ごちうさSS ここあ「リゼちゃん、ひとりきりの休日」

 

――AM10:22 天々座家 リゼの部屋――

 

 

リゼ「……………………」

 

リゼ「………………」

 

リゼ「…………」

 

リゼ「……」

 

リゼ「」シュン

 

リゼ(寂しい……寂しいぞ!)

 

リゼ「ここあ~……早く帰ってきてくれ……」

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

――1時間前 ドレスルーム――

 

 

ここあ「めいどさん、どう?」

 

メイド「」コクコク

 

メイドB「よくお似合いです」

 

ここあ「ちやちゃんとしゃろちゃん、まだかな?」

 

リゼ「ここか!」ガチャッ

 

メイド「!」

 

ここあ「あっ、リゼちゃん」

 

リゼ「ここあ、いなくなったから心配したぞ」

 

メイドB「いなくなったって、5分も経っていないのでは……」

 

リゼ「着替えてどこか行くのか?」

 

ここあ「うん、ちやちゃんとしゃろちゃんとおでかけするの」

 

リゼ「電話が来たのか、ならわたしもすぐに着替え――」

 

ここあ「ううん、だめ」

 

リゼ「えっ?」

 

ここあ「りぜちゃんはきちゃだめなの」フルフル

 

リゼ「!」ガーン

 

Prrrrrrrrrrrrrrrrrr!

 

ここあ「あっ、きた!」

 

メイド「」フリフリ

 

ここあ「それじゃあね、いってきます!」

 

メイドB「いってらっしゃいませ」ペコリ

 

ここあ「りぜちゃん、まってて」ニコッ

 

ガチャッ バタン

 

メイドB(あの笑顔……たぶんお嬢様になにかサプライズプレゼントでも買ってくるつもりなのかな)

 

メイドB「今日はおとなしく待っていま――……!?」

 

リゼ「」チーン

 

メイド「」ツンツン

 

メイドB「しっかりしてください!」

 

リゼ「ここあが……きちゃだめって……わたしのことを、きちゃだめって……」ブツブツ

 

メイドB「サプライズです!さっきの笑顔で察してあげてください!」

 

リゼ「嫌われた……ここあに嫌われた…………うっ……」ガクッ

 

リゼ「」シロメ

 

メイドB「ショックで気絶!?メイド長、医務室からタンカを!」

 

メイド「」テッテレー

 

メイドB「どこから出したんです!?」

 

メイド「?」

 

メイドB「この際いいです、そっち持ってください」

 

メイド「」ヒョイ

 

メイドB「慎重に置いて……」

 

メイド「」スッ

 

メイドB「急ぎますよ、駆け足!」

 

メイド「」イッチニ イッチニ

 

 

――――――

――――

――

 

 

リゼ(あいつはああ言ってたが、本当にサプライズなのか?)

 

リゼ(もしかしたらわたしのことが嫌になって家出するつもりなんじゃ……)ガクガク

 

リゼ(昨日ほっぺをハムハムしたのがまずかった?それともゲームしてるところを邪魔してこちょこちょしたのが原因か!?)

 

リゼ「うぅ……ここあ~!!」バタバタ

 

使用人「お嬢!?」ガチャッ

 

リゼ「!?」バッ

 

使用人「どうされたんです?」

 

リゼ「なんだ、お前か……」ポスッ

 

使用人「お昼寝ですかい。やはり体調不良です?」

 

リゼ「ああ、ここあシックという名の重病だ……」

 

使用人「夕方には帰って来られますよ。久々に裏庭で射撃訓練でもされたらどうです?」

 

リゼ「気が向いたらな……」

 

使用人「たまには一人の時間を楽しんだほうがいいですよ、では」バタン

 

リゼ「……………………」

 

リゼ「一人の時間、か……」ゴロ

 

リゼ(家でいるときはなにしてたっけ……)

 

リゼ「…………………………」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

――天々座家 ガーデン――

 

 

使用人C「お嬢の様子はいかがでした?」

 

使用人「部屋のベッドで寝転んでました。休日ですしそれも良いでしょう」

 

使用人C「久々の一人ぼっちで寂しいのでしょうね」

 

使用人「前まで当たり前だったことが耐えられなくなってしまっているあたり、以前よりも幸せな証拠です」

 

使用人C「小さいお嬢のおかげですかい」

 

使用人「ええ、それとご友人の方々も」スッ

 

使用人C「その土嚢は小さいお嬢のガーデニング近くにある倉庫にお願いできますか?」

 

使用人「承知しました」

 

 

使用人「よっと……」

 

使用人(これくらいなら3ついけるか)

 

リゼ「――あんまり無茶するな」スッ

 

使用人「!」

 

リゼ「これを運ぶんだな。よいしょ……」

 

使用人「お嬢、ゆっくりしててください」

 

リゼ「たまには手伝わせろ」

 

使用人「しかしせっかく一人きりの時間ですし」

 

リゼ「だからしたくなったんだ。懐かしくなってな」

 

使用人「……そうですかい」フッ

 

リゼ「迷惑か?」

 

使用人「いえ、助かります」

 

リゼ「いくぞ」

 

使用人「はい」

 

 

 

リゼ「………………」テクテク

 

使用人「………………」スタスタ

 

リゼ「お前にも、よく遊んでもらってたよな」

 

使用人「お嬢はみんなのアイドルでしたからね」

 

リゼ「今思うとわがままばかり言ってたな、わたし」

 

使用人「そんなことありません。遊ぶ前はちゃんとお手伝いしてくださいましたし」

 

リゼ「早く遊びたかっただけだ、手伝えばすぐに終わると思ってな」

 

使用人「幼い頃にそんな風に考えられただけでも立派です」

 

リゼ「失敗したり余計な手間を増やしたり、結局空回りしてたけど」

 

使用人「みんな助かっていましたよ。なにより一生懸命頑張るお嬢の姿を見られるだけでうれしかったです」

 

リゼ「そうなのか……?」

 

使用人「小さいお嬢と一緒ですよ。側にいてくれるだけで役に立ってくれてました」

 

リゼ「……なら、いい」

 

使用人「お嬢があの子のことを想っているくらい、あっしらもお嬢のことを想っていますので」

 

リゼ「………………//」

 

使用人「土嚢、その辺に置いておいてください。ありがとうございます、あとはあっしがやりますので」

 

リゼ「……なぁ、ちょっといいか?」

 

使用人「?」

 

リゼ「このあと、もし時間があるなら――」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

――射撃場――

 

 

リゼ「ふっ!」

 

ドガッドガッドガッ!

 

使用人「やりますね」

 

リゼ「次はお前の番だぞ」

 

使用人「…………」

 

ドガッドガッドガッ!

 

使用人「ふぅ」

 

リゼ「全部真ん中……やっぱり勝てないな」

 

使用人「でもお嬢もとても上手くなってて驚きました」

 

リゼ「そうだ、ひさしぶりにあれ見せてくれないか?」

 

使用人「あれですかい……まだできますかね」

 

リゼ「ショートリコイルでいくか?それともブローバックのほうがいいか?」

 

使用人「あっ、お嬢」

 

リゼ「?」

 

使用人「……自分のでもかまいませんか?」スッ

 

リゼ「でもそれ32口径だろう?距離が遠いから難しいぞ」

 

使用人「いえ、大丈夫です」

 

リゼ「そうか。ほら模擬弾」

 

使用人「では……」カチャッ チャキ

 

使用人「右腕、胸、腹部にいきます」

 

リゼ「……」ゴクリ

 

使用人「………………」

 

 

――ドガドガドガッ!

 

リゼ「全部命中した……!」

 

使用人「なんとかいけました」

 

リゼ「いつ見てもすごいな、お前のそれ」

 

使用人「ははっ……ありがとうございます」

 

リゼ「そのバーストショット、いい加減わたしにも教えてくれよ」

 

使用人「ダメですよ、お嬢の腕には負担が大きすぎます」

 

リゼ「平気だ、もう子供じゃない」

 

使用人「狙う場所が急所なら確実に相手を仕留められる危険な技です。お嬢にはこんなこと、覚えてほしくないですから」ポンッ ナデナデ

 

リゼ「むぅ……なら、代わりにそれを見せてくれ」

 

使用人「いいですよ」スッ

 

リゼ「白い銃なんて面白いよな」

 

使用人「元は普通の黒だったんですけどね」

 

リゼ「おっ、よく見たら破損した跡がある。白いパーツで補修したのか」

 

使用人「そんなところです」

 

リゼ「大事にしてるんだな、これ」

 

使用人「ええ……すごく大事なものです」

 

リゼ「ありがとう」スッ

 

使用人「もういいんですかい?」

 

リゼ「ああ、何度も見せてもらってるしな」

 

使用人「そうでしたね」

 

リゼ「そういえばお腹すかないか?そろそろお昼だ」

 

使用人「昼食の用意ができていると思います、ダイニングに行きましょう」

 

リゼ「待て、今日はわたしが昼食をごちそうしてやる」

 

使用人「お嬢の手料理ですかい?」

 

リゼ「違う、外食だ」

 

使用人「え?」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

使用人「……………………」

 

 

『プトラ・カレー』

 

 

使用人「」

 

リゼ「ここあが言っていたカレー屋はここか」フンス

 

使用人「お、お嬢、あっしはここで待ってますからお嬢だけどうぞお召し上がりに」

 

リゼ「んっ、どうしたんだ?カレー好きだろう?」

 

使用人「カレーは好きですけど、ここは苦手と言いますか……!」

 

リゼ「遠慮するな」グイッ

 

使用人「ちょっ……!」

 

ガチャッ カランカラン

 

リゼ「きれいなお店だな」

 

使用人(いない……厨房の奥か?)キョロキョロ

 

アシタガー ユメガー マダミーエーナークテーモー

 

リゼ「?」ヒョイ

 

店員「そこ限界……精一杯、生きて、いると、言えるなら……♪」

 

リゼ「あの……?」

 

店員「ん……?」

 

リゼ「こんにちは」

 

店員「………………」

 

リゼ「えっと、営業してますか?」

 

店員「してるわ」

 

リゼ「」ホッ

 

店員「ごめんね、いつも通り暇だったから」カチッ

 

リゼ(ラビットハウスみたいだな……)

 

店員「可愛い子1人と――」

 

使用人「どうも……夏休みぶりです」ペコリ

 

店員「893ね」

 

使用人「おい!?」

 

リゼ(面白い人だ)

 

店員「冗談よ、また来てくれたんだ」

 

使用人「お嬢が行ってみたいとおっしゃるので、付き添いです」

 

店員「ツンデレ?」

 

使用人「違うわ!」

 

店員「お嬢、ということは、天々座さんの娘さん?」

 

使用人「そうです」

 

リゼ「父と知り合いですか?」

 

店員「一応ね。ほとんど話したことないけど」

 

リゼ「?」

 

店員「この前来た妹さんが、あなたのことたくさん話してくれたわ」

 

リゼ「ここあのことですか?」

 

店員「おいしそうな名前。お姉さんの方はツッコミ上手ね」

 

リゼ(チノのことだな、たぶん)

 

店員「…………」ヒョイ

 

使用人「どうされたんです?」

 

店員「おっぱい大きい子は来てないの?」

 

使用人「その呼び方やめんか!//」

 

店員「いない?」

 

使用人「いません」

 

店員「そう、残念」

 

リゼ(千夜のことか……?)

 

店員「座って」

 

リゼ「あっ、はい」

 

使用人「失礼します」

 

店員「なににする?」

 

リゼ「中辛のプトラカレーお願いします」

 

使用人「あっしも同じで」

 

店員「プトラふたつね」

 

 

 

――

――――

――――――

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

リゼ「おいしかったな」

 

使用人「はい」

 

リゼ「店員さんも面白い人だったし」

 

使用人「はは……」

 

リゼ「でも、お金受け取ってくれなかったけど良かったのか?」

 

使用人「いいんですよ、あの人の中にも色々とあるんです」

 

リゼ「ここあとチノが行った時も無料だったみたいだし、なんだか気が引けるな」

 

使用人「まぁ、ああいう人ですから」

 

リゼ「親父の知り合いは変わった人ばかりだ」

 

チノ「あっ……」

 

リゼ「おっ、チノじゃないか」

 

使用人「こんにちは」ペコリ

 

チノ「こんにちは。リゼさん、使用人さん」

 

リゼ「チノがこっちの通りまで来るなんて珍しいな」

 

チノ「実は今からカレー屋さんへ行こうと思って」

 

使用人「まさか、プトラカレーですかい?」

 

チノ「はい、あのカレーの味を勉強したくて」

 

リゼ「ついさっきわたしたちもそのカレー屋さんに行ってきたところなんだ」

 

チノ「そうでしたか」

 

使用人「ぜひ行ってあげてください、きっと喜びます」

 

チノ「分かりました。では、失礼します」ペコリ

 

リゼ「またな」フリフリ

 

使用人(あの子にも変なこと言わなければいいが……)

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

リゼ「ただいま」ガチャッ

 

使用人「戻りました」

 

 

メイドB「何度言えばわかるんですかっ!!」

 

 

リゼ「なんだ?」

 

使用人「この声は……」

 

 

メイドB「頭に洗濯カゴ乗せて運んじゃダメだって何度も申し上げているでしょう!」

 

メイド「」アセアセ

 

メイドB「落としたらどうするんです!これひとつ洗うのにも水使って電気使って洗剤使って海まで汚してるんですよ!」バッ

 

メイド「!」

 

メイドB「お盆三刀流か何か知りませんけど。とにかく、今度見かけたらぶん殴りますからね」

 

メイド「」ブルブル

 

メイドB「分かったのなら行ってください。これはあとで持っていきますから」

 

メイド「」シュン

 

 

メイドB「ほんとにもう……」

 

使用人「あの……差し出がましいようですが、今のは少し厳しすぎるのでは……?」

 

リゼ「かなり効いてたぞ、あれは」

 

メイドB「いいんですよ、たまにはあれくらい言わないと」

 

使用人「ですが、あの子は引きずりますよ……」

 

メイドB「そうやっていつもお嬢様やみんなが甘やかすから懲りないんです。いい加減子供っぽいのは卒業してメイド長としての自覚をしっかり持ってもらわないと――…………!」

 

メイド「」トボ…トボ…

 

使用人「………………」

 

リゼ「あのままでいいのか?本当に」

 

メイドB「…………うぅ」

 

メイドB「あぁもう!」ダダッ

 

シテモイイデスカラ ソンナニオチコマナイデクダサイ ナグッタリシマセンカラ

 

パアァ

 

使用人「いつも通りの光景ですね」

 

リゼ「なんだかんだ一番甘やかしているのはあいつだよな」

 

使用人「ええ、本人は自覚していませんけど」

 

リゼ「……ふふっ」クスッ

 

使用人「お嬢?」

 

リゼ「こうやって見ると、昔と全然変わってないな、この家は」ニコッ

 

使用人「フッ……そうですね」

 

リゼ「よし、お昼からも気合入れて手伝うか」

 

使用人「では、お嬢のコレクションルームを清掃しましょう」

 

リゼ「武器に埃は禁物だからな」

 

使用人「あれはレプリカですけどね」ハハッ

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

――――――

――――

――

 

 

――PM5:41――

 

 

リゼ「これで終了か」

 

使用人「すいません、床掃除まで手伝って頂いて」

 

リゼ「自分の家なんだし当然だ。……それにしても」

 

使用人「?」

 

リゼ「いつもピカピカなせいか、あんまり変わってないな」

 

使用人「毎日掃除してますからね」

 

リゼ「お前たちがいつも頑張ってくれてるのがよく分かる」

 

使用人「あっしらにとっても、ここは大事な家ですから」

 

リゼ「……………………」

 

使用人「お嬢……――」

 

 

ここあ「ただいまー!」

 

 

リゼ「ここあ~!//」

 

使用人「!」

 

ここあ「りぜちゃん、ただいま」

 

リゼ「寂しかったぞ~!」スリスリ

 

ここあ「きょうはなかまはずれにしてごめんね?りぜちゃんに『さぷらいず』したかったの」

 

リゼ「!」

 

ここあ「これ、ぷれぜんと。さむくなってきたから『てぶくろ』にしたの//」ニコッ

 

ここあ「ちやちゃんとしゃろちゃんといっしょにえらんだんだよ。りぜちゃん、つけて?」

 

リゼ「手袋……ありがとう、ここあ。ふふっ//」ギュッ

 

リゼ「嬉しいぞ……それに、安心した//」

 

ここあ「ふぉぇ?」

 

リゼ「ううん、こっちの話だ//」ギュッ

 

 

 

使用人「…………」フッ

 

『こうやって見ると、昔と全然変わってないな、この家は』

 

使用人(少しだけ、変わりましたよ)

 

 

使用人(――お嬢が、昔よりたくさん笑ってくれるようになりました)

 

 

リゼ「ここあ~//」ヒョイ

 

ここあ「りぜちゃんすき~//」ニヘラ

 

 

――おしまい?

 

 

 

――カレー屋 店内――

 

 

チノ「…………」モグモグ

 

店員「…………」

 

チノ「…………」モグモグ

 

店員「…………」

 

チノ(気まずい……)

 

店員「お姉さん」

 

チノ「は、はい」

 

店員「あなた、お名前何て言うの?」

 

チノ「わたしですか?香風、智乃です」

 

店員「香風……」

 

チノ「ラビットハウスという喫茶店の、オーナーの孫娘です」

 

店員「………………」

 

チノ「あ、あの……?」

 

店員「カレーのお代はいらないから、代わりに後で一曲歌ってくれない?」

 

チノ「え?」

 

店員「合いの手入れるから」

 

チノ「余計に緊張します!?」

 

店員「やっぱりわたし、あなたが一番面白いわ」

 

 

――おしまい♪

感想

  1. Beyond the Average より:

    実はチノが歌うらしいOVAをまだ見ていない私です。チノが発表会で歌うことを店員が知っていたのでは?と思いました。
    リゼと使用人のペアは久しぶりで安心しますね。鉄壁の使用人さんがあそこまで優しいと私も「ゆうしゃさん」と呼んでしまいそうです。
    使用人さんの必殺技は一体どこで使われてたのか気になりました。使用人さんの過去編を期待しています!
    ところで店員が口ずさんでた曲、歌詞だけ見るとμ’sが歌ってそうなイメージでしたが歌詞検索すると全然違う曲でしかも毎週見てたものだったので悔しかったです…。

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      いえ、これは店員さんがチノちゃんのお母さんのことを知っているという伏線ですね。
      名字に反応していたのはそのせいです。

      使用人さん、あまり素振りには見せませんがリゼちゃんのこと大好きですからね。
      彼の過去編は既にプロット自体は完成しているのですが、様々な諸事情があって本筆に移れていない現状でして。
      このままではもったいないので、いつかは必ず公開したいと思います。

      あの店員さん、特撮鑑賞が趣味なのです。
      よく特撮ソングを口ずさんでいます。

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