ごちうさSS リゼ「ここあの日常」

『日課』

――AM8:00　天々座家　門前――

リゼ「さて……それじゃあ行って来る」

使用人「お気をつけて」ﾍﾟｺﾘ

リゼ「10時くらいになったら起こしてあげてくれ」

使用人「承知しました」

――ｶﾞﾁｬｯ

使用人「？」

ここあ「りぜちゃん！」ﾀﾀﾀ

リゼ「ここあ、起きたのか」

ここあ「いってらっしゃい」ｷﾞｭｯ

リゼ「ああ、なるべく早く帰ってくるからな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「うん！」

リゼ「ふふっ」ﾆｺｯ

――――――――――――――――――

――PM7:00　天々座家――

リゼ「ただいま」ｶﾞﾁｬｯ

ここあ「りぜちゃん、おかえりなさい」ﾀﾀﾀ

使用人「おかえりなさいませ」

リゼ「今日もいい子にしてたか？」ﾋｮｲ

ここあ「おにわのそうじのおてつだいしたよ～」

リゼ「そうか、えらいぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「んっ……//」

リゼ「着替えたらご飯にしよう。いつもありがとうな、ここあ」ｷﾞｭｯ

ここあ「えへへ、りぜちゃんもふもふ♪」

※『お出迎えとお見送りは極力欠かさない』

―――――――――――――――――――――――

『Sister』

――ラビットハウス――

チノ「カレーの作り方、ですか」

ここあ「りぜちゃんにつくってあげたいの」

ここあ「ちのちゃん、つくりかたおしえて？」

チノ「わかりました、明日いっしょに練習しましょう」

ここあ「ほんと……！？ありがとう！」

チノ「ここあさん特製カレーですので、隠し味にココアパウダーを使ってみましょうか」

ここあ「『ここあ』をつかってかれーができるの？」

チノ「はい、わたしに任せて下さい」

――――――――――――――――――――――

ここあ「あっ……！」ﾊﾞｼｬｯ

チノ「ここあさん！大丈夫ですか！？」

ここあ「うん」

チノ「火傷してませんね、良かった……」

ここあ「でも、こーひーふくについちゃった……」

チノ「このままだとシミになりますね。洗ってくるので脱いでください」

ここあ「こーひーおちる？」

チノ「これくらいでしたらたぶん」

ここあ「……！」

チノ「真っ白になりましたよ」

ここあ「ちのちゃんすごい！まほうつかいみたい！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

チノ「乾くまで少し待ってくださいね、それまでわたしのお下がりでも着ておきましょう」

チノ「はい、ばんざいしてください」

ここあ「ばんざ～い♪」

チノ「よいしょ……すこし大きいですか」

ここあ「ゆうれいになっちゃう？」

チノ「いえ、こうして袖を折れば――」

ここあ「！」

チノ「これなら大丈夫です」

ここあ「ちのちゃん、なんでもできるんだね……！」ｷﾗｷﾗ

チノ「そんなことありませんよ」ﾆｺ

※『チノお姉ちゃんはとても頼りになる』

―――――――――――――――――――――――

『千夜ちゃんは保護者代わり』

――甘兎庵　PM6:22――

ここあ「わぁ……！」ﾊﾟｱｧ

千夜「使用人さんに連絡しておいたわ。ここあちゃんも一緒に夕飯食べましょう」

ここあ「ちやちゃん、ありがとう//」

千夜「好きなだけ食べてね」ｸｽｯ

千夜「ハンバーグだからスプーンの方がいいかしら？」

ここあ「ううん、おはしでだいじょうぶだよ」

千夜「お野菜も食べられる？」

ここあ「たべる！りぜちゃんとのやくそくなの」

千夜「ふふっ、偉いわここあちゃん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

千夜「どうしても嫌いなものがあったら言ってね」

――――――――――――――――――――――――

リゼ「お邪魔します」ｶﾞﾁｬｯ

千夜「リゼちゃん、おかえりなさい」

リゼ「ただいま、遅くなってすまない」

ここあ「すぅ……すぅ…………」Zzz

リゼ「寝てしまったのか」

千夜「ついさっきまで頑張って起きてたのよ、ねぇここあちゃん？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「ん…………」Zzz

千夜「夕飯が終わってから、リゼちゃんのことずっと待ってたわ」

リゼ「そうか……ありがとう千夜、迷惑かけたな」

リゼ「よっと……」ﾋｮｲ

ここあ「ふぉぇ……？」

千夜「ここあちゃん、おうちに帰りましょうね」

ここあ「おむかえ……？」ﾎﾟﾜｰﾝ

千夜「またいつでも遊びに来て」

ここあ「うん……」

ここあ「……すぅ…………」Zzz

千夜「行きましょうか。お外、雨降ってるでしょ」

リゼ「傘くらい抱っこしながらでも差せるぞ、心配いらない」

千夜「ここあちゃんが怪我でもしたら大変よ。わたしが隣で差すから、ねっ？」

リゼ「……すまないな」

千夜「気にしないで、リゼちゃんこそお疲れ様」

※『ここあちゃん＋リゼちゃん』

――――――――――――――――――――――――

『親友』

――桐間家――

ﾄﾝﾄﾝ

シャロ「はーい」

――ｶﾞﾁｬｯ

ここあ「しゃろちゃんこんにちは」

シャロ「ここあ、よく来たわね」

ここあ「みて、あそぶものたくさんもってきたよー」

シャロ「大きいリュック！重かったでしょ、ほら貸して」

シャロ「――あれ、思ったよりも軽い？」

ここあ「ぬいぐるみとおえかきちょうと、えほんがはいってるんだよ」

シャロ「こんなにパンパンなのはぬいぐるみのせいだったのね」

シャロ「ほら入って、おやつにハーブクッキーがあるわよ」

ここあ「おじゃましまーす」ﾀﾀﾀ

シャロ（リゼ先輩が迎えに来るのが3時だっけ、バイトは5時からだし大丈夫ね）

――――――――――――――――――――

シャロ「この辺はゆるくウェーブをかけて……」ｻｯｻｯ

シャロ「よし、これで完成よ」

ここあ「できた？」

シャロ「はい、鏡」

ここあ「ぁ……！しゃろちゃんとおそろい//」ﾆﾍﾗ

シャロ「良く似合ってるわ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「『しまい』にみえるかな？」

シャロ「どうかしら、一緒に散歩してみる？」

ここあ「うん！」

シャロ「3時までには帰って来ましょうね」

ここあ「て、つないでいい？」

シャロ「もちろん」

ここあ「//」ﾆｺｯ

※『一緒にお出かけが好き』

―――――――――――――――――――――――

『悪友』

――天々座家――

リゼ「ただいま――……！？」

ここあ「…………」ﾊﾞﾀﾘ

リゼ「ここあ！？」

ここあ「りぜ……ちゃん」

リゼ「ここあ！しっかりしろっ！！なにがあったんだ！？あぁ！ここあぁ！！」

ここあ「……えへへ、なーんて」

リゼ「へ？」

ユラ「ちゃっちゃらーん、ドッキリ大成功～」

リゼ「！」

ここあ「ゆらちゃん、うまくいったよ」

ユラ「見事に引っかかったね～ここあちゃんの演技力のおかげかな」

リゼ「ドッキリ……なのか？」

ユラ「そうだよ～リゼがどういう反応するかの検証～」

ここあ「りぜちゃん、びっくりした？おどろかせてごめんね」

ユラ「リゼは相変わらずアクシデントに弱いね～」ﾑﾌｰ

リゼ「…………っ！//」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

リゼ「ユ～ラ～っ！！」

ユラ「あれ～もしかしてこれ逃げないとまずいやつかも～」ﾀﾀﾀ

リゼ「待て！今日という今日は許さんっ！」ﾀﾞﾀﾞｯ

ユラ「わぁ～鬼リゼ～」

ここあ「りぜちゃんゆらちゃん、まって～♪」ｷｬｯｷｬｯ

使用人（今日も平和だな……）

※『ターゲットは毎回リゼちゃん』

―――――――――――――――――――――――

『一人でお留守番』

――平日　リゼの部屋――

ここあ「………………」ﾍﾞｯﾄﾞ　ｺﾞﾛﾝ

ここあ「…………」

ここあ（りぜちゃんのまくら……）

ここあ「…………」

ここあ「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

ここあ「…………」

――ｷﾞｭｯ

ここあ「ふぁ……//」

ここあ（りぜちゃんのにおい……//）ｽﾝｽﾝ

ここあ「えへへ……りぜちゃん……//」

ここあ「――すき//」ﾆﾍﾗ

ここあ「んっ……//」ｽﾝｽﾝ

ここあ（もうちょっと……もうちょっとだけ……//）ｽｯ

※『時々イケないことしちゃう』

―――――――――――――――――――――――

『お出かけ装備』

――ラビットハウス――

ここあ「ん……」ｺﾞｸｺﾞｸ

チノ「おいしいですか？」

ここあ「うんっ！」

ここあ「りぜちゃんも『ここあ』のむ？あーん」

チノ「ここあさんはいつもそのぬいぐるみを持ってますね」

ここあ「ちいさいりぜちゃんだよ、おそとにいくときはこのかばんのなかでおやすみしてるの」

チノ「ポシェットの中にはなにが入ってるんですか？」

ここあ「えっとね、ゆらちゃんからもらった『ふきや』と、りぜちゃんのしゃしんと、あとみんなといっしょにとったしゃしん。ちいさい『もでるがん』も」

チノ「ここあさんにとって、そのポシェットは宝箱なんですね」

ここあ「うん――だいじなもの//」ｷﾞｭｯ

※『リゼちゃん関連が大半を占める』

―――――――――――――――――――――

『ぬいぐるみリゼちゃん』

――リゼの部屋――

ユラ「リゼ、まだ帰ってこないね～」

ここあ「きょうは『らびっとはうす』でおしごとだからおそくなるっていってたよ」

ユラ「そっか～ここあちゃんはおるすばんのときはいつもなにしてるの～？」

ここあ「おうちのおてつだいしたり、おえかきしたりしてるよ。かえってきたらりぜちゃんがほめてくれるの//」

ユラ「おりこうさんだね～でもひとりだと寂しいでしょ？」

ここあ「ううん、いまはちいさいりぜちゃんがいるからへいき」ｽｯ

ユラ「ぬいぐるみ～リゼにそっくりだね～」

ここあ「ずっとまえ、りぜちゃんが１しゅうかんいなくなっちゃったときに、わたし、さみしくてないちゃって……」

ここあ「だからね、おるすばんのときにひとりでもさみしくないようにって、りぜちゃんがつくってくれたの」

ここあ「りぜちゃんがいないときは、かわりにいっしょにねたりあそんだりしてくれるんだ」ﾆｺｯ

ユラ「なるほどぉ、このリゼと一緒ならお留守番も寂しくないわけだね～」

ここあ「おひるねのときはこもりうたをうたってくれるよ♪」

ユラ「子守り歌？ここあちゃんが代わりに歌うのかな～？」

ここあ「ううん、ちいさいりぜちゃんがうたうよ？」

ユラ「ん～？」

ここあ「いつもおるすばんのときはふたりでおはなししたりしてるもん」

ユラ「このぬいぐるみが歌ったりお話したりするの～？」

ここあ「そうだよ？」

ユラ「ふふ～ここあちゃんはリゼと違ってジョークが上手いね～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「じょーく？」

ユラ「自然に言うから一瞬驚いたよ～ここあちゃん怪談とか得意そうだね～」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

ここあ「？」

ユラ「ここあちゃんのもち肌ビヨーン」ﾑﾆｰ

――ﾜﾀｼﾉｺｺｱﾆｷﾔｽｸｻﾜﾙﾅ

ユラ「っ！？」

ここあ「あっ、しゃべってくれたよ」

ユラ「え……いまのこえ……」

ここあ「りぜちゃん、はずかしがりやさんなおったの？ふたりきりのときしかはなせないっていってたのに」

ここあ「がんばったんだね、よしよし」ｽﾘｽﾘ

――ﾆﾍﾗ//

ユラ「照れた！？」

ここあ「ふぉぇ？」

ユラ（目の錯覚かな、いまぬいぐるみが）ｺﾞｼｺﾞｼ

ユラ「ここあちゃん、それちょっと貸して」

ここあ「いいよ、はい」

ユラ（元の表情のままだ……気のせい？）

――ﾊﾅｾ

ユラ「ひっ！」

ここあ「あっ、ゆらちゃんおとしちゃだめっ」

ここあ「りぜちゃん、だいじょうぶ？」

ユラ「………………」

ユラ「」

――深夜――

ユラ「リゼ～……あのぬいぐるみに爪とか髪の毛とか埋め込んだ？」Tell

リゼ「馬鹿言うなっ！！？」

※『実は生きている？』

―――――――――――――――――――――――

『たまには甘えたい』

ここあ「…………」

リゼ「ふへ～…………//」

リゼ「気持ちいいぞ……ここあ……//」

ここあ「いたくない？」

リゼ「ああ、もうすこし奥まで頼む」

ここあ「うんっ」

ここあ「でも、めんぼうだととれないよ？」

リゼ「いいんだ、ここあが耳掃除してくれるだけで」

ここあ「こちょこちょ……」

リゼ「おお、そこ……//」

ここあ「このへん？」

リゼ「ここあはてんさいだな～//」

ここあ「えへへ//」

ここあ「はい、これでりょうほうおわったよ」

リゼ「ここあ、最後にあれを忘れてるぞ」

ここあ「ふぉぇ？……あ」

リゼ「…………」ｿﾞｸｿﾞｸ

ここあ「ふぅ！」

リゼ「～～っ！！//」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ここあ「おしまい、りぜちゃんぜんぜんうごかなかったね」

リゼ「すごいだろう、撫でてくれ」

ここあ「よしよし♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

リゼ「ふへへ……//」ﾆﾍﾗ

リゼ「ここあの膝枕は気持ちいいなぁ」ｽﾘｽﾘ

ここあ「りぜちゃんくすぐったいよ//」

リゼ「あともう少しだけ」ﾎﾟｽｯ

ここあ「かおうずめちゃやだぁ//」

リゼ（太もも柔らかい……）

※『スキンシップ多め←（意味深）』

――――――――――――――――――――――――

『タカヒロさんとここあちゃん』

――ラビットハウス――

ここあ「……！」ﾊﾟｱｧ

タカヒロ「これで蝶々の完成だ」

ここあ「すごい！つぎはこれ、これつくって！」

タカヒロ「お安い御用さ」ｷﾗﾝ

ここあ「たかひろさん、おりがみもできるんだね」

タカヒロ「チノが小さかった頃、作ってあげると喜んでくれたからね」

ここあ「ちのちゃんいまでもよろこんでくれるよ？このまえおさかなをつくったらほめてくれたもん」

タカヒロ「ここあくんがプレゼントしてくれるものなら、チノはなんだって喜んでくれるさ」

タカヒロ「馬の作り方を教えてあげよう、帰ってきたらチノに見せてあげなさい」

ここあ「やったぁ！ありがとう」ﾆｺｯ

タカヒロ「ふっ……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

※『時折り一緒に遊んでる』

――――――――――――――――――――――

『条件反射』

――ラビットハウス――

リゼ「お邪魔します」ｶﾞﾁｬｯ

チノ「リゼさん、ここあさん。おはようございます」

ここあ「ちのちゃーん！」ﾀﾀﾀ

――ｶﾞｯ

ここあ「ひゃうっ！」ﾊﾞﾀｯ

リゼ「っ！？」

チノ「ここあさん！大丈夫ですか？」

ここあ「うん！」

――散歩中――

ここあ「りぜちゃん、あのおみせ？」

リゼ「ああ、たぶんな。シャロは……」

シャロ「リゼ先輩」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

ここあ「しゃろちゃん！」

リゼ「まだ１５分前なのに早いな」

ここあ「しゃろちゃーん//」ﾀﾀﾀ

リゼ「あっ、ここあ」

ここあ「きゃっ！」ﾊﾞﾀｯ

シャロ「ここあ、大丈夫？」ﾀﾀﾀ

ここあ「うん……」

シャロ「平気？どこも擦りむいてない？」

ここあ「だいじょうぶだよっ」

リゼ「こら、危ないから勝手に走っちゃダメだろ」

ここあ「うぅ、ごめんなさい」

――天々座家――

千夜「お邪魔します」ｶﾞﾁｬｯ

使用人「あっ……どうも」ﾍﾟｺﾘ

千夜「使用人さんこんにちは、リゼちゃんいますか？」

使用人「ええ、少々お待ちを」

リゼ「千夜、待たせたな」

ここあ「ちやちゃん！」ﾀﾀﾀ

ここあ「あっ……」ﾋﾟﾀｯ

ここあ「ゆっくりあるいて……」

千夜「偉いわここあちゃん、走ったら転んじゃうものね」

リゼ「ちゃんと覚えてたな、おりこうさんだぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「えへへ//」ﾆﾍﾗ

――翌日――

リゼ「ただいま」ｶﾞﾁｬｯ

使用人「おかえりなさいませ」

ここあ「りぜちゃん♪」ﾀﾀﾀ

リゼ「ここあ、走ったらダメだ――」

――ｷﾞｭｯ

リゼ「っと……」

ここあ「おかえりなさい//」ﾆｺｯ

リゼ「……ここあ」

ここあ「んっ……りぜちゃん//」

リゼ「……ふへへ//」ﾆﾍﾗ

リゼ「まったく、しょうがないやつめ//」ﾋｮｲ

※『すぐに走って抱きついちゃう、そのせいでよく転ぶ』

―――――――――――――――――――――――――

『リゼちゃんチャレンジ』

リゼ「ここあ、これ知ってるか？」

ここあ「ふぉぇ？」

リゼ「…………」ｺﾞｸﾘ

ここあ「……？りぜちゃん、これなあに？」

リゼ「……！」

リゼ「これは哺乳瓶といってな、ジュースをこぼさずに部屋で飲めるんだぞ」

ここあ「こぼさずに？」

リゼ「ここあの好きなイチゴミルクだ」

ここあ「わぁ……！」

リゼ「これを瓶の中に入れて」

リゼ「ほら、飲んでみろ」ｽｯ

ここあ「どうやってのむの？」

リゼ「上の部分を吸うんだぞ」

ここあ「こう？」

リゼ「！」

ここあ「んっ……」ｺﾞｸｺﾞｸ

リゼ「…………//」

ここあ「たのしいね、これ」ﾆｺｯ

リゼ「……っ//」

ここあ「りぜちゃん？」

リゼ「こぼれないからベッドの上で飲んでもいいぞ」

ここあ「でも、おぎょうぎわるいよ？いいの？」

リゼ「寝ころんだほうが飲みやすい」ﾋｮｲ

ここあ「わわっ……」

――ﾎﾟｽｯ　ﾋｻﾞﾏｸﾗ

リゼ「わたしが飲ませてやる、あーんしてみろ」

ここあ「えへへ……あーん//」

リゼ「//」ﾆﾍﾗ

※『ここあちゃんが無垢なので基本的に上手くいく』

――就寝時――

リゼ「ここあ……さっきのだけどな//」

ここあ「あのこぼれないこっぷ？」

リゼ「ああ、二人の内緒にしてくれるか？」

ここあ「ないしょ……？わかった、だれにもいわないね」

ここあ「りぜちゃんとわたし、ふたりのひみつ」ﾆｺｯ

リゼ「ありがとう」ｷﾞｭｯ

ここあ「んっ……//」

※『バレたらヤバい秘密が２０以上ある』

――――――――――――――――――――――――――

『努力家チノちゃん』

――ラビットハウス――

チノ「うぅ…………」

チノ（また失敗……どうしても皮が先に焦げてしまいます）

チノ（コンロの火が強すぎるんでしょうか）

ティッピー「いっそのこと『とろ火』でゆっくり焼いてみてはどうじゃろか」

チノ「しかしそれだと中まで火が通らないんです」

ティッピー「ふむ……」

チノ（この前買った料理の本に何か書いてあるかも……）ｽｯ

タカヒロ「最初は強火で焼いてごらん」ﾎﾟﾝｯ

チノ「！」

タカヒロ「良い色になってきたら、弱火にしてフライパンに蓋をする」

タカヒロ「味付けするならこの時に調味料を加えるといい」

チノ「お父さん……」

タカヒロ「分からないことがあったら、遠慮なく聞きなさい」ｷﾗﾝ

チノ「はい……ありがとうございます//」

――夕食時――

チノ「どうですか……？」

タカヒロ「上手くできてるよ、これなら大丈夫だ」

チノ「良かった……」ﾎｯ

タカヒロ「明日、ここあくんと作るのかい？」

チノ「はい、ここあさんの前であたふたするのは恥ずかしいので……」

タカヒロ「チノもすっかりお姉ちゃんだね」

チノ「//」

※『陰でたくさん練習してる』

――ラビットハウス　バータイム――

リゼ父「タカヒロ……なんだこれは」

タカヒロ「見ての通り、鶏肉だ」

リゼ父「そうじゃない、この量はなんだ！？」ﾊﾞｰﾝ

タカヒロ「全て失敗作だ、見た目は悪いが味は良い」

リゼ父「……確かに」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

タカヒロ「酒のつまみにでもしてくれ」

リゼ父「この前は豚肉、その前は焼き魚だっけか」

タカヒロ「ここあくんとチノのためだ、協力してくれ」

リゼ父「……仕方ない」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

※『失敗したものはタカヒロさん＋リゼ父が処理』

――――――――――――――――――――――

『ここあのためなら』

――体育館――

女生徒A「よーし、１０分休憩」

リゼ「ふぅ……」

ﾘｾﾞｾﾝﾊﾟｰｲ!　ｷｬｰ!ｷｬｰ!

ユラ「大人気だね～」

リゼ「んっ、ユラか」

ユラ「リゼとあんまり仲良くしてると、いつかユラちゃん後ろからブスって刺されるかも～」

リゼ「そんなわけないだろう。それよりお前、部活の方は？」

ユラ「今日は気が乗らないから欠席～」

ユラ「帰りにリゼのおうちに突撃でもかけようかな～」

リゼ「いいぞ、ここあも喜ぶしな」

ユラ「ついでにここあちゃんちょうだ――」

リゼ「断るっ！！」

ユラ「ケチ～」

リゼ「ここあはわたしのものだ、何度言えば分かるんだ」

ユラ「突然ですがリゼに問題～どうしてユラちゃんここに来たのでしょう～」

リゼ「？」

ユラ「千夜ちゃんからさっきメールが来たんだよ～」

リゼ「千夜から？」

ユラ「リゼに連絡付かないからわたしに～。たぶんリゼは部活のお手伝いって返しておいたけど～」

リゼ「何の用だろう？」

ユラ「さぁ～とりあえず電話してみる～？」ﾋﾟｯ

リゼ「……？」prrrrrr

千夜『もしもし？』

リゼ「千夜、わたしだ」

千夜『リゼちゃん、ユラ先輩と一緒にいるの？』

リゼ「ああ、わざわざ知らせに来てくれてな」

リゼ「すまない、携帯はバッグに入れたままだから分からなかった」

千夜『ということは部活のお手伝いかしら？ユラ先輩の予想通りね』

リゼ「どうしたんだ？」

千夜『ここあちゃんに新作の和菓子を味見してもらおうと思ってリゼちゃんのおうちに来たんだけど……帰りが遅いってここあちゃんが心配して――』

リゼ「５分で帰る」

千夜『えっ』

ﾌﾟﾁｯ

リゼ「ユラ、ありがとう」

ユラ「５分で帰るのはさすがに無理じゃない～？」

リゼ「後半試合は３分で終わらせる」

ユラ「２分で帰るつもり？リゼならやりかねないけど」

リゼ「遊びに来るなら後でゆっくり来てくれ」

ユラ「了解だよ～ここあちゃんによろしくね～」

―――――――――――――――――――――

千夜「切れちゃったわ……」

ここあ「りぜちゃん、だいじょうぶだった？」

千夜「部活のお手伝いらしいわ、あと1時間半くらいね」

ここあ「ぶじなの？よかった……」ﾎｯ

千夜（でもさっき5分で帰るって……なるべく急いでくれるのかしら）

ここあ「ちやちゃん、もうかえっちゃう？」

千夜「ううん、リゼちゃんが帰ってくるまでここあちゃんと一緒にいるわ」

千夜「二人で遊んで待ってましょうね」

ここあ「うん！」

――4分後――

ここあ「それでね、りぜちゃんがにあってるっていってくれて」

千夜「そうなの」ﾆｺﾆｺ

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

ここあ「ふぉぇ？」

千夜「？」

千夜（何の音かしら……？）

ｶﾞﾁｬｯ!

リゼ「ただいま」

千夜「！？」

ここあ「りぜちゃん！」

リゼ「ここあ、帰ってきたぞ～//」

ここあ「りぜちゃ～ん」ﾀﾀﾀ

――ｷﾞｭｯ

リゼ「心配かけてごめんな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「ううん、おかえりなさい//」

ここあ「りぜちゃん……んっ……//」ｽﾘｽﾘ

リゼ「ここあ、ふへへ……//」

千夜「リゼちゃん……電話してからまだ5分しか経ってないけど？」

リゼ「言っただろう、5分で帰るって」

千夜「早すぎるわ！？」

リゼ「？」

※『軽く人間業を超える』

――――――――――――――――――――

『休日の朝』

――リゼの部屋――

リゼ「今日はどうする？買い物にでも行くか？」

ここあ「りぜちゃんといっしょならどこでもいいよ」

リゼ「うーん、そうだなぁ」ﾋｮｲ

ここあ「わわっ」

リゼ「決まるまでベッドの上で遊ぶか」

ここあ「うん♪」

リゼ「はむっ……」

ここあ「ほっぺ たべちゃだめー//」

リゼ「ここあはもちもちだな」

ここあ「えいっ」

リゼ「おっと……」ﾎﾟｽｯ

ここあ「りぜちゃんうごけないでしょ」ｴｯﾍﾝ

リゼ「馬乗りになっても無駄だぞ」ｺﾁｮｺﾁｮ

ここあ「ひゃっ！？こちょこちょやだぁ！//」

リゼ「お前も寝ころばせてやる、よっと」ﾎﾟｽｯ

ここあ「むぅ～りぜちゃんのみみたぶ はむはむするもん」

リゼ「させないぞ、悪いことする奴は布団蒸しの刑だ」ｶﾞﾊﾞｯ

ここあ「わっ、まっくら……！」

リゼ「降参するか？」

ここあ「こっちからでられるよ！」ｶﾞﾊﾞｯ

リゼ「おっ、やるな」

ここあ「りぜちゃんつかまえた♪」ｷﾞｭｯ

ここあ「はむっ」

リゼ「……！//」

ここあ「どう、こうさん？」

リゼ「まだまだ、ちかくにいたらくすぐりの餌食だ」ｺﾁｮｺﾁｮ

ここあ「むねはだめ～っ！ごめんなさーい！//」

リゼ「ふふっ//」ﾆｺｯ

※『1時間くらい二人でイチャイチャする』

―――――――――――――――――

『ココアニズム』

――天々座家　ガーデン――

ここあ「りぜちゃん、こっちこっち」

リゼ「こんな裏庭になにかあるのか？」

ここあ「ここだよー」

リゼ「……？」

リゼ「！――菜園？」

使用人「お嬢、おはようございます」ﾍﾟｺﾘ

リゼ「お前……こんなものいつ作ったんだ？」

使用人「ちょうど２か月ほど前です、夏休みの時に小さいお嬢とこっそり」

ここあ「おるすばんのときに、ゆうしゃさんやみんなといっしょに毎日つくったんだよ」

リゼ「そうだったのか……全然知らなかった」

ここあ「りぜちゃん、びっくりした？」

リゼ「ああ、サプライズ成功だ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「んっ……♪」

リゼ「でもどうして菜園なんだ？」

使用人「それは――」

ここあ「りぜちゃんに、わたしのつくったやさいをたべてもらうためだよ」

リゼ「！」

ここあ「おてつだいのほかに、もっとりぜちゃんのやくにたてることがしたくて……」

ここあ「だから、おいしいやさいをいっぱいつくって、りぜちゃんにたべてもらうの」ﾆｺｯ

使用人「というわけでして、あっしもサポートいたしますので心配はごむよ――」

リゼ「ここあぁ！！」ｷﾞｭｯ

ここあ「きゃっ……」

リゼ「ありがとう！嬉しいぞぉ！//」ｽﾘｽﾘ

ここあ「んにぅ……//」

ここあ「りぜちゃん、つくったやさいみて～」

リゼ「もうできてるのか？」

ここあ「うん！」

ここあ「ほら、これ」

リゼ「これは？」

使用人「小松菜です、最初はなるべく簡単に育てられるものをと」

リゼ「こんなにたくさんつくれたのか、すごいな」ﾆｺｯ

ここあ「まいにち『みず』をあげてがんばったよ」ｴｯﾍﾝ

リゼ「そうか――んっ？ここあ、ひとつだけ収穫忘れてるぞ」

ここあ「ううん、あれはいいの」

リゼ「えっ？」

ここあ「むしさんに『ぷれぜんと』したんだよ」

リゼ「虫に……？」

使用人「薬をまいて害虫を駆除しようかと思ったのですが、小さいお嬢があの小松菜に移し替えられて」

ここあ「だって、むしさんがたべるのなんてほんのすこしだよ？あれだけあれば、みんなおなかいっぱいになるもん」

ここあ「りぜちゃんもわたしも、むしさんも、これでみんなえがおになれるよー」ﾆｺｯ

リゼ「………………」

使用人「お嬢？」

リゼ「……ふふっ//」ﾋｮｲ

ここあ「ふぉぇ？」

リゼ「優しいな、お前は……//」ｷﾞｭｯ

※『やっぱり天使』

―――――――――――――――――

『ＩＮ　ベッド』

――リゼの部屋――

リゼ「明日は親父がみんなでどこかに行こうって言ってたぞ」

ここあ「おでかけ？ちのちゃんやちやちゃん、しゃろちゃんもいっしょ？」

リゼ「ああ、マヤもメグもみんな一緒だ」

ここあ「はやくねないとおくれちゃうね」

リゼ「お昼からだから大丈夫だぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「んっ……//」

リゼ「疲れただろう、目瞑れよ」

ここあ「りぜちゃん……」ｷﾞｭｯ

リゼ「おやすみ、ここあ」

ここあ「おやすみなさい」

ここあ「りぜちゃんのにおい、すき……//」

リゼ「……わたしもだ」ｷﾞｭｯ

リゼ「ここあのにおい、好きだぞ……」ｽﾘｽﾘ

※『お互いが抱き枕』

――――――――――――――――――

『使用人さん奮闘記』

――甘兎庵前――

使用人「………………」

使用人（どうやって入ろう……）

使用人（ナチュラルに？いやしかし、営業中にプライベートの話を持ち込んだりしたら迷惑がかかるんじゃ……）

使用人（ここは一度携帯に連絡を入れて……）

使用人（待て。携帯は部屋に置いているかも……）

使用人「………………」

使用人「」ｿｫ~

――ｶﾞﾗｯ

使用人「！！？」

千夜「あら……？使用人さん、もしかして遊びに来てくれたんですか？」

使用人「あの、決して覗いていたわけでは……！」

千夜「どうぞ入ってください、今はお客さんもいませんので」ﾆｺｯ

使用人「ぅ……では、お邪魔します」

――――――――――――――――――――――――

千夜「お待たせしました」ｺﾄｯ

使用人（入ってしまった……確認だけのつもりがつい……）

千夜「甘兎庵の和菓子、気に入っていただけましたか？」

使用人「ええ、おかげさまですっかり甘党に」

千夜「こうしてわざわざ足を運んでくださるなんて嬉しいです」

使用人「いえ、すいません……実は確認のついででして」

千夜「確認？」

使用人「明日のお昼頃、お時間空いてますか？」

千夜「………………」ｷｮﾄﾝ

使用人「……？」

使用人「…………あ！」

使用人「これはお嬢のお誘いの確認です！誤解の無いように！」

千夜「リゼちゃんのお誘い……あっ、なるほど」ﾎﾟﾝｯ

使用人「…………」ﾎｯ

千夜「はい、大丈夫ですよ」

使用人「では、明日のお昼頃お迎えにあがりますので」

千夜「いえ、シャロちゃんと二人でおうちまで行きます。お気遣いなく」

使用人（やはり良い子だ……）ｽﾞｽﾞｯ

千夜「ふふっ」

使用人「？」

千夜「一瞬、使用人さんから秘密のお誘いかと思いました」

使用人「ﾌﾞｯ!!げほっごほっ！」

千夜「大丈夫ですか？」

使用人「言葉足らずでした、申し訳ないです」

千夜「いえ、いつもはリゼちゃんから直接メールや電話が来るので」

使用人「実は今回、あっしが進んで受け持ったんです」

千夜「ふぇ？」

使用人「その……ここの和菓子を食べたかったのは事実と言いますか」

使用人「ここに来る都合の良い理由を見つけられたので……」

千夜「そうでしたか、使用人さんらしいですね」

使用人「………………」ｽﾞｽﾞｯ

千夜「でも理由なんて無くても、いつでも来てくださいね」

千夜「食べに来てくださるのも、遊びに来てくださるのも大歓迎ですから」

使用人「どうも……ではお言葉に甘えて、次からは自発的に」

千夜「約束です」ｽｯ

使用人「え……」

千夜「指切りしましょう」

使用人「指切り、ですか」

千夜「はい」

使用人「…………」ｽｯ

千夜「待ってますから」ﾆｺｯ

使用人「……//」

ｶﾞﾗｯ

使用人「！」

シャロ「千夜？」

千夜「シャロちゃん、ちょうど良かったわ。いまリゼちゃんのおうちの使用人さんが――」ﾀﾀﾀ

使用人「…………」

使用人「」ﾎｯ

※『色々と複雑』

――――――――――――――――――――――

『ここあちゃんの疑問』

――ラビットハウス――

ここあ「ちのちゃん」

チノ「？」

ここあ「ちのちゃんのかみかざりってどうして『ばつ』まーくなの？」

チノ「これのことですか？」

ここあ「もしかしてかくしぶき！？」

チノ「ただのヘアピンですよ」ｽｯ

チノ「ここあさんにも付けてあげますね」

ここあ「わぁ♪」

――――――――――――――――

シャロ「お邪魔します」ｶﾞﾁｬｯ

千夜「こんにちは」

ここあ「ちやちゃんしゃろちゃんみて！ちのちゃんとおそろい」

チノ「ヘアピンだけですけど」

シャロ「本当の姉妹みたいね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

千夜（ほほえま～）ﾆｺﾆｺ

※「解決」

――――――――――――――――――――――

――天々座家――

ここあ「ゆうしゃさん、そのめがねってどうして『くろいろ』なの？」

使用人「これは……相手に目を見せないようにといいますか」

ここあ「わたしのことみえてる？」

使用人「ええ、見えていますよ」

ここあ「こっちからはみえないのにふしぎだね」

使用人「サングラスはそういうものです」

ここあ「かけてみたい！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

使用人「あっしのでよければ」ｽｯ

メイド「あの、本日のディナーですが――」

メイド「……っ！！？」

ここあ「どう、かっこいい？」

使用人「ええ、お似合いです」

ここあ「これでわたしもゆうしゃだね」ｴｯﾍﾝ

メイド「…………」

使用人「んっ、なにか用ですかい？」ｷﾞﾛｯ

メイド「っ！？」ﾋﾞｸｯ

ここあ「めいどさん、どうしたの？」

メイド「小さいお嬢様、その人から離れてくださいっ！」

ここあ「ふぉぇ？」

使用人「落ち着いてください、いったいなにが……」

メイド「その人はカタギじゃありません！」

使用人「ひでぇ誤解だ！！」

ここあ「かたぎ？」

※『極秘』

―――――――――――――――――――――

――天々座家――

ここあ「おとうさんって、どうしてひだりめをかくしてるの？」

リゼ父「この眼帯のことか？」

ここあ「『けが』しちゃった？」

リゼ父「…………………………」

リゼ父「……どうだろうな」ﾌｯ

リゼ父「まぁ、お前は知らないほうがいいことだ」ﾎﾟﾝｯ

ここあ「？」

リゼ父「眼帯、付けてみるか？」

ここあ「うん！」

―――――――――――――――――

リゼ「ただいま」ｶﾞﾁｬｯ

ここあ「りぜちゃん、おかえり！」

リゼ「ただいま、ここ……あ……」

ここあ「みて～かいぞくだよ～」

ここあ「この『ふく』も『けん』も、おとうさんにかしてもらったの」

ここあ「がんたいもおそろい♪」ﾆﾍﾗ

リゼ「………………」

ここあ「りぜちゃん？」

リゼ「」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬｯ!

ここあ「ふぉぇ？」

リゼ（あとでプリントアウトして部屋に飾ろう）

リゼ「海賊ここあ可愛いぞ！//」ｷﾞｭｯ

ここあ「きゃっ……//」

※『未解決』

――――――――――――――――――――――――――

『幼稚園』

――甘兎庵――

リゼ「幼稚園か」

千夜「懐かしいわぁ、あの頃はシャロちゃんも純粋無垢で……」

シャロ「こんなにひねくれたのはあんたのせいだからね！？」

千夜「ここあちゃんも通わせてあげられたらいいんだけど」

シャロ「証明書と書類が問題ですよね、やっぱり」

リゼ「親父に頼めば何とかしてくれそうな気もするが」

リゼ（ここあが幼稚園に……）

リゼ（んっ……待てよ、ということは――）

――

――――

――――――

ここあ『りぜちゃんはきょうおやすみ？わたしはようちえんだからいってくるね』

ここあ『ごめんね、あしたようちえんだからはやくねないと』

ここあ『もうりぜちゃんに、おべんとうつくってあげられないね』

ここあ『きょうはおともだちとこうえんであそぶの、いってきます！』

ここあ『りぜちゃん……あのね、わたしすきなひとが――//』

―――――――――――――――――――――

リゼ「ぐはぁっ!!!!」

シャロ「リゼ先輩！？」

千夜「リゼちゃんどうしたの！？」

リゼ「認めない……認めないぞっ！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ!

シャロ「ひっ！」

リゼ「幼稚園なんか行かなくていい！ここあはずっとわたしのものだ！」

千夜（妄想の中でいったい何が……？）

※『リゼちゃんが許可しない』

――――――――――――――――――――――

『お休みの日』

――深夜　リゼの部屋――

ここあ「みんなといっしょ♪」

千夜「りぜちゃん、ここあちゃんとベッドで寝てくれていいのよ？」

リゼ「いいんだよ、せっかくだしみんなで並んで寝たい」

シャロ「チノちゃんはどこにする？」

チノ「では、ここあさんの隣で……//」

千夜「シャロちゃん、お隣で寝ましょ～」

シャロ「変なことしないでよ、絶対だからね？」

千夜（隣では寝てくれるのね）

リゼ「布団被ったか？それじゃあ消灯するぞ～」

リゼ「ここあ、おやすみ」ﾎﾟﾝｯ

ここあ「んっ、おやすみなさい」

※『みんなといれば幸せ』

―――――――――――――――

『帰結点』

チノ「…………すぅ」Zzz

千夜シャロ「…………」Zzz

リゼ「………………」

リゼ（明日は、どんな楽しいことがあるかな……）

ﾓｿﾞﾓｿﾞ

リゼ「んっ……？」

ここあ「りぜちゃん」ﾋｮｺ

リゼ「ここあ……？」

ここあ「っ……」ｷﾞｭｯ

リゼ「どうしたんだ？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ここあ「……ここで、ねてもいい？」

リゼ「……！」

リゼ「……ああ」

リゼ「――いっしょに、寝よう」ｷﾞｭｯ

ここあ「ありがとう……りぜちゃん//」ｽﾘｽﾘ

リゼ「…………」ｽｯ

――ﾎｯﾍﾟ　ﾁｭｯ

ここあ「んっ……♪//」

※「リゼちゃんが好き」

――おしまい♪