかしないんだけど……」

 

ネプ「ん~……あっ、これとかブランに似合いそう!」

 

ブラン「この服…………」

 

ネプ「制服だよ!小学生の」ドヤァ

 

ブラン「おいネプテューヌ、表に出ろ」ガシッ

 

ネプ「ごめんごめん!冗談だってば!」

 

ネプ「ええっと……あっ、これとかどう?」

 

ネプ「服とおそろいの帽子も付いてるし、ブランにぴったりだよ」

 

ブラン「別に帽子が良いわけじゃあ……そもそもあなたの服を見に来たんじゃないの?」

 

ネプ「そうだったね、いけないいけない」テヘッ

 

ネプ「♪~♪♪」

 

ブラン(……ネプテューヌが選んでくれたこの服、こうして見ると巫女みたいで可愛い……)

 

ブラン(……………………)

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

ネプ「ブラン、どこ行ってたの?」

 

ブラン「……ちょっと」

 

ネプ「ふぅん?それよりこれ見てみて!」

 

ネプ「どう、似合う?」

 

ブラン「……どうしてセクシー路線なの?」

 

ネプ「この姿なら何もしなくてもシェアを獲得できるかな~って」

 

ブラン「……似合わないわね」

 

ネプ「うっ……やっぱり……」ガクッ

 

ネプ「鏡で確認した時からフラグが折れてる気がしてたんだよねぇ」

 

ブラン「ネプテューヌはいつもの服が一番似合ってると思うわ」

 

ネプ「えっ……」

 

ブラン「わたしはネプテューヌのワンピース姿、割りと好きだけど」

 

ネプ「…………」ポカン

 

ブラン「……どうしたの?」

 

ネプ「う、ううん……まさかブランからそんなこと言われるなんて思ってなかったから」

 

ブラン「思っていたことを言っただけよ」

 

ネプ「そっか……えへへ♪」

 

ブラン「?」

 

ネプ「もーう、ブランたら、最初からそう言ってくれればわざわざ来ること無かったのに」

 

ブラン「どういうこと……」

 

ネプ「それよりお腹空いたね、フードコートいこっか」

 

ブラン「服はもういいの?」

 

ネプ「うん、やっぱりわたしにはこれが一番みたい」

 

ブラン「……意味が分からないわ」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

ネプ「付き合ってくれたお礼に、今日はわたしが何でも奢るよ」フンス

 

ブラン「1000円以内までなら、は無しよ」

 

ネプ「読心術!?厨二病を拗らせたせいでブランが新技を……!」

 

ブラン「……特上御膳にしようかしら」

 

ネプ「冗談だよブラン~せめて定食で許して」

 

ブラン「……じゃあエビフライ」

 

ネプ「わたしはプリンとホットドッグとポテトにしよっと」

 

ブラン「高カロリーと添加物の代表ね」

 

 

ブラン「ごちそうさま……」

 

ネプ「まだ1時半か~次はどこ行く?」

 

ブラン「……本屋がいいわ、最近発売されたラノべを買いたいの」

 

ネプ「本屋かぁ、わたしも漫画をチェックしとこうかな」

 

ネプ「ところでブラン、さっきから気になってたんだけど」

 

ブラン「なに?」

 

ネプ「その袋、なにか買ったの?」

 

ブラン「!……これは……」

 

ネプ「ははーん、さてはやらしい本か何かだね」キラン

 

ネプ「ど~れ!」バシッ

 

ブラン「ばっ……返せ!」

 

ネプ「んふふ~――――あれ?これ、さっきわたしがブランに選んだ服……」

 

ブラン「…………っ!//」

 

ネプ「ブラン……これって」

 

ブラン「……記念代わりに買ったんだよ、悪いか」

 

ネプ「記念……」

 

ブラン「お前が似合うって言ったんだぞ、ほんとはわたしの趣味じゃないけど……」

 

ネプ「………………」

 

ブラン「っ……お、おい、なんか言えよ!」

 

ネプ「……ぷっ、あはは!」

 

ブラン「なっ……お前っ!」

 

ネプ「ごめん、なんだか意外すぎて……ほら、ブランってあんまりこういう場所とか好きじゃなさそうだからさ」

 

ネプ「今日もわたしが無理やり付いてきてもらっただけだし、正直ウザがられてると思ってたから」

 

ブラン「うざいなんて……別にそこまで……」

 

ネプ「なのにブランは記念品まで、それにわたしがチョイスした服を。なんだか嬉しくて、あはは」

 

ブラン「ネプテューヌ……」

 

ネプ「んっ~と……はいブラン、これ」

 

ブラン「……スライヌのキーホルダー?」

 

ネプ「さっきブランがどっか行った時に買っておいたんだ」

 

ネプ「差し詰めわたしからのお礼と記念品てとこかな、ちょっと貸して」

 

ネプ「こうして携帯につるせば……ほら!」

 

ネプ「じゃじゃーん、わたしとお揃いだよ」

 

ブラン「…………」パチクリ

 

ネプ「やっぱり記念品はこういうお揃いのものがいいよね、名付けてネプブラ記念キーホルダーなんてどうかな」

 

ブラン「…………ふふっ」クスッ

 

ブラン「あえてスライヌを選んだあなたのセンスには疑問が生じるけど……」

 

ネプ「ひどっ!?スライヌ可愛いもん!」

 

ブラン「気持ちは嬉しいわ……ネプテューヌ、ありがとう」

 

ネプ「さすがはわたし、もうブランとのフラグを立てたよ!」

 

ブラン「今の一言が無ければ……ね」

 

ブラン「……本屋、行きましょうか」

 

ネプ「その次はブランの家でゲームかな」

 

ブラン「……しょうがないわね、今日だけよ」

 

ネプ「やったぁ~!とうとうわたしの実力を試すときが来たようだね」

 

ブラン「……ねぇ、ネプテューヌ?」

 

ネプ「んっ?」

 

ブラン「……また、今度も誘ってくれるかしら?」

 

ネプ「えへへ~当たり前じゃん!だってわたしたち友達だもん!」

 

ネプ「今度はノワールやベールも誘ってみんなで来ようね!」

 

ブラン(できれば二人きりが良かったけど……まぁ、それでもいいわ)

 

ブラン「ええ」

 

ブラン(いまはまだ……ね)

 

ネプブラ――おしまい

感想

  1. 匿名 より:

    ネプブラもいいですね。

  2. 匿名 より:

    次の新作にもネプブラ要素を出して欲しいですね。

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      申し訳ございませんが、浮かんだアイデア次第ですので了承いたしかねます。
      ブランちゃんメインの構成が纏まりましたらぜひ。

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