ごちうさSS リゼ「ココアにミルクを飲ませたい」

 

ごちうさSS リゼ「ココアがお年頃なことに興味を持ち始めた」の続編です。

アブノーマルですので、ご了承の上お楽しみください。

 

 

――早朝 ラビットハウス――

 

リゼ「おはよう」ガチャッ

 

チノ「おはようございます、リゼさん」

 

ココア「おはようリゼちゃん♪」

 

リゼ「チノ、ココア、おはよう」

 

チノ「今日は珍しくココアさんが早起きしてきました」

 

ココア「最近早めに寝るように気を付けてるんだ」フンス

 

リゼ「いや、威張ることじゃないだろ」

 

チノ「そろそろ開店準備しましょう」

 

ココア「うんっ!」

 

 

リゼ(ココアが早起き、か)

 

リゼ(そうか……今日は金曜日だもんな)

 

リゼ(1週間前の――約束の日だ)

 

リゼ(…………)チラッ

 

ココア「あっ……えへへ//」ニコッ

 

リゼ(可愛い)

 

リゼ(……さて、今夜は何をしてあげよう)

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

――お昼 厨房――

 

リゼ「…………//」モクモク

 

リゼ「……//」ペラッ

 

リゼ「わっ……//

 

リゼ「な、なるほど……こういうのもあるのか//

 

ココア「リゼちゃん?」

 

リゼ「っ!!?」ビクッ

 

ココア「なにして――…あ…それ……//

 

リゼ「ち、ちがっ!これは……その……!//

 

ココア「…………//」モジモジ

 

リゼ「~~っ……すまない、わたしも詳しくは知らないからつい……//

 

ココア「ううん、全然気にしてない。むしろ嬉しいよ//」ニコッ

 

ココア「リゼちゃんが……乗り気で勉強してくれてるなんて……//

 

リゼ「……っ//

 

ココア「無理してわたしのわがまま聞いてくれてるのかなって、心配だったから……」

 

リゼ「そんなことはない!絶対に」

 

ココア「……!」

 

リゼ「また……あんなココアが見たい……見せて、ほしい//

 

ココア「……リゼちゃん//

  

ココリゼ「………………//

 

ココア「……今夜、行くね//

 

リゼ「ああ……//

 

ココア「ふふっ♪……ねぇリゼちゃん、やっぱりその本すごい?」

 

リゼ「少なくともお前やチノが読むものじゃないな」

 

ココア「むぅ……また子ども扱いして」

 

リゼ「いや、子供じゃないから困るんだよ……」ナデナデ

 

ココア「?」

 

 

――夜 リゼの部屋――

 

リゼ「…………」

 

リゼ「…………」チラッ

 

リゼ「…………」ソワソワ

 

リゼ「………………」ドキドキ

 

トントン

 

リゼ「!」

 

ココア「入ってもいい?」

 

リゼ「いいぞ」

 

ガチャッ

 

ココア「こんばんは……リゼちゃん、お待たせ」ニコッ

 

リゼ「ドアの鍵、閉めておいてくれ」

 

ココア「うん」カチッ

 

リゼ「ほら、ここ座れよ」ベッド

 

ココア「…………」ポスッ

 

リゼ「……ココア?」

 

ココア「昨日はドキドキして眠れなかったよ……//

 

リゼ「別に変なことをするわけじゃあ……あ、いや、十分変なことか……//

 

ココア「うん……いけないことだよね……?//

 

リゼ「……ああ。友達同士で、ほんとはいけないことだ……」

 

ココア「………………//

 

リゼ「……やめておくか?」

 

ココア「ううん!……してほしい//

 

リゼ「そうか……なら、初めはお願いからだ」

 

リゼ「この前教えた通りにやってみろ」

 

 

ココア「うん……ええと……わん、わん?//

 

ココア「わたしを、リゼちゃんのペットにしてください……?//

 

リゼ「ちゃんと言えたな、いい子だ」ナデナデ

 

ココア「えへへ、リゼちゃんに褒められた……//」ニヘラ

 

リゼ「ペットの証だ、これを付けろ」スッ イヌミミ

 

ココア「んっ……首輪は?」

 

リゼ「ちゃんと付けるよ……自分からおねだりなんてほんとにマ〇だな、ココアは」ナデナデ

 

ココア「リゼちゃん……今日は何を教えてくれるの?//

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

リゼ「繋いだぞ……苦しくないか?」

 

ココア「平気だよ」ニコッ

 

リゼ「まずは床でアヒル座りになってみろ」

 

ココア「こう?」ペタン

 

リゼ「……どうだ?」

 

ココア「わぁ……ベッドに座ってるリゼちゃんが飼い主に見えるよ//

 

リゼ「同じ目線にいるよりも、こうしてされる側の目線を低くするだけでお互いの支配欲を満たせるらしい」

 

ココア「すごく変な気持ち……//

 

リゼ「ああ、わたしもだ//

 

リゼ「さて……」

 

ココア「…………//」ドキドキ

 

リゼ「そうだな……今日はミルクでも飲むか?」

 

ココア「ミルク……?//

 

リゼ「ああ、ここに丸皿がある」

 

リゼ「コップじゃなくて、この丸皿に注いだミルクをココアが飲む」

 

リゼ「でも、口を付けちゃダメだぞ。……ちゃんと舐めて、綺麗にするんだ」

 

ココア「ペロペロして……?本当のイヌみたいだね……//

 

リゼ「嫌なら他のでもいいぞ。……どうする?」

 

ココア「ううん……やってみたい//

 

リゼ「いい子だな……よし、待っていろ」

 

 

リゼ「ほらココア、飲んでいいぞ」スッ

 

ココア「ええと……こうかな?」

 

リゼ「四つん這いになってから、伏せて飲むんだ」

 

ココア「ん……こう?//

 

リゼ「いいぞ……さぁ」

 

ココア「……んっ」ペロッ

 

リゼ「……どうだ?」

 

ココア「なんだかドキドキする……//

 

リゼ「ちゃんと最後まで飲むんだぞ」

 

ココア「うん……♪//」ペロッペロッ

 

リゼ(まずい、ゾクゾクしすぎてめまいがする……//)クラッ

 

 

ココア「ごちそうさま//」ニコッ

 

リゼ「ちゃんと綺麗にできたな……おりこうさんだ」ナデナデ

 

ココア「えへへ、わんわん♪」

 

リゼ「ほら、ご褒美だ」スッ

 

ココア「ふぇ?これって……」

 

リゼ「あーんは?」

 

ココア「……あーん//

 

――チュポ

 

ココア「!」

 

ココア「むごっ……んむっ……ぷはぁ……」

 

リゼ「ただの棒付きキャンディーだよ、吐き出しちゃダメだろ」

 

ココア「ごめんなさい……//

 

リゼ「持っておいてやるから、ほら」

 

ココア「……あむっ//」チュパ

 

ココア「はんっ……んっ……れろっ…//

 

リゼ「舌先を使って舐めてみろ……もっと変な気分になれるぞ」

 

ココア「んっ……こう?//」ペロッ

 

リゼ「今日はこれを舐め終わったら、おしまいにしようか」

 

ココア「リゼちゃん……ん……//」ペロッペロッ

 

 

――IN ベッド――

 

ココア「もっと他にも色んなこと教えてほしかったのに」

 

リゼ「また来週があるからいいだろう」

 

リゼ(あれ以上続けると理性を保てる自信が無い……)

 

ココア「リゼちゃん……今日は縛らないの?//

 

リゼ「っ…したいけど……分かってくれ//」ナデナデ

 

ココア「?」

 

ココア「また来週も教えてね……?約束//」スッ

 

リゼ「……ああ//」スッ

 

ココア「ゆーびきーりげんまん♪」

 

リゼ(こんなに無邪気で可愛いココアを、わたしがアブノーマルにしてしまったのか……)

 

リゼ(うぅ、今になって背徳感以上に罪悪感が……)ギリギリ

 

リゼ「うあぁあああ!!」ジタバタ

 

ココア「リゼちゃんっ!?」

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

――3日後 甘兎庵――

 

リゼ「ふぅ……」

 

千夜「ねぇ、リゼちゃん?」

 

リゼ「どうした?」

 

千夜「わたし、深刻な悩みがあるの……」

 

リゼ「千夜が?珍しいな」

 

千夜「聞いてもらえるかしら?」

 

リゼ「ああ、わたしでよければ力になるぞ」モグモグ

 

千夜「ありがとう」ニコッ

 

 

千夜「あのね……最近、チノちゃんがお年頃なことに興味を持っているみたいなの」

 

 

リゼ「っ!?げほっごほっ!げほぉ!」

 

千夜「リゼちゃん!?お水っ!はい!」

 

リゼ「んっ……!」ゴクゴク

 

千夜「ピーとかピーとか色んなことを聞かれるんだけど……はっきり教えてあげたほうが良いかしら?」

 

リゼ「………………」

 

千夜「リゼちゃん、どう思う?」

 

リゼ「っ……千夜!」ガシッ

 

千夜「!」

 

リゼ「純粋な天使を汚すのならば、覚悟を決めるんだ……!」

 

千夜「リゼちゃんから軍人オーラが……!?」

 

リゼ「罪悪感で押しつぶされそうになるが……それ以上に得られるものもある!」グッ

 

千夜「で、でも、チノちゃんはまだ中学生だから……」

 

リゼ「返事は!?」

 

千夜「ひっ!?サ、サーイエッサー!」

 

リゼ「よし……これで千夜も戦友だ」テ ギュッ

 

千夜「戦友というよりも、大罪の道連れ……」

 

――おしまい♪

感想

  1. 匿名 より:

    Twitterみて来ました!
    なんかこうなんて言うか凄いですね!w
    (母乳期待してたなんて言えない)

  2. 名有り より:

    まさか続編が出るとは思いませんでした!前回の最後の後日談(?)は伏線だったのですね… リゼちゃん達のSMプレイのレベルも段々と上がりつつありますね…

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      このままの需要が続きますと恐らく第3話目も……。
      アイデア次第で、3話目はいったいどんなプレイになるのでしょうか。
      ぜひとも結末までお付き合いいただければと思います♪

  3. はにすけ より:

    前作にも増して刺激的です(//・_・//)

    焦らすようにゆっくり進む会話のおかげで、シーンを想像するのに捗りました(笑)
    二人のやり取りをこっそり覗き見してる気分になりますw
    とくにキャンディ舐めるシーンが、なんかもう…///。描写力に感服です!

    千夜リゼの大人な感じとはまた違う、ある意味 “大人な” ごちうさ最高です。
    R18とは違って、あくまでスキンシップな点がとても良いです!
    ココリゼは友達関係なんですよね?ここまでお近づきになる経緯も気になります。
    (過去作の延長でしょうか?)

    それにしても、千夜チノは一体何をやろうとしているのか…。
    ピーなことが何なのか気になりますが、ピーなのでしょう…。

    日曜の夜に読めて良かったです、明日への元気を貰えました♪
    また楽しみにしてます!

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      ありがとうございます♪
      プレイシーンの描写は毎回30分近く試行錯誤おりますので、気に入って頂きとても嬉しいです。

      アブノーマルの定義のひとつとしまして、『友人同士なのにいけないことをする』というテーマが本シリーズには隠されております。
      恋人同士『だから』ではなく、友人同士『なのに』……という背徳感を感じ取っていただければと思います。
      この背徳感が徐々にお互いの心の距離を縮めている、という描写を心がけているだけで、決して過去作は本編と何ら関係ありませんのでご安心ください。

      千夜チノルートをSSにするかは現在思案中です、需要があるようでしたらもしかしたら……。
      いつもご愛読ありがとうございます。丁寧なご感想、とても励みになっております♪

      • はにすけ より:

        なるほど、「友人同士『なのに』……という背徳感」ですか。

        最初に読んだ時は、友達同士だとわかっていながらも、頭のどこかに「百合関係」が残っていたようです。それでもゾクゾクしましたが、改めて「友人関係」という意識
        で読むと、恐ろしいほどの背徳感に襲われます。。。
        こういうシチュエーション、大好きです!!

        他作品になりますが、きららミラクで連載していた『桜Trick』が、友達関係の女の子
        同士なのに、キスで様々なスキンシップをするという「特別な」関係がテーマで、
        まさにその背徳感に襲われ、魅了されて好きになりました。

        この友人間アブノーマルシリーズ、すごく魅力的なので、また見たいです。
        千夜チノだと、奇抜なアイデアを持つ千夜ちゃんが、幼さの残るチノちゃんに
        どんなプレイをするのか(もしかして逆!?)、とても興味深いです。
        もし機会がありましたら、作品化を楽しみにしています♪

        • 砂水クジラ砂水クジラ より:

          桜Trickも素晴らしい作品ですよね♪
          はにすけさんと同じく、あの作品の魅力は私も『背徳感』の一言に尽きると思います。

          あれ以上にいけないことをしている感を、本シリーズで表現できれば良いのですが。
          『ゾクゾク+ドキドキ』していただけたのでしたら、本作品のテーマは大成功です。

          千夜チノは今のところ未定ですが、ココリゼは恐らくまだ続くかと思います。
          どうか、シリーズ完結までお付き合いいただけますと幸いです♪

  4. はなまるびぃ より:

    …まさかのシリーズ化?!ヤベェ、ゾクゾクする笑

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      予期せぬシリーズ化で、執筆者ながら少々戸惑い気味です。
      悪乗りで書いたSSがなぜか支持されたという砂水クジラお決まりのパターンです;

  5. 匿名 より:

    えっろ

    もっとください

  6. ぬまっち より:

    覚えてるかなー最近来れなくてごめんなさいぬまっちですー
    やっぱり読みだすとハマってしまいますね(笑(^-^)/
    ビジネス大変だけどまた来させてください〜( ̄▽ ̄)
    ありがとうね( ´ ▽ ` )ノ

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      久々のご来訪、とても嬉しく思います。
      もっとたくさん更新できていればよかったのですが;

      お仕事、無理なさらず適度に息抜きしてください。
      またブログでもツイッターでもお会いできること、楽しみにしております。

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