ラブライブ SS 花陽「みんなで凛ちゃんが何かするたび本気で叱りつけてみます」

無題4trgbr5yh6

 

―――小泉家―――

 

凛「ええっ~一緒に寝ようよ~」

 

花陽「で、でも……凛ちゃん寝相悪いし……」

 

凛「気を付けるから大丈夫だよ」

 

花陽「でも…………」

 

凛「むぅ~言うこと聞いてくれないかよちんはこうにゃ!」

 

凛「こちょこちょこちょ!」

 

花陽「きゃっ、り、凛ちゃん……んっ……!」

 

凛「凛のお願い聞いてくれるまでやめないにゃ」

 

花陽「り、凛ちゃん……怒るよ……!」

 

凛「こちょこちょこちょ!」

 

花陽「」ダン!

 

凛「!?」ビクッ

 

凛「か、かよちん……?」

 

花陽「どうしてやめてくれないの?」

 

花陽「いい加減にしないと怒るって言ったよね?」

 

凛「ご、ごめん…………」

 

花陽「うん」ニコッ

 

花陽「それじゃあ今日は別々に寝よう?」

 

凛「……うん…………」グスッ

 

花陽(可愛い…………)

 

 

―――部室―――

 

凛「今日も練習頑張るにゃー!」ガチャ

 

海未「おや凛、今日は早いですね」カキカキ

 

凛「あっ、海未ちゃん!」

 

海未「きゃっ!」

 

凛「捕まえたにゃー!」ギュッ

 

海未「凛、作詞中ですので今は――」

 

凛「ええっ~そんなことより凛と遊ぼうよ~」

 

海未「ダメです…………凛、ほんとに怒りますよ?」

 

凛「お願い~海未ちゃん!」

 

海未「離れなさい!」

 

凛「!」ビクッ

 

凛「う、海未ちゃん……?」ビクビク

 

海未「今は作詞中だと言っているでしょう」

 

海未「凛は人の話しを聞かなさすぎです、もう少し落ち着くことを覚えなさい」

 

凛「……うん、ごめんなさい…………」グスッ

 

海未(可愛い……)

 

海未「わかればいいのです」ニコッ

 

凛「…………………………」シュン

 

 

―――屋上―――

 

絵里「はい、今日の練習はここまで。みんなお疲れ様」

 

凛「今日も楽しかったにゃあ」

 

絵里「ふふ、凛はいつも元気ね」

 

凛「これぐらいじゃへこたれないよ、絵里ちゃんにも凛の元気を分けてあげるにゃ!」

 

絵里「きゃっ!」

 

絵里「ちょっと凛、私まだ汗拭いてないから――」

 

凛「そんなの凛は気にしないにゃ~絵里ちゃん~」ギュッ

 

グイッ オシノケ

 

凛「!…………絵里ちゃん……?」

 

絵里「いい加減にして、そうやってすぐに抱き付くのはやめなさい」

 

絵里「凛はいいかもしれないけど、相手が迷惑に思うことだってあるの」

 

凛「…………ごめんなさい」グスッ

 

絵里(可愛い……)

 

絵里「わかってくれればいいのよ」ニコッ

 

凛「……………………」シュン

 

 

―――翌日―――

 

教師「え~Be動詞は主語により――」

 

凛(暇にゃ~早く体育の時間にならないかな)

 

凛「」チラッ

 

真姫「…………」カキカキ

 

凛(真姫ちゃんは勉強なんでもできてすごいにゃ……)

 

 

――――――――

 

花陽「疲れたねぇ」

 

真姫「球技なんてこの世からなくなればいいんだわ……」

 

凛「かよちんも真姫ちゃんもだらしないにゃ~」

 

花陽「凛ちゃん、体育はいつも成績トップだもんね」

 

凛「えっへん!」

 

真姫「でも他の科目も頑張らないとダメよ?いつも赤点ギリギリなんだから」

 

凛「勉強は嫌い、それに凛にはかよちんと真姫ちゃんがいるから大丈夫だよ」

 

真姫「そういう問題じゃなくて――」

 

凛「お説教は聞きたくないにゃ~!」

 

真姫「」ダン!

 

凛「!」ビクッ

 

凛「ま、真姫ちゃん……?」ブルブル

 

真姫「私は凛のことを思って言ってるのよ?真剣に聞きなさい」

 

真姫「いつもテスト前に迷惑かけられるのはわたし達なんだから」

 

凛「……ごめんなさい…………」グスッ

 

真姫(可愛い…………)

 

真姫「わかればいいのよ」

 

凛「……………………」ウルウル

 

花陽「//」ゾクゾク

 

 

―――部室―――

 

海未「というわけで、来週からは1年2年3年とそれぞれ一人ずつの3人編成で練習します」

 

海未「絵里のところにはことりと真姫」

 

海未「希のところは穂乃果と花陽」

 

海未「そしてにこのところには私と凛が入ります」

 

にこ「凛と一緒?まぁ、海未がいるから大丈夫だと思うけど……」

 

海未「ええ、騒がしいようなら注意するので安心してください」

 

凛「でもにこちゃんて3年生には見えないにゃ~」

 

にこ「……………………」

 

凛「年上の威厳ゼロにゃ、海未ちゃんのほうが年上に見え――」

 

にこ「」ドカン!

 

凛「!」ビクッ

 

凛「に、にこちゃん……?」ビクビク

 

にこ「あんた、少しにこのことバカにし過ぎじゃない?」

 

にこ「いい加減にしないと怒るわよ?」

 

凛「ご、ごめんなさい…………凛、そんなつもりじゃ…………」

 

凛「にこちゃんなら、いつもみたいに冗談だってわかってくれ――」

 

にこ「冗談も度が過ぎると喧嘩になるのよ、覚えておきなさい」

 

凛「……ごめんなさい…………」グスッ

 

にこ(可愛い…………)

 

にこ「わかればいいのよ、にこっ」

 

凛「……………………」ジワッ

 

 

―――帰り道―――

 

凛「……………………」

 

真姫「凛、どうしたの?顔色悪いわよ?」

 

凛「」ビクッ

 

凛「ううん、何でもないよ!」

 

凛「………………」

 

凛(なんだかこの頃みんな恐いよ……凛、嫌われちゃったのかな……)

 

凛「」ジワッ

 

凛「かよちん真姫ちゃんごめんね、凛今日はもう帰るにゃ!」

 

真姫「凛あなた……泣いて――」

 

凛「ばいばい!」

 

タッタッタ

 

花陽「……真姫ちゃん」

 

真姫「そうね……そろそろおしまいにしましょう」

 

真姫「花陽、後は頼んだわよ」

 

花陽「うん」

 

 

――――小泉家――――

 

凛「か、かよちん…………」

 

花陽「……………………」

 

凛「ご、ごめんね、凛が悪いの……」

 

凛「これからはみんなの言うこと聞くから……」ビクビク

 

花陽「……凛ちゃん」

 

凛「!」ビクッ

 

花陽「私の横に座って」

 

凛「………………」ストン

 

花陽「」スッ

 

凛「!」ビクッ

 

花陽「…………」ギュッ

 

凛「えっ…………かよちん…………?」

 

花陽「凛ちゃん、ごめんね……実は――」

 

 

カクカク シカジカ

 

凛「みんな演技だったんだ」

 

花陽「うん……真姫ちゃんと海未ちゃんが、凛ちゃんに落ち着きを持ってもらえるようにって」

 

花陽「凛ちゃん、冷たくしてごめんね……」

 

凛「ううん、かよちんもみんなも悪くないよ」

 

凛「みんな凛のためを思ってしてくれたんだもん」

 

凛「かよちん、ありがとう……」ギュッ

 

花陽「凛ちゃん……」

 

凛「……でも、かよちん。今日だけお願いがあるにゃ……」

 

花陽「?」

 

凛「今日は、一緒のベッドで寝てもいい?」

 

花陽「ふぁ……うん、もちろんだよ!」

 

凛「えへへ、やっぱりかよちんは優しいね!」

 

凛「かよちんもμ’sのみんなも、大好きにゃ!」

 

感想

  1. ラオバー より:

    (*´∀`*)bイイね

  2. サラダマン より:

    最高です( ^ω^ )♡♡

    • 砂水クジラ 砂水クジラ より:

      ありがとうございます♪
      管理人にとっては書いた頃が懐かしいSSです。

  3. ばたぁくっきぃ より:

    最高でした!!

    • 砂水クジラ 砂水クジラ より:

      ありがとうございます♪
      凛ちゃんは泣き顔と笑顔が似合いますよね。

  4. らぶらいばー より:

    凛たそ可愛い

タイトルとURLをコピーしました