ごちうさSS ここあ「ユラちゃんの定期健診」

 

 

――AM6:00 リゼの部屋――

 

 

リゼ「………………」Zzz

 

ここあ「むにゃ…………」Zzz

 

 

――スッ

 

 

リゼ「………………」Zzz

 

??「セーフだね~……」

 

――ギュッ

 

リゼ「んっ…………」

 

??「起きないか~……」

 

――ホッペ チュッ

 

??「ん……まだいけそう?」ペロリ

 

リゼ「…………?」

 

??「それじゃあ次は口同士で……」スッ

 

リゼ「……――――……っ!?」

 

リゼ「うわぁっ!?」バッ

 

??「起きちゃった~もう少しだったのに~」

 

リゼ「ゆ、ユラ!どうしてお前がここに!?」

 

ユラ「おはようリゼ~髪ほどいてるリゼも可愛いよ~」

 

リゼ「一体何の用だ!//

 

ユラ「ん~……リゼにモーニングキスをしに?」

 

リゼ「なんだその理由は!?//

 

ユラ「リゼの可愛い寝顔を見に来たっていうのはどう~?」

 

リゼ「嘘を付け!正直に答えろ!」

 

ユラ「……ほんとに言っていいの~?」

 

リゼ「え……」

 

ユラ「そっか~それじゃあ白状するね~……」

 

リゼ「お、おい……//

 

ユラ「ふふ~リゼと恋人距離~」スッ

 

リゼ「こら、近い……!//

 

ユラ「大声出しちゃダメだよ~?ここあちゃんが起きちゃう」

 

リゼ「あっ……」

 

ここあ「ふにゅ…………」Zzz

 

リゼ「……っ//

 

ユラ「んふ~良い子だね~」ナデナデ

 

リゼ「わ、わかった……なんでもいいからとりあえず離れてくれ//

 

ユラ「だめだよ~リゼが答えろって言ったんだから~」

 

リゼ「だからもう」

 

ユラ「」ペロッ

 

リゼ「ひゃっ!?//

 

ユラ「声抑えて~……ねっ?」

 

リゼ「ゆ、ユラ……やめろ……//

 

ユラ「ん~リゼフレーバ~」スリスリ

 

リゼ「うぅ……//

 

ユラ「ユラちゃんどういう目的で来たと思う~?」シュル

 

リゼ「服脱ぐな!待て……!//

 

ユラ「リゼもこのネグリジェ脱ごっか~」

 

リゼ「引っ張るな……!ここあもいるんだぞ!ユラ、落ち着け――」

 

 

ユラ「二人でジョギングしよ~?」

 

 

リゼ「――へっ?」

 

 

 

――

――――

――――――

 

 

――早朝 川原通り――

 

 

ユラ「リゼ~?なにと勘違いしてたの~?」ムフー

 

リゼ「うるさい!お前が変な誘い方するから……!//

 

ユラ「変な誘い方~?」

 

リゼ「っ…………//」タッタッタ

 

ユラ「朝這いだと思った~?」

 

リゼ「わざわざ言わなくてもいい!//

 

ユラ「相変わらず気が弱いね~リゼは~」

 

リゼ「そんなことない……」プイッ

 

ユラ「あのままリゼが涙ぐむまでいじめたほうが役得だったかも~」

 

リゼ「悪趣味すぎるだろ!?」

 

ユラ「好きな相手ほどいじめたくなるものさ~」

 

リゼ「小学生か!」

 

ユラ「ほんとは悪いと思ってるよ~いきなりごめんね~」

 

リゼ「……なにかあったのか?」

 

ユラ「ん~朝早く起きたらリゼと急にジョギングしたくなって~」

 

リゼ「お前のことだ、たぶん本当なんだろうな」

 

ユラ「付き合ってくれてありがと~」

 

リゼ「お互い様だ、気にするな」

 

ユラ「ここあちゃんのこと置いて来ても良かったの~?」

 

リゼ「メイドや使用人たちがいる、心配いらない」

 

ユラ「そっか~無理矢理起こすのもかわいそうだもんね~」

 

リゼ「まだ寝てくれているといいが」

 

 

――――――

――――

――

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

――宿直室――

 

 

使用人「…………」Zzz

 

使用人「ん…………?」

 

使用人「…………――!」バッ

 

使用人(しまった……つい寝落ちを)

 

使用人(パソコン作業に慣れてないせいだな……)カチカチ

 

使用人(――全部終わってる……良かった)

 

使用人(そろそろ朝食の準備か……――んっ?)

 

使用人(タオルケット……誰かがかけてくれたのか)

 

使用人「…………」フッ

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

――ダイニングルーム――

 

 

メイド「♪~♪♪」スタスタ

 

メイド「」レイゾウコ ガチャッ

 

メイド「」ガサゴソ

 

メイド「!」

 

メイド「」テッテレー

 

『500mlサイダー』

 

メイド「」フフン

 

ここあ「めいどさん?」

 

メイド「?」

 

ここあ「んっ……おはよう」ゴシゴシ

 

メイド「」オシボリ パサッ

 

メイド「」スッ フキフキ

 

ここあ「わわっ……ぁ……あったかい。ありがとう//」ニコッ

 

メイド「」コクリ

 

ここあ「めいどさん、りぜちゃんのことしらない?」

 

メイド「」フルフル

 

ここあ「そっか。おきたらいなくなってたの」

 

メイド「」ポク…ポク…

 

 

――30分前――

 

 

ユラ『メイドさんやっほ~』フリフリ

 

メイド『』ペコリ

 

ユラ『こんなに朝から働いてるの?すごいね~』

 

メイド『』ドヤッ

 

ユラ『ちょっとお邪魔してもいい~?』

 

メイド『』コクリ

 

ユラ『ありがと~また今度一緒に創作料理でも作ろう~』

 

メイド『』グッ

 

 

 

メイド「!」チーン

 

メイド「」カクカクシカジカ

 

ここあ「ゆらちゃんきてるの?わーい♪」

 

メイド「」コクコク

 

ここあ「りぜちゃんとふたりでおでかけしちゃったのかな?」

 

 

ここあ「――うん、すぐにかえってくるよね」

 

メイド「」グッ

 

ここあ「りぜちゃんたちがかえってくるまでに、はみがきして、あと、きがえて」

 

 

ここあ「――ひとりでだいじょうぶだよ」エッヘン

 

メイド「」コクリ

 

ここあ「それ、さいだー?」

 

メイド「」ススッ

 

ここあ「ううん、『おれんじじゅーす』2ほんもらっていい?」

 

メイド「」ガチャッ スッ

 

ここあ「ありがとう。めいどさんはさいだーがすきなの?」

 

メイド「」コクリ

 

メイド「」カシュッ

 

ここあ「ふぉぇ?」

 

メイド「」グイッ ゴクゴクゴクゴク

 

ここあ「わぁ……!」

 

メイド「」ドヤッ

 

ここあ「すごい!たんさんいっきのみ!」

 

ここあ「のどいたくない?」

 

メイド「」コクリ

 

ここあ「めいどさん、いっぱいひっさつわざがあるんだね」キラキラ

 

メイド「」テレテレ

 

メイドB「こらーっ!メイド長!」

 

メイド「!」

 

ここあ「あ、おはようめいどさん」

 

メイドB「小さいお嬢様おはようございます、今日は早起きですね」ナデナデ

 

ここあ「えへへ」ニコッ

 

メイドB「まずは歯磨きして顔を洗いましょうか」

 

ここあ「うんっ」タタタ

 

ガチャッ バタン

 

メイドB「さて……」

 

メイド「」ダラダラ

 

メイドB「」キッ

 

メイド「」ビクッ

 

メイドB「炭酸の一気飲みはダメだと常日頃から言ってますよね。こともあろうに小さいお嬢様の前で、真似して喉を痛めたりしたらどうするんです」

 

メイド「」アセアセ

 

メイドB「罰として、1か月間炭酸は買ってきません。他のメイドたちにも言っておきます」ビシッ

 

メイド「」ガーン

 

メイドB「これくらい厳しくしないと反省していただけそうにないので。では」ガチャッ バタン

 

メイド「………………」

 

メイド「」シュン

 

 

 

――――――

――――

――

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

リゼ「おっ、付いてこれるな」タッタッタ

 

ユラ「吹き矢部を甘く見ちゃダメだよリゼ~」

 

リゼ「無理してないか?」

 

ユラ「全然~もっとペース上げてもいいよ~」

 

リゼ「……ううん、これくらいでいこう」

 

ユラ「どうしたの~?」

 

リゼ「なんでもないぞ」

 

ユラ「ここあちゃんとジョギングした時になにかあった~?」

 

リゼ「うっ……よくわかるな」

 

ユラ「ユラちゃんリゼのことは手に取るように分かるんだ~」

 

リゼ「ここあが無理していることに気付かず、ハイペースで走ってしまってな」

 

ユラ「リゼらしいね~ついて来れてると思ったんでしょ~」

 

リゼ「あの時千夜に止めてもらわなかったら、ここあが倒れていたかもしれない……」

 

ユラ「一緒に走るのが楽しくてはしゃいじゃったんだよね~気持ち分かるよ~」

 

リゼ「わたし、保護者失格だな」

 

ユラ「ん~それは無いと思うな~」

 

ユラ「ここあちゃんが毎日あんなに幸せそうなのは、紛れもなくリゼのおかげだと思うし~」

 

ユラ「周りのみんながそうやって支えてくれるのも、リゼが一生懸命だからだよ~」

 

ユラ「保護者失格のような人間なら、わたしはここあちゃんのこと任せたりしないさ~」

 

ユラ「みんなもそうじゃない~?」

 

リゼ「………………」

 

ユラ「一歩ずつでいいよ~リゼ~、完璧な人なんていないんだから~」

 

リゼ「……ああ」

 

ユラ「感動した~?ユラちゃん良いこと言いました~」

 

リゼ「いつもすまない」

 

ユラ「いいよ~、リゼのこと愛してるから~」

 

リゼ「っ……ペース上げていくぞ!//」ダダッ

 

ユラ「照れ隠し~?素直じゃないね~」

 

リゼ「早くついてこい!//

 

ユラ「ふふ~イエッサ~」

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

――天々座家 玄関前――

 

 

ここあ「…………」ソワソワ

 

使用人B「…………あ」

 

使用人C「ちいせぇお嬢、恐らくあれですね」

 

ここあ「!」

 

ここあ「りぜちゃん、ゆらちゃん!」ブンブン

 

ユラ「起きちゃってたね~」

 

リゼ「最近は一人でも早起きできるようになってきたからな」

 

ユラ「リゼの教育の賜物か~」

 

ユラ「やっほ~ここあちゃん」

 

ここあ「ゆらちゃん、おはよう!りぜちゃんもおかえりなさい」

 

リゼ「わざわざ外で待っててくれたのか」

 

ここあ「これ、めいどさんからもらってきたの。はい♪」

 

ユラ「ジュース?気が利くね~ありがと~」

 

リゼ「今度はここあも一緒に走るか?」ナデナデ

 

ここあ「うん!おいていっちゃやだ」ギュッ

 

リゼ「汗かいてるから汚いぞ、お風呂入って着替えてくるから待っててくれ」

 

ここあ「わたしもいっしょにはいる!」

 

リゼ「ここあは汗かいてないだろう?」

 

ここあ「いいの~」スリスリ

 

リゼ「甘えんぼうめ。よし、一緒に入るか」

 

リゼ「良かったらユラもどうだ?」

 

ユラ「もちろんそのつもり~」

 

リゼ「ここあ、ユラも一緒だぞ」

 

ここあ「ゆらちゃん、おふろであらいっこしよ~」

 

ユラ「いいよ~体の隅々まで洗ってあげる~」コチョコチョ

 

ここあ「くすぐっちゃだめぇ!//

 

ユラ「リゼとここあちゃんと朝風呂か~役得だね~」ムフー

 

リゼ「なぁ、ユラ?」

 

ユラ「ん~?」

 

リゼ「今日は、ほんとにジョギングに誘いに来ただけだったのか?」

 

ユラ「そうだよ~。――あとね」

 

リゼ「?」

 

ユラ「リゼが幸せかどうかの、定期健診かな~」

 

リゼ「!」

 

ユラ「ここあちゃんゲット~」ヒョイ

 

ここあ「わぁ//

 

ユラ「フレーバー堪能~」スリスリ

 

ここあ「ゆらちゃんもふもふ//

 

ユラ「この様子だと大丈夫っぽいね~ユラちゃん一安心」

 

リゼ「……ユラ」

 

ユラ「いくつになっても変わってないよ~わたしにとってはさ~」

 

ユラ「リゼはずっと、泣き虫で世話のかかる幼馴染だからね~。大好きだよ~」

 

リゼ「………………」

 

リゼ「……わたしも」ボソッ

 

ユラ「ん~もう一回言って~?」

 

リゼ「なんでもない!ほら、早く行くぞ!//

 

ユラ「ここあちゃんいこっか~」

 

ここあ「ゆらちゃん、おもくない?おろしていいよ?」

 

ユラ「大丈夫、重くないよ~」

 

ユラ「リゼ~」

 

リゼ「んっ?」

 

ユラ「これからもわたしが付いてるよ~」ムフー

 

リゼ「――ああ♪」

 

 

 

――――――

――――

――

 

 

――――――――――――――――――

 

 

――AM10:00 ラビットハウス――

 

 

ユラ「おじゃましまーす」ガチャッ

 

チノ「あっ……ユラさん、いらっしゃいませ」

 

ユラ「おはよ~チノちゃん、ユラお姉ちゃんだよ~」

 

ユラ「今日は一人でお店番?偉いね~」

 

チノ「ここあさんとリゼさんはお休みの日ですから」

 

ユラ「お昼過ぎに遊びにくるって言ってたよ~」

 

チノ「え?」

 

ユラ「さっきまでリゼの家に行ってたんだ~チノちゃんに会いに行くってここあちゃん張り切ってた~」

 

チノ「そうですか……」

 

チノ「…………//

 

ユラ「あと3時間くらいの辛抱だよ~頑張ろうね~」

 

ユラ「それじゃあオリジナルブレンド~ブラックのままで~」

 

チノ「はい、少々お待ちください」

 

ユラ「いい朝だね~」

 

チノ「ユラさん……もしかして、それをわざわざ伝えるためにここに?」

 

ユラ「ん~どうかな~?」

 

チノ「クスッ……優しいですね」

 

ユラ「みんなが良い子だからさ~」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

――AM11:14 買い物帰り――

 

 

千夜「目が覚めたらタオルケットがですか?」

 

使用人「ええ、誰に聞いても知らないと言われて」

 

使用人「恐らく自分で寝ぼけて無意識に引っ張り出してきたんでしょうが」

 

千夜「いえ、もしかしたらお化けかもしれませんよ」

 

使用人「お化けですかい、ずいぶん親切ですね」

 

千夜「使用人さんのことを見守ってくれているのかも」

 

使用人「あっしのことを、ですか」

 

使用人「………………」

 

千夜「使用人さん?」キョトン

 

使用人「あっ……すいません」

 

千夜「今度は会えるといいですね」

 

使用人「お化けとですか、それはなかなか難しそうで」

 

使用人「――!」ピクッ

 

使用人「っ!」スッ

 

――バシッ!

 

千夜「!?」

 

使用人「良かった……」

 

千夜「え、えっ……」

 

使用人「この子を狙ったのか、大人しく出てこい」ジャキ

 

ユラ「さすがだね~」パチパチ

 

使用人「っ!?」

 

千夜「ユラ先輩?」

 

ユラ「大丈夫だよ~針は付いてないから~」

 

使用人「えっ……あ……」

 

ユラ「驚かせてごめんね~」

 

使用人「失礼しました……」スッ

 

ユラ「でもまさか吹き矢をキャッチするなんて~」

 

使用人「咄嗟のことであれしか方法が……」

 

ユラ「千夜ちゃんのためならすごいね~」ムフー

 

使用人「いえ、例えお嬢であっても他の誰であってもですね」アセアセ

 

千夜「?」

 

ユラ「後ろから千夜ちゃんにイタズラしようと思ったら、使用人さんに阻止されちゃったんだ~」

 

千夜「なるほど、そういうことでしたか」

 

ユラ「相変わらずおっぱい大きいね~千夜ちゃんは~」プニッ

 

千夜「ひゃっ!?//

 

使用人「ちょ……!//

 

ユラ「ごめんね~買い物帰り~?」

 

千夜「は、はい、良かったらユラ先輩も甘兎庵に寄りません?」

 

ユラ「そうだね~。シャロちゃん見つけて伝えなきゃいけないことがあるから、また今度かな~」

 

千夜「あっ、シャロちゃんのことをお探しでしたら、たぶん午前中は公園のクレープ屋さんにいると思います」

 

ユラ「ありがと~。あと千夜ちゃんにも耳寄り情報持ってきたんだ~」

 

千夜「?」

 

ユラ「お昼過ぎにラビットハウスに行くと、楽しいことがあるよ~」

 

千夜「楽しいこと?もしかしてここあちゃんですか?」

 

ユラ「暇があれば行ってあげて~ここあちゃんもチノちゃんもリゼも喜ぶから~」

 

千夜「はい、必ず行きます」

 

ユラ「さて、最後はシャロちゃん~」

 

千夜「ユラ先輩」

 

ユラ「ん~?」

 

千夜「もしお時間があれば、ユラ先輩も来てくださいね」ニコッ

 

ユラ「……ふふ~」

 

ユラ「必ず行くよ~待ってて~」フリフリ

 

使用人「…………」フッ

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

――AM0:13 天々座家 ダイニング――

 

 

メイド「」トテトテ

 

使用人「おや……お風呂が済みましたか?」

 

メイド「」コクコク

 

使用人「今日の仕事は終わりましたので、もう寝てくださっても大丈夫ですよ」

 

メイド「」グッ

 

使用人「それでは、おやすみなさい」

 

メイド「♪」フリフリ

 

メイド「………………」

 

メイド「」レイゾウコ ガチャッ

 

メイド「」ガサゴソ

 

メイド「………………」

 

 

お茶・スポーツドリンク・牛乳・100%オレンジジュース缶・カルピス・レモンティー・フルーツオレ・コーヒー牛乳……Etc

 

 

メイド「」シュン

 

メイド「」レモンティー スッ

 

メイド「」トクトク

 

メイド「…………」

 

 

――スッ

 

 

メイド「?」

 

メイドB「これはわたしが飲みますから。はい、コーラ」スッ

 

メイド「!」

 

メイドB「……なんですか?」

 

メイド「」アセアセ

 

メイドB「コーラ、嫌いでした?」

 

メイド「」フルフル

 

メイドB「なら飲んでください。いいですよ、別に。……明日にはまた買ってくる予定ですから」

 

メイド「……!」パアァ

 

メイドB「もう一気飲みなんてしちゃダメですよ、小さいお嬢様の前では特に気を付けてください」

 

メイド「♪」キラキラ

 

メイドB「って、きいてますか?」

 

メイド「//」ニコッ

 

メイドB(っ……可愛い)

 

メイドB「ごほん!炭酸がお好きなのは構いませんけど、健康を損なわない程度に。あと、ちゃんとスポーツドリンクやお茶も――」

 

メイド「」グイッ ゴクゴクゴク

 

メイドB「」

 

メイド「」ゴクゴクゴク

 

メイド「」プハァ

 

メイドB「くぉらぁ~っ!!」

 

メイド「!?」ビクッ

 

 

――おしまい♪

感想

  1. Beyond the Average より:

    ユラ先輩はいつも友達思いでとても優しいですね!
    でも今回はユラ先輩、リゼを誘ったり使用人さんへのからかいが強くなったような…。私はユラ先輩は一線を越えたりはしないと信じていますが、少し揺らいでいます。
    今回はメイドさんのかわいい一面を見られてよかったです!

    • 砂水クジラ砂水クジラ より:

      こういう表では評価されない優しさを損得考えずに与えてあげられるのが、ユラちゃんの大きな魅力だと思っています。
      ユラちゃんって小悪魔なのでリゼちゃんを誘惑したり使用人さんをからかったり、そういうことをするのが面白いのでしょうね。
      いつも冗談か本気か分からない発言……今後のユラちゃんの活躍がわたしも自身も描いていて楽しみです。
      大切なリゼちゃんのためなら何でもしてあげようと思ったり、時折り天然で暴走したりしちゃうこともありますけど。
      メイドさん、精神年齢はここあちゃんと変わらないような気もします。
      仕事は完璧なのですが、それ以外は常にあんな感じで抜けていて周りから愛されているらしいです、はい。
      ユラちゃんとも仲良しなようですし、もしかしたら気が合うのかもしれません。

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