ごちうさSS リゼ「ココアとイチャイチャするだけ」

 

『冬の恒例』

 

――ラビットハウス――

 

リゼ「おはよう」ガチャッ

 

ココア「リゼちゃんおはよう」

 

チノ「おはようございます」

 

ココア「外寒かったでしょ?リゼちゃんも一緒にチノちゃんモフモフしよっ♪」スリスリ

 

チノ「わたしをカイロ代わりにしないでください」オシノケ

 

リゼ「はは、相変わらずだな」

 

ココア「さぁリゼちゃん、三人で一緒に!」

 

リゼ「いや、わたしは遠慮しておくよ。チノも迷惑だろうしな」

 

チノ「ココアさん、いい加減離れてください」グイグイッ

 

ココア「うーん……あっ、それなら――」

 

タッタッタ

 

リゼ「?」

 

ココア「えいっ」ギュッ

 

リゼ「っと……」

 

ココア「わたしがリゼちゃんのことあっためてあげるね」ニコッ

 

ココア「もふもふ、もふもふ♪」スリスリ

 

リゼ「お前の体が冷えるぞ。ほら、じゃれあうなら着替えた後でな」ポンポン

 

ココア「リゼちゃんのコートの中突入~」モゾモゾ

 

リゼ「こら、くすぐったいだろ……!」

 

ココア「えへへ、中はぽかぽかだね♪」

 

リゼ「」リョウテ ピタッ

 

ココア「ヴぇあああぁ!?」

 

リゼ「いうことを聞かない奴はこうだ」ピタッ

 

ココア「冷たいよぉ!うぅ~えいっ!」

 

リゼ「あっ、こら、どこに手を入れて――ひゃん!//」ビクッ

 

ココア「お返しだよ、このままモフモフしちゃうから」

 

リゼ「や、やめないか!このっ!//」ピタッ

 

ココア「ひゃあ!リゼちゃん、さすがに服の中はダメだよ!//」

 

リゼ「お前だってしただろう、こいつめ!//」

 

キャキャッ ワイワイ

 

チノ「おじいちゃん、いつかラビットハウスが勘違いされそうです」

 

ティッピー「ふむ、フルールドラパンよりも危険かもしれん」

 

リゼ「このっ!このっ!//」

 

ココア「ヴぇえぇぇごめんなさい!やめてぇー!//」

 

リゼ(可愛い……)

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

『耳かき』

 

――ココアの部屋――

 

リゼ「…………」

 

ココア「ほぇ……♪」

 

リゼ「…………」

 

ココア「♪~♪♪」

 

リゼ「ふむ……こっちは綺麗なもんだ」

 

ココア「ふぉぇ……もうおしまい?」

 

リゼ「ああ、次は反対側だな」

 

リゼ「」フゥ!

 

ココア「ひゃあ!?」

 

リゼ「!す、すまん、最後はこうするものだと思って」アセアセ

 

ココア「……………//」

 

リゼ「ココア……おい、大丈夫か?」ツンツン

 

ココア「リゼちゃん……今の、もう一回やって?//」

 

リゼ「えっ……もう一回?」

 

リゼ「…………」

 

リゼ「」フゥ!

 

ココア「~~~~っ!!//」プルプル

 

リゼ「ど、どうしたんだ?」

 

ココア(なんだろうこの変な感じ……//)

 

ココア「リゼちゃん……あと一回、あと一回だけ//」

 

リゼ「よ、よくわからないが……キリがないからこれで最後だぞ?」

 

リゼ「…………」スゥ

 

リゼ「」フゥ!

 

ココア「ひゃん……ぁっ……!//」プルプル

 

リゼ「………………//」

 

リゼ(いかん、なんだか変な気分になってきた)

 

リゼ「っ……ほ、ほら、反対側するぞ//」グイッ

 

ココア「あっ………」

 

リゼ「ん~……こっちも綺麗だな」

 

リゼ「………………」

 

ココア「………」ビクッ

 

リゼ「………………」

 

ココア「いっ………」ビクッ

 

リゼ「こら、動くとやりにくいだろ」

 

ココア「だ、だって……反対側の耳ってなんだか恐いんだもん」

 

リゼ「まぁ確かに……あれって不思議だよな」

 

ココア「り、リゼちゃん……あんまり奥までしないでね?」

 

リゼ「ああ、わかってる。いいからわたしに任せろ」グイッ

 

ココア「わっ……」

 

リゼ「………………」

 

ココア「…………」ウズウズ

 

リゼ「………………」

 

リゼ「……うん、何もないな」

 

リゼ「……さてと」

 

リゼ「ココア、終わったぞ?」

 

ココア「…リゼちゃん、最後に、あれ……//」

 

リゼ「あれ?………ああ…」

 

リゼ「」フゥ!

 

ココア「あうぅぅ……っ!//」プルプル

 

リゼ「……ココア、どうしたんださっきから?」

 

ココア「ふぇへへ……わたし、モフモフと同じくらい好きになりそうだよこれ……//」ニヘラ

 

リゼ(ココアの中で変な扉がひらきかけてる!?)

 

リゼ「だ、ダメだぞ、こんなアブノーマルなこと……いますぐ忘れろ//」

 

ココア「えっ~だってすごいんだよ?そうだ、リゼちゃんにもしてあげる」

 

リゼ「えっ?」

 

ココア「ほら、横になってみて?」

 

リゼ「……こうか」ポスッ

 

ココア「いくよ……?」

 

ココア「」フゥ!

 

リゼ「…………!!?//」ゾクゾク

 

ココア「……どう?」

 

リゼ「…………ココア」

 

リゼ「…もう一度、頼む……//」

 

ココア「えへへ、リゼちゃんも仲間だね♪」

 

ココア「」フゥ!

 

リゼ「ひぃぅ………!!//」ピクピク

 

 

ヘヤノソト

 

タカヒロ「……………………」

 

タカヒロ「」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

『頬を引っ張ってみる』

 

――公園――

 

ココア「それでね、チノちゃんの頬っぺたってすべすべでモチモチで……」

 

リゼ「…………」

 

ココア「あっ、でもシャロちゃんのモフモフ加減も負けてな―――」

 

リゼ「」ホッペムニュー

 

ココア「ふぇ!リゼちゃん、いきなりどうしひゃの……?」

 

リゼ「いや、お前の頬も負けず劣らず柔らかそうだと思ってな」

 

リゼ「よっと……」ムニー

 

ココア「あんまいひっぱるとかほがよほに伸びちゃうよ」

 

リゼ(可愛い……)

 

リゼ「この前チノがウーパールーパーだって言ってたな、こうすればもっとそっくりだ」クスッ

 

ココア「リゼひゃんまれ!?みんなしてひどいよー!」

 

リゼ「ごめん冗談だよ、ほら、悪かったな」ポンポン

 

ココア「うぅ……冗談でも結構傷ついたかも」ガクッ

 

リゼ(ココアって意外とメンタル弱いよな)

 

リゼ「お詫びにクレープ奢ってやるから機嫌直せよ」

 

ココア「ほんと?やったっ♪」

 

リゼ「…………♪」ナデナデ

 

ココア「リゼちゃんって、意外と気遣い屋さんだよね」クスッ

 

リゼ「一言余計だ」ギュー

 

ココア「いたたたっ!ほんとに伸びちゃうー!」

 

キャキャッ ワイワイ

 

クレープヤ

 

シャロ(目の前でイチャイチャされてるわたしはどうしたら……!)アワワ

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

『根本的なずれ』

 

――甘兎庵――

 

リゼ「ココア、これはなんだ?」

 

ココア「それはぼたもちかな」

 

リゼ「これは?」

 

ココア「それは八つ橋だよ」

 

リゼ「おしるこはどれなんだ?」

 

ココア「えっと、これだよ」

 

リゼ「じゃあこれだ」

 

ココア「わたしはういろうにしよっと」

 

リゼ「千夜、『おしるこ』と『ういろう』をひとつ頼む」

 

千夜「はーい、すぐに持ってくるわね」

 

リゼ「やれやれ、ここのメニューは相変わらずだな」

 

ココア「ラビットハウスも負けてられないね」フンス

 

リゼ「対抗しなくていい、急に変えたらお客さんがパニックになるだろ」

 

ココア「だからウチも指南書を作ろう」

 

リゼ「甘兎庵に買収されたと勘違いされるぞ……」

 

千夜「お待たせしました」

 

リゼ「おっ、ずいぶん早いな」

 

千夜「ココアちゃんとリゼちゃんだもの、優先しておもてなししないとね」

 

リゼ(そんな露骨に公私混同していいのか!?)

 

千夜「それではごゆっくりー」

 

ココア「いただきまーす♪」パクッ

 

リゼ「ふぅ……温まるな」

 

ココア「はいリゼちゃん、あーん」

 

リゼ「!い、いや、別にいいぞ?」

 

ココア「いいからいいから、その代わりわたしもおしるこ一口ちょうだい?」

 

リゼ「わかった、それなら……」

 

リゼ「」スッ パクッ

 

ココア「あっ……」

 

リゼ「うん、おいしい。ほら、好きなだけ飲んでいいぞ」

 

ココア「うぅ……あーんしたかったのに」

 

リゼ「さすがに恥ずかしいだろ、ほかにお客さんもいるし//」

 

ココア「いいもん、リゼちゃんのおしるこ全部飲んじゃうから」

 

リゼ「あっ、こら、全部はダメだぞ!」

 

ココア「なんて、冗談だよ。あったかくておいしい」

 

リゼ「おいおい、口の周りに付いてるぞ」フキフキ

 

ココア「んっ……」

 

リゼ「まったく、しょうがない奴だ」

 

ココア「えへへ♪」

 

イチャイチャ

 

ザワザワ ガヤガヤ……

 

千夜(あーんはダメでも間接キスとお口拭きはオッケーなのね……リゼちゃん、ちょっとずれてるわ)

 

リゼ「いい加減一人でもしっかりしてくれよ、ココア」

 

ココア「うん、でもリゼちゃんがいるから大丈夫だよ」

 

リゼ「そういう問題じゃあ………まぁ、それでいいか」

 

千夜(リゼちゃんも甘いわね……ほほえまぁ……♪)

 

――おしまい♪

感想

  1. 匿名 より:

    耳掻き…すごくいいですよね…!w
    自分も同人音声で耳かき系よく聴いていますが、あの最後の息吹きはたまらないですねw(ココアの反応に共感できる…)
    実際にやられたらすごく気持ちが良いんでしょうな…
    それはさておき…女の子同士の耳掻きってすごくグッときますね!
    反応も可愛くてとても良かったです!

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      この耳かきのアイデアは、とある漫画を読んでいた際に偶然ひらめいたものです。
      マイナーシチュエーションですが、需要があってホッとしました♪

      耳かきの音声なんてものがあるんですか……初耳です。
      最後の息吹きはお約束なんですね、どうやらまだまだ勉強不足のようです;

  2. 匿名 より:

    ココリゼほほえまぁ……♪な千夜ちゃんに思いっきり同感です!
    長く辛い残業後にココリゼSS・ごちうさSSの更新に気が付き、
    読むことができて、とっても癒されました♪

    世界がごちうさのような優しさで満ちていればいいのに、と思う今日この頃です(笑)
    また癒されにきますね♪

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      ありがとうございます。
      過酷で残酷な世の中ですが、それでも生きていくしかないんですよね。
      わたしにできるのはただSSを更新することのみですが、少しでも日々傷ついた心を癒すことができるのであれば全力を注ぎたいと思います。
      無理だけはなさらぬよう、身体にはお気をつけくださいね。
      またのご来訪、心よりお待ちしております♪

  3. 匿名 より:

    嫌なことがあった時….いつもこのSSで元気をもらっています….。ありがとう。

  4. Beyond the Average より:

    なんだか読んでるこっちが、きれいさっぱり浄化されそうです。この二人、尊い…!読んでて気持ちがいいです。
    (自分は何か『扉』が開きかけてるかもしれないのですがどうすれば良いのでしょうか?)

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      Beyondさんが新しい扉を……!
      ぜひこちらにお越しください、ヤンデレ方面もウェルカムです。

      某リゼちゃんのように暴走するBeyondさん、嫌いじゃないわっ!

  5. Emilia より:

    リクエストです。ココリゼではなくココロゼを書いて下さい。

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